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日本人が英語下手な理由
- 日本人が英語下手な理由とは?文法の違いと発音の複雑さ・単純さが原因か
- 日本人の英語下手の理由は文法の違いと発音の難しさが主な要因
- 日本人の英語苦手の理由を考えてみる。文法の違いや発音の複雑さが影響か
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(1)も(2)も本当だと思いますよ。 (1)の補足ですが、確かに語順等も違うのですが、根本的な構造が違う点が大きいのではないでしょうか。屈折語(ヨーロッパ系の言語で、主語等々によって動詞などが活用される)と膠着語(述語の重要性+助詞の存在)の違い。それから、英語は、他のヨーロッパ系言語よりも動詞の活用が不規則で分かりにくい点も難しくしている原因の一つだと思います。動詞もそうですが、英語は文法も論理的ではなく、他の言語の文法が少しずつ混ざっていたりするので、特例が多い分、覚えにくいと思います。 (2)発音については、英語に必要な音素を作り出せるかと言う点と、英語の綴りを正しく発音できるかと言う点があります。音素(たとえば日本人にとって大変なrとlの違い等)については練習あるのみですが、綴りの方は英語圏の人間でも苦労するくらいですから日本人にとって難しのはしょうがないと思います。 日本人と比べると中国人の方が英語が堪能だという点ですが、教育の仕方が違うからだと思います。日本では主に日本人の先生が文法を中心に様々なスキルを教えていくやり方で、基本的には日本語で教えているはずです。もちろんそうではない学校もありますが、大多数はそうだと思います。かいつまんで言うと、日本人は英語を聞く為の耳が育たないまま文法教育をされているので中々身につかないのだと思います。英語が堪能な方は、国籍は関係なく、英語を肌身で感じる生活をしている人たちです。教科書を開いて勉強するのではなく、自分から進んで話したり書いたり、聞いたり読んだりしている内に英語を使いこなすための脳神経が発達するんだと思います。 デーブスペクター氏が言っていた「カタカナ語」と言うのもこの教科書で学んだ、標本のような英語と普通の人が話している生きた英語の違いの事を誇張して話していただけだと思います。たとえば、Ice Creamは英語では2拍でceはsと言う音(無声子音)で、Crは一つの子音のように発音されますが、カタカナ語だとアイスクリームと7拍になり、ceの部分はsuと言う音(有声子音)になります。ふつうの英語の会話で「アイスクリーム」と言われても、英語圏の人は基本的に理解できないと思います(彼らにはきっと、I sue coolie moo)のように聞こえるはずです)。
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- Harry721
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(1)の文法の違いは関係ないでしょう。 文法は語学学習の障害にはなりません。 事実、韓国語は日本語と文法がほとんど同じですが韓国人は英語が得意です。 中国語の文法は英語とは全く違います。 それなのに韓国人や中国人が日本人に比べれば英語が早く上達するのは発音が近いからだと思います。近いというよりも、お互いに複雑な発音を備えていて、英語の発音に馴染みやすいということです。 例えば英語は母音の発音が30くらいありますが、韓国語も母音の発音が多く、中国語は母音の数はすくないものの四声があるので母音の複雑さに慣れやすいと考えられます。 言語というのは発音だけではなくリズムがあります。 この点でも日本語にはリズムが全く無く英語とは対局にある言語といえます。
お礼
いやまあ、下手に知りもしない中国語の例を持ち出した私が悪いのですが。 中学校で初めて英語を習ったとき、主語のすぐあとに動詞が来ると知りました。それは日本語では述語にあたります。なんで?と中学生の頭では混乱というより、受け入れられなかったのです。そんな言葉(言語)があっていいはずはない、と。 言語の学習に「なぜ」はない、そういうものだと思って覚えろ、と言われるのですが、それは覚えた人だから言えること。これから学習しようとする者にとって、そこが大きな壁になる、というのが私の考えです。 中国語は主語のすぐあとに動詞が来る、という点では日本語より英語に近いと思ったのですが、全く違うということは、主語のあとは動詞ではなかったのですか。もう少し勉強します。 また、韓国語と日本語は文法がほとんど同じ、ということは、単語の置き換えだけで理解できるということでしょうか。だから日本人にとって韓国語は習得しやすいのですね。 いろいろ教えてくださり、ありがとうございました。
