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がんと悪性リンパ腫の違いについて

例えば胃においては、胃がんと胃悪性リンパ腫などが別のものとして考えられていますが、これらの間にはどのような違いがあり、またどちらの方が危険なものなのでしょうか? また、骨や脳などではがんという名称を聞いたことがないのですが、なぜこれらの機関では~がんではなく、~腫などと呼ばれているのでしょうか?

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  • rokutaro36
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回答No.1

がん、悪性腫瘍、悪性新生物、肉腫、上皮内新生物…… 色々な言い方があって、わかりにくいと思います。 がんも、「癌」「ガン」「がん」と表記が3種類あります。 医学的に言えば、一般的にがんと呼ばれている物は、 「悪性新生物」です。 悪性新生物の中には、悪性新生物と肉腫も含まれますし、 白血病、リンパ腫、ホジキン病など色々なものも含まれます。 このように呼び方が異なるのは、発生形態が違うからです。 例えば、肉腫とは、骨、軟骨、脂肪、筋肉、血管などの 非上皮性細胞由来の結合組織細胞に発生する悪性新生物 ということです。 非上皮性細胞由来とは…… という話を理解するには、人間の細胞とは、最初、 一個の卵子が分裂して……という話から始めなければなりません。 卵子が次々に分裂していくに従って、 ある細胞は、上皮細胞という細胞になります。 これは、人間の表皮を覆う細胞です。 例えば、口、食道、胃、腸の空洞は、人間の内側ですか?  外側ですか? そう、人間の外側なのです。 なので、口や胃の粘膜と皮膚とは、もともと同じ細胞…… 上皮細胞なのです。 この上皮細胞にできる悪性新生物を、「上皮癌」という言うのです。 ちなみに、「癌」と書くときは、固形の癌で、 「がん」と書くときは、白血病のように液体のがんも含まれる…… というのが一般論です。 骨の癌は、骨肉腫と言います。 脳の癌は、脳の悪性腫瘍と言います。 細胞が死んでいる「爪」と「毛」以外には、どの部位でもがんになると 言われています。 ご参考になれば、幸いです。

inmo87
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 とても参考になりました。

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