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原子力発電所の立地について・・。

今回の福島原発の事故を見ていて感じたのですが、 どうして原発は、海岸近くの低地に造るのでしょうか? 原子炉冷却のための海水が低いほど 汲み上げやすいからですか。  漁港や水産加工場などは、海面から低くなければ機能的でないですが、絶対に浸水しては いけない原発は、最低でも、海面から20メートルの高台に造るべきだと思うのですが・・・。 他の原発も、せいぜい10メートル内外の所にあるようです。

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  • 0909taka
  • ベストアンサー率28% (47/163)
回答No.4

善悪の話はひとまず置いておいて一般論の話をします シリコンという物質があります。平たく言うとただの「石」です。 これは地球上のどこにでもあり、炭素に次いで多くある物質です。 しかし、工業用シリコンを産出する場所は非常に限られています。 地球上のどこにでもあるのに、産出する場所は限られてるというのは何だか変な話ですが 「コスト」という言葉を入れると直ぐに答えが出ます。 例えば純度50%のシリコンを精製するのと40%のシリコンを精製するのではコストが20%違います。 純度50%の場合に年間100万トン精製して得られる金属シリコンは40%の場合20万トン余計に精製しないといけないということです。1万トン精製するのに10億円必要なら年間200億円の損出がでる計算です。 そしてこの200億円は販売額に転化されます。 コストだけが全てではないのは当然ですが、企業においてコストはもっとも重視すべき項目であるのも事実です。特に大企業の場合は仕入れ単価が1銭違うだけで年間で億単位の違いになることもあります。まさに企業の存亡の掛かる問題です。 こういう場合、公的機関が規制を行い企業のコスト競争を抑制しようとするのが普通です。 特に安全性を重視する産業(医療や運輸、建築、食品、その他)においては公的規制の割合が大きくなります。公的機関が安全に関して法律で規制をしないと企業は安全マージンを削ってでも、どこまでも利益を追求する性質をもっているのです。 しかし、公的機関の介入や規制は癒着と利権を生み出す諸刃の剣です。 電力会社というのは一方で営利企業であり、一方で公的機関であるという特性があり、その活動は常に微妙なバランスの上に成り立っています。 海面から20メートル上げるというのは、こうした様々なことを考慮する必要があり、簡単そうで案外難しい話なのです。

mkot
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 今回の事故で、原発は、それなりの安全に対するコストをかけないと何兆円もの経費が かかる事がわかりました。 どの原発も、海岸からの画像を見ると海岸に近すぎるのが気になっています。  やはり、十分、余裕を持った高さに建設するべきです。 シリコンは、どこにでも、十分にある元素です。でも、 純度の高いシリコンは、貴重品です。 半導体の原料になる、高純度、テンナイン(99.99999999)の シリコンは、金より価格が高いようです。

その他の回答 (4)

noname#252164
noname#252164
回答No.5

原子力発電所はどうしても冷却水が必要です。 ポンプで水が「吸える」限度は10Mですから、本体を高いところに作ったとしても低いところにどうしても設備が必要になります。 あと、あれだけでかい設備作るには岩盤まで杭打って岩盤に固定します。 だいたいにおいて、海岸の地質って軟弱ですから(所詮砂ですし)、そこを削ってやらないときちんとした建物は建たない。

mkot
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。

  • ucok
  • ベストアンサー率37% (4288/11421)
回答No.3

狭いニッポン、陸側だけ土地を地上げできれば済むからだ、と思っていましたが。避難するにしても同様かと。

参考URL:
http://www.green-act-saitama.org/genpatsu/genpatsu-map.htm
mkot
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。

  • MOMON12345
  • ベストアンサー率32% (1125/3490)
回答No.2

海水による水冷方式の方が構造が簡単で熱交換効率が良く、安価に出来るからでしょう。 その代わり海水温度が上がってしまうなどの害もありますけどね。 高いところに作るのは簡単ですが、これにもコストがかかります。 安全よりも安価に、浮いたお金は天下り団体やファミリー企業に流すというのが原子力政策です。 水がない場合は空冷で、大気との間で熱交換をさせます。 この場合空気は水より比熱が小さいので熱交換機が大型になります。 福島第一も設計時はもっと低い津波しか想定していませんでしたが、後に見直しをしています。 これも、見直しした値で足りるのかとの疑問を東京電力は否定しています。 現状考えられる津波以上の安全余裕を持っていると、東電はホームページに書いています。 しかし過去に日本で起きた津波の高さすら全く想定されていませんでした。 原子力発電自体は適切な管理のものとで運転されればさほど危険なものではないと思います。 しかし東電や政府は、原発を安全に運転する能力を持っていないというのが現状でしょう。

mkot
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 原発の通常時の運転技術は、確立されていると信じています。 問題は、防災対策だと思います。 防災対策は、「技術」の問題では無く 「心構え」の問題です。  防災対策を怠ると、いかに酷い目に会うかが、今回の事故でわかったと思います。 福島原発の事故は、津波の規模に関係なく、人災です。

  • tilltill
  • ベストアンサー率35% (32/89)
回答No.1

火力発電所や原子力発電所は,容器で水を沸かしてその蒸気をつかってタービンを介して発電機を回して発電しています。 タービンをまわした蒸気は,また水に戻して容器に送り込み再利用します。 その「水に戻す」というために冷やす必要があります。 その冷やすのに「海水」を使っているのです。 もっと効率的に冷やせる別のものがあれば海岸近くになくてもいいです。 国外では河川の水で冷やしたりもします。 日本は土地が狭く河川の水量も少ないのでどうしても海になってしまいます。

mkot
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。

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