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原発事故の今後の対策について

jama2299の回答

  • jama2299
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回答No.5

全く手の打ちようのない福島第一原発1号炉のような場合、おっしゃるように、炉心ごと海中投棄してしまうことぐらいしか回避策がないのです。核分裂性放射線の最大の遮蔽物は「水」なのですから。 かつて、ソ連崩壊時に多くの旧ソ連海軍原子力潜水艦が解体され、核燃料装荷されたままの状態の原子炉数百基がベーリング海沖に海中投棄されております。(原潜用小型原子炉は、直径1メートル程度の炉心で、大方、使い捨てタイプ) 東電の福島第一原発事故の問題は、初期のBWR型であったことにあり、緊急炉心冷却装置(ECCS)が「最後の砦」となており、それから先は「緊急対応」として外部から水(海水も可)を炉心へ強制的に注入するしか考えられていないのです。 関電、九電等のPWR型の原子炉は、炉心の外に復水炉に海水が循環しており、緊急時には簡単に炉心へ海水が注入される仕組みとなっております。 近年の原発は、ABWR型や小型PWR型とか安全性も大きく改良されたものとなっておりますが、原発問題の根本は、原子炉の構造ではなく、核サイクルの使用済み燃料の処理自体にあります。 一度、臨界して燃料集合体から発生した核分裂性放射性物質は、決して自然界には存在しない物質であり、地球上のあらゆる生物に有害で、半永久的に存在し続けるということです。 使用済み燃料の再処理によって多大なプルトニウムと高レベル核廃棄物が生まれてきており、未だ、それらを安全に保管する場所がこの地球上にはないということです。 1970年代に開発されたスペースシャトルは、1979年のスリーマイル島原発事故後その設計が変り、明らかに核廃棄物を乗せて外宇宙への投棄を目的にするようなカッコウになりましたが、1983年のチャレンジャー号の爆発事故で米国も大きく舵取りを変えました。 今回の福島第一原発事故は、日本国民にこれらの危険性を学ぶ機会を与えてくれたものと思います。 現有の原発をいくら止めても、これらの危険性は何ら変りないのです。 「パンドラの箱」は既に開け放たれていることを、我々が思い知ることから始めなければなりません。

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