文法の違いもありますよね。 日本語は、相手の格付けによって段階的に変化する文法があります。 これは5段階あると聞いています。 海外の言語には、こういった複雑な言語システムが存在しません。 逆に日本の特徴と言って良いでしょう。 私が知っている英語で面白いと感じるのは、「Virgin(バージン)」です。 男性なら「童貞」、女性なら「処女」を意味しますが、英語では1種類しかありません。 英語だと、男性か、女性かを宣言しなければなりません。 でも、日本語だと、言葉1つで、女性か男性か、すぐに分かります。 発音については、日本語は「50音」と言うくらい、言語自体の「音」の数が充実しており、海外の言語の約 2倍近い「音」を使い、言葉を発しております。 英語では、「26音」の組み合わせで、すべて話せる。 逆に考えれば、この「音」の多様さ、複雑さが、他言語への変換を邪魔していると言えるでしょう。 だからといって、日本語が他の言語より劣っているとは思いません。 むしろ、その数の多さが、日本人の思考能力や言語をより豊かにしていると言えます。 そして面白いのは「カタカナ」、これらは、他言語を吸収する際に多用され、日本語へ組み込む事が出来ます。 何よりも、日本語の中で、日本語は、常に発達しています。 英語での新語は、アルファベットが、複雑になるか、文字数を増やすしかありません。 日本語は、漢字の組み合わせで、様々な状況を表現出来ます。 そういった意味では、日本語は、言葉遊びに最適な言語かも知れません。 例えば、俳句、川柳、等は独特の表現があります。 私は、他の言語を批判するつもりは全くありませんが、日本語は、人類が扱う言語で、最も高位 かつ高次元の言語であると考えます。
お礼
さっそくのお返事、ありがとうございます。 最初の「文法」というのは敬語法のことでしょうか。 言語に優劣はない、というのが一般論ですが、ただそこに他の言語を学びやすいかどうかの違いがあるのではないか、というのが質問の概要でした。 言葉についてあれこれ考えるのは、好きなことですので、楽しいですね。 ありがとうございました。
- cincinnati
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>というわけで、日本人が英語が苦手な理由は >(1)文法の違い >(2)発音の複雑さ・単純さ >の順だと思うのです。 つまり日本語と英語には共通点が少ないということだと思いますし、お説はその通りだと思います。フランス語のマニュアルを読んだことがありますが、辞書があればそのまま英語から類推で結構訳せることがわかりましたし、ドイツ語などもどうようだと思います。従いましてヨーロッパでは複数の言語を自在に操る人が結構いるというのもうなずけます。 つまり日本語と英語があまりにも距離があるので、日本人が英語を学ぶ場合は他のヨーロッパ諸国の英語に近い言語の人達と同程度の学習時間では十分でないことと、にも関わらず英語に関わる時間が少ないことにより英語のレベルがあがらないという二重の足かせによると思います。 文法に関して色々なことが賛否両論ありますが、文法を知っていることは知らないことよりはるかにその後の学習に益となりますが、学問として取り組んできた結果、学習者が誤りを必要以上に恐る心理的な呪縛に陥っており、本来自由に発言したり、意見を交換すべきときでさえ、無言で通してしまうという悪循環に陥っております。学習にもっとも必要と思われることが除外され、放置されきたという、本末転倒が起こっていたのです。 従いまして、3番目として日本人が英語が苦手な理由に「間違いをおそれること」をあげておきたいと思います。4番目とし「絶対的な英語に関与する時間数の不足」を追加しておきたいと思います。
お礼
ああ、そういうこともありましたか。 おっしゃるとおり、間違いを恐れるのは、自分のことをふりかえってみても、たしかにその通りと思えます。やはりそこは、文法学習と、ミスのない文を作ることに重きを置く教授法からきたものなのでしょう。 ありがとうございました。
- 巧(@TYR_efes)
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んー・・・概ね質問者さんの説に賛同致します(酔汗) 膠着語それ自体がマイナーな存在ですもんね(´_`;ゝ 韓国語と違って日本語はそれ程発音重視でない事もあるかと・・・ 故に外国の方が懸命に話すカタコト日本語であっても、何とか 意味を汲み取ってしまえるから不思議です。 最も大きな要因は・・・方言はあるとしても、世界でも類を見ない ほどの「単一言語」社会なので日常的に英語を駆使する機会に乏しい という環境にある事なのかもしれません。
お礼
あー、なるほど。言語習得の環境に乏しい、ということですね。 納得のりゆうです。島国で孤立していますからね、日本は。 ありがとうございます。
お礼
(1)について。この動詞・助動詞の活用という点に関しては、外国人が学びにくい点だと思います。カ変サ変を特例としても、五段・上一・下一の三通り×十行くらいの、膨大なパターンの変化。「ひたすら覚えるしかないのよ」とお経のように唱えて覚えようとしていた外国人学習者にあったことがあります。まあどこかの国の女性名詞・男性名詞もええかげんにせいよと言いたいものですが。これはどっちもどっちというところでしょうか。 (2)につきましては、まったくおっしゃるとおりです。 英語の授業でいろんな発音記号を習いました。アだけでも5~6通り。日本語でしたら「あ」で済むのに。ちょうど、虹の色を国によって何色と見ているか、という話を思い出します。赤青黄色の三色と見ている国の人に、緑も紫もあるだろうと言っても見えないようなもので、aとvをひっくりかえしたやつが違うと言われても、「あ」なんですよね…。 さらに、「拍」という観点は卓見と存じます。単に発音と言わず、その見方でみれば、なるほど日本語は1文字1音節です。そこの違いもまた外国語学習への障碍となっているのでしょう。 ありがとうございました。