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なぜ東京の水道水にヨウ素が?

radioman_2011の回答

回答No.3

福島原発の事故で大量の放射能が北関東を汚染しました。 まき散らされた土壌の表面に薄く積もっていましたが、今週の雨で一気に洗い流されて、利根川水系に流入しました。このため、利根川(江戸川)水系が放射性ヨウ素に汚染されています。 原発に近い地域や、少し離れていても風下にあたる地域では、無視できないほど土壌が放射能で汚染されている場所もあります。こういう地域では簡易水道などが汚染され、大人の摂取基準値を超えてしまった例も出ています。 作物の放射能汚染には複数のルートがあります。ひとつは土壌中の水分に溶けた放射能を根から吸収して蓄積するものです。これはごく微量なため、根菜類の危険度は高くありません。もうひとつは空気中のガス状の放射能や放射能を含んだチリを表面に付着させて汚染が蓄積します。放射性ヨウ素は葉の表面の気孔から取り込まれて葉に沈着するとされています。このため簡単な水洗いでは放射能は取れず、茹でこぼしなどで放射能を減らすことができます。 放射性ヨウ素は半減期が短いため、体内に取り込むと危険度が高い物質です。放射性ヨウ素はβ線を出しながら崩壊していきます。減期が短い物質ほどβ線がたくさん出るので、内部被曝を起こしたときに傷害を起こしやすいのです。他にもセシウムやストロンチウムなど、生態濃縮されて健康被害を起こす放射能はいくつかあります。

syokorappi
質問者

お礼

ありがとうございます。 よくわかる説明感謝です。 半減期が短い物質ほど内部被爆を起こしたときに怖いのですね。 逆だと思っていました。

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