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ドル円が150円くらいになると輸出産業は儲かる?

noname#212174の回答

noname#212174
noname#212174
回答No.5

円安、通貨安が輸出に有利なのは本当です。 ただ、日本とタイでは条件が違うのでいまの日本の参考にするのは無理があります。 ポイントは「輸入と輸出のバランス」、「タイバーツのペッグ制」と「投資」といったところにあります。 まず、輸出と輸入が同じだと輸出品が高く売れても、輸入品の値段も高くなってしまうので「いってこい、チャラ」です。 しかし、日本は輸出が多めなので、輸出が増えることは景気が良くなることにつながります。(かなりおおざっぱですが原則そういうことです。) ちなみに「円安」はドルにとっては「ドル高」です。 日本人にとって「円高」が進めば進むほどドル建ての商品が安くなっていくように、逆に「円安/ドル高」になると今度はアメリカ人にとって日本製品がどんどん値下がりしていくことになります。 1ドル150円なら日本製品がほぼ半額のバーゲンセール状態です。(ここもざっくりの原則論です。) ただし、一気に150円になるような円安は混乱のもとです。輸出産業も輸入産業も計画が狂ってしまうので大変です。また利益が社会全体に還元されるには時間がかかるので、輸入品の高騰で苦しくなった生活はすぐには改善しません。 一方、タイは通貨危機以前は「(ドル)ペッグ制」といって簡単にいうと無理矢理バーツ相場を固定していました。 海外の投資家にとってはバーツ安で損するリスクが少ないので安心してたくさん投資していました。しかし、だんだん経済の実態とバーツの値段が釣り合わなくなって無理が出てきます。 そこに目をつけた投機筋が高すぎるバーツを売れば儲かるとふんで売り攻撃を仕掛けました。国を相手の大バクチでしたが、最終的に投機筋が勝ってしまい、ペッグ制を止めざるをえなくなったタイバーツは暴落して入っていたお金がどんどん逃げていってしまったのです。 こうなると「バーツ安」で少々輸出が増えたところでまったくそれに追いつきません。 投資は呼んだからといって来るものではないので、バーツ安を武器にコツコツ輸出を増やしていくしかないということになります。 あえて日本と比べるなら高度経済成長期前のまだ貧しい時代が近いかもしれません。

ap0o
質問者

お礼

回答いただきありがとうございます。 そうであれば、日本人の消費者や輸入関係者に負担がかからないように、 日銀が裏付け無しに日本円を無料配布し、それでも足りなければ為替介入で とことん円を売りまくれば確実に円の価値は下がると思いますがこれには問題がありますか? 勿論、急激な変化でショック死してしまっては大変ですのではじめはゆっくりを行う必要があると思いますが。

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