• ベストアンサー

ゲル電気泳動について

ゲル電気泳動についてある本に 「以下の問いの正誤について答えよ。 ゲル電気泳動は、分離後ゲルからタンパク質を回収する事はできない。 この回答として、誤りで、以下の理由はこうかいてありました。 ゲルからの回収率は、決して良くはないが回収でき、一次構造決定、抗体の 作成等に用いる事ができる。」とありました。 これを読んで私はこう思いました。 ゲル電気泳動は、分子サイズ(分子量)の小さいものが先に溶出するので、 タンパク質が分子量が大きいことより後から溶出するので、ゲルからの回収率が良くない ってことでしょうか? ご存知の方がいらっしゃいましたら、ご返答よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • takotako4
  • ベストアンサー率100% (1/1)
回答No.1

こんにちは。 ゲルは網目構造になっているため、小さい分子は溶出しやすいですが、大きい分子は 溶出しにくいのです。 ただ、全く溶出しない訳ではありません。しかし、大きい分子では網目に引っかかり やすいのです。立体構造が複雑だったりすることも要因のひとつですが・・・。 ゲル濃度にも大きく依存しますので、高分子であってもゲル濃度が薄ければ溶出効率 は上がります。私もアミノ酸配列分析のための蛋白質回収効率をゲル濃度と泳動時間 の工夫で上げて、成功したことがあります。 ちなみに、溶出方法にも色々あるので方法によってはかなり回収できるものもあります。 例えば、泳動後のゲルを小さくカットし、専用の機械にかけ、さらに電気をかけることで ゲルから溶液中に蛋白を電気的に溶出することで高収率を期待できる商品もあります。 『ゲルからの電気抽出』などで検索されてはどうでしょうか?

Skyworldman
質問者

お礼

ありがとうございました。 返事が遅れてしまって申し訳ございませんでした。 無事、解決しました。

関連するQ&A

  • 電気泳動

    でタンパク質の分離をしました。 電気泳動ではマーカー、SDS、タンパク質をゲルに注入しました。 電気泳動の結果、マーカー、SDS、タンパク質それぞれに発色した タンパク質が見えています。マーカーの分子量は1つわかっていますが 、マーカーの列には5箇所くらい発色があるのでどこが与えられている分子量なのかわかりません。また、SDSの列には1つ発色がありますが、これは何を表しているのでしょうか? SDSを使う理由はタンパク質の構造を変性させ、分子量の差だけで分離 することを目的としていることはわかります。

  • 電気泳動での精製について

    電気泳動(PAGEなど)で DNAとか酵素とかを分離させた後、 そのバンドの出ている部分を切り取って 精製をかけたいと思います。 しかし、PAGEの中から出さないと 精製したものとして分析できないので ゲルから液中に出してやりたいのですが このときになるべく損失なく 回収する方法は無いものでしょうか? 私が考えているのは、 DNAや酵素を通さない程度の 透析チューブにゲルの破片を入れておいて 横移動型の電気泳動容器で泳動させると チューブの中でゲルからDNAなどが流れて そのあと遠心分離で上清を回収すると 精製がかかっているんでは? とか思っています。 どうでしょう? 無理があるのでしょうか・・・。

  • アガロースゲル電気泳動で

    ちわっす! 答え魔ぽんたくんでっす♪ 今日は困ったコトがあって、投稿しました。 DNAマーカー(λ/HindIII)を1%アガロースゲルで電気泳動してるんだけど、DNAが高分子の部分でスメア状のバンドを作って上手く分離できません!! (DNAがすべて、高分子エリアにスメア状バンドとして集まってしまいます) (T_T) 泳動バッファなどの試薬は調製済みのメーカー製プレミックス品を使っているので、試薬の組成は合ってます。 希釈率にもミスはありませんでした。 この場合、どのような原因が考えられますか? <条件> ・泳動バッファ(TAEバッファ) ・ゲル(1×TAEバッファでアガロースを溶解した1%ゲル) ・電圧&時間(50v,90分) ・DNA量(100ng,10ng,3ng,1ng,300pg)

