なぜ原発事故の責任を追求しないのか？

質問

メディアも評論家もコメンテーターも住民も原発事故の責任を激しく電力会社に追求しないのはなぜですか？企業の不祥事は徹底するのに何故原発事故の責任は糾弾しないのですか。菅首相を辞任させようとメディアも政治家も躍起になってこてんぱんに批判してますが、なぜ電力会社は攻められないのですか？はっきりいって批判の仕方が手ぬるいと思います。お金の問題で発言しないなら電力会社の飼い犬と同じですよね？

回答No.4

517hama

日本の近年の流れで、まずは責任をとらせる

問題を起こした人間を追求し、犯人捜しをして、謝らせて職を辞させればそれで一件落着みたいな風潮が、事故を解明し、本当の原因（人のミスなのか、設備の問題か、運用上の問題か、設計上の問題か等）を探る前に、まず誰が悪いかでわかりやすくしています。

システムや仕組みには複合的な要因が入り組んで事故は起きます。
事故原因の究明には、犯人捜しではなく、原因を分析し、対策を打った上で、その責任の所在を明らかにして初めて追求をすべきです。

どちらにしても、原発は専門的な技術の固まりです。誰かのミスが事故を起こした原因かもしれませんが、その人達がいなければ、一般の人には解決できない部分もたくさんあります。

今は追求の前に現状への対処が優先だからです

お礼

原発の複雑性が議論や責任追及を弱めている事は私も十分承知しています。
物理的な知識が要求される分野ですし、技術的な内容は一度聞いてもなかなか理解が難しいと思ってます。

ただ、だからといって議論を放棄してしまうのは危険だと思うんです。

仰る通り、かなりの検証が必要な大事故だと認識しています。

ただ、今の風潮をみる限り、事故原因の追究と情報公開が不十分なところもありますし、国民の間にも論争が巻き起こる気配は見られないと思うんです。
肝心の政治家すら政局で右往左往している始末です。

私の質問の書き方では「電力会社を犯人としてこらしめるべき」と捉えられたかもしれませんが、わたしは犯人を特定することに主眼を置いているわけではありません。そのこらしめる過程、議論する過程、批判する過程が継続される事によって、原子力の安全性への緊張感がもっと高まり、今後の対策がもっと厳しくなる事を願っているのです。

対処はパンピーには技術的にも貢献できませんが、原子力の安全性についての議論には参加できると思うのです。

その意味で、マスコミはもっと鋭い姿勢を示してほしいと思ったまでです。