  • ゲルろ過について

    ゲルろ過についての質問です。これから行う実験で蛍光色素Cy5(アミノ基に共有結合するもの)をたんぱく質に標識させて電気泳動にかけたいのですが、前処理としてゲルろ過させてfreeのdyeを取り除きたいのです。一般にゲルろ過は 1膨潤させた担体をカラムに充填する 2サンプル(蛍光標識させたものとfreeのdyeの混合物)を添加する。 3分子量の大きい蛍光標識させたものが溶出されるまで溶出bufferを加え続ける。 という手順を経ると思うのですが、3の溶出bufferは加えずに、自然に溶出してくるのを待つというわけにはいかないのでしょうか。教えて下さい。

  • SDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動法

    大学の実験で、上記の電気泳動法を使って、オボアルブミンの分離を行いました。分子量マーカーにはホスホリラーゼb、BSA、オボアルブミン、炭酸脱水酵素の標準タンパク質混液をつかいました。 40mAで60分電気泳動をしたのですが、一番分子量の高いホスホリラーゼbがまったくと言っていいほど移動しませんでした。 この電気泳動法で、移動速度が遅くなったり、移動しにくかったりする要因は何だと思いますか? 誰か教えてください(*>_<*)

  • ゲル電気泳動について

    制限酵素(XhoIとEcoRI)処理された試料があるのですが、アガロースゲル電気泳動をしたうえで、バンドが何点か出てくるのはわかります。 そこで各バンドを見ることはできるのですが、どことどこを比較したらいいのかがわかりません。 ぜひ教えてください。 電気泳動では分子量を比較するのはわかりますが、バンドの取る位置でかわるので、バンドをどう取るかによると思うので、バンドの取り方を教えてください

  • 電気泳動について

    電気泳動について 電気泳動(SDS-PAGE)を用いて、タンパク質をバンドとして出現させた際に、近くのバンド同士が接近しすぎていて、あいまいになってしまった際に、そのあいまいになってしまっている個所のゲルを切り出して、再度SDS-PAGEをすることは可能でしょうか。 また、どのようにして一度ゲルの中にバンドとして出現したタンパクを抽出?精製?するのでしょうか。 語彙の使い方等で、不適切な箇所があるかもしれませんが、ご存知の方、ご回答よろしくお願いします。

  • 電気泳動で分かる事は…

    先日、実験で電気泳動をしました サンプルは以前解剖したマウスの臓器です 結果何本かのラインが現われレポートに 電気泳動の原理と結果を書いて 提出いたしました。 ですが…私には各臓器の分子量は分かっても 分子量が何を意味するのかがわかりません 臓器にとっての「分子量」とは 何でしょうか? 分子量が何を意味するのかではなく 謎のサンプルが何の臓器なのかを 電気泳動でわかるのでしょうか? 長い実験工程の一部に電気泳動があり それをただ見たようで これが何を意味するのかが分からないように思えます 実際の現場では何を知るときに使うのでしょうか? どなたかご存知の方よろしくお願い致します

  • 電気泳動(SDS-PAGE)のタンパク質変性の原理?

    電気泳動(SDS-PAGE)で、タンパク質サンプルをSDSと2-メルカプトエタノールで加熱処理すると、タンパク質のS-S結合が切れ、1本鎖になり、マイナスの電荷を帯びるために分子量に依存して分離されるという原理は理解しておりますが、その1本鎖分子が横状のまま流れるのと縦状で流れるのとでは、アクリルアミドゲルの網目構造での分子ふるい効果に影響がでると思います。 ようするに横状では泳動スピードが遅く、縦状では泳動スピードが速くなってしまうと想像しております。 この辺の原理を教えてください。よろしくお願いいたします。

  • 電気泳動に原理について教えて下さい。

    電気泳動は、あるDNAの配列が知りたいときに、そのDNAを染色した後に特異的な場所でカットし(これって何て言うんでしたっけ?)ゲルに入れて、電圧をかけて分子量ごとに分けるという方法だったと思うのですが、 ・電圧って何Vくらいかけるのでしょうか? ・http://web-mcb.agr.ehime-u.ac.jp/bunnshi/page.htm こんな感じでいくつも並んでいますが、この列は何を表しているのでしょうか? ・一つの列にいくつも線が見られますが、それぞれの線が何Daなのかは電気泳動を行った条件と時間によって算出するのでしょうか? 全く電気泳動のことを分かっていないのでどなたか教えて下さい。