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世界各国の景気・不景気の違い
- 世界各国の景気・不景気の違いについて、経済に詳しくない人でも理解できるように解説します。
- 経済とは、国や地域の物質的な活動や経済的な状態を表す指標です。不況とは景気低迷や経済の停滞を指し、好景気とは経済の活発な状態を指します。
- 世界的な不況が起きた場合でも、国や地域によってその影響は異なります。戦争などの特殊な要因によって特需が生まれる場合もあります。一つの国が不況でも、別の国が好景気になることもあります。
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経済の仕組みはグローバル化でかなり複雑になっており、理解しているはずのエコノミストでも将来予測は難しいのですよ。 最後の質問だけに答えましょう。 全ての場所で不況またはそれに相当する現象が発生する可能性は、近い将来かどうかは別としてあります。また、大半の国が好況になる可能性もいつあるかは別としてあり得ることです。 何故か?まず経済とは何かと言うことです。経済活動は生産活動、社会活動によって得られる付加価値です。その価値を高めていくことで資産を増やし、それが富となるのが今社会の構造です。これを資本主義というのです。今はお金が基準で世界では米ドルが基軸通貨として使われますが、20世紀初頭の世界恐慌まではドルではなく金(Gold)が基軸だったのです。 そして、世界恐慌と呼ばれる言葉あるように、人類は何度か世界またはそれに相当する社会が同時に不況になる瞬間を見ています。ただ、世界の潮流に入っていなかった国は、それには無縁だったというだけの話です。そもそも、まだ世界資本の力に属していないわけですからね。価値の視点が違い地域によっては食事が得られることかもしれませんし、子供が多いことだったかもしれません。即ち、金やマネーが基準ではない社会ではお金の潮流による好況、不況が存在しないのです。 では、世界の景気が停滞または下がる瞬間はどこなのかというと、付加価値が生まれなくなった瞬間です。例えば、質問者様が有名なデザイナーで服を作っていた。そのデザインした服はこれまでは1着10万円だった。原価は100円で10万円になれば、1000倍の価値があります。これが付加価値です。 ただ、それだけの価値があるかどうかは、人によって違います。高すぎると思う人もいるでしょう。安すぎるという人もいます。ただ、買う人がいて生産量(供給)と販売量(需要)が釣り合っていれば商売は成り立ちます。 これが、経済の仕組みなのですが、価値を決めているのはこの需要と供給のバランスです。 もし、そういったデザインが他にも出てきて100円で売られるようになれば、等価になりビジネスは成り立たなくなります。景気の善し悪しはこの繰り返しで、全てのもの例えば土地代、部屋、食べ物などに与えられた価値の上下とそれを加工したときに得られる利益の幅で決まるのです。即ち、投資(お金とは限らず、人や物も含みます)の仕方です。 付加価値ビジネスには常に新しい発想と技術を作り続けなければならないという縛りがあり、同じものに甘んじるといつかビジネスが逆回転(借金を産む)を始めるのです。そして、上の例でもう一つ言えるのは、必ずしも10万円の品が将来も10万の価値があるものではないということも言えます。即ち、実態価値と販売価値が不釣り合いなこともあるのです。時間が経つことで付加価値が高まる商品もあります。プレミアや骨董と呼ばれる物です。 それをまず頭にしっかりと入れて下さい。 さて、基本的な価値のあり方は分かったはずです。 そこから世界に目を向ければ簡単です。 世界経済は単一の基軸通貨を基本としています。全体として成長期の時はお金が投資に回ります。 即ち、先に述べた10万円で売れていた服が100万円になるかもしれません。買った時100万だった車が200万だったらびっくりでしょう。 しかし、物の価値には限度があります。それはそんな価値がないと人々が気づき始めると、価値が下がるのです。特に、株式や債券が値下がりすると多くの人や企業は、生活のお金を確保しようと奔走します。即ち買ったときより安くとも、ものを売って価値を確定させるのです。 すると、物の価値を高めて売るというビジネスが停滞するのです。お金の価値は基軸通貨ドルを基本としていますから、ドルという基軸通貨に対して損失確定を急ごうとすると、基軸通貨にのっている国々で特に内需が存在しない国の経済は萎むのです。 その逆に好景気に沸く瞬間も然りです。 尚、中国インドの成長が終われば、世界を支えるほどの好景気は生まれにくいでしょう。先進国が停滞するのは既に物が十分にあるからです。物に魅力がなければ金は出さないでしょう。それだけのこと。今の経済機構は世界が物に満たされれば終わるのです。通貨もそう。 日本が最初に内需を停滞させたのは、単一民族で、島国、最もインフラが整備され、識字率が高く、高度経済が進んだためです。分かりきったことですが、他の先進国も同様で外需に頼りつつある。即ち、成長する少ない国々の成長余力を先進国で奪い合うのがこれからの経済であり、むしろ今後は不況好況が世界で連動するリスクが今は昔より高いのです。 いかがでしょうか?
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- 島崎 信也(@zakky74)
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すべての国が不況になる。 すべての国が好景気になる。 という現象は起こりえます。ここではそれが起こらない理由について簡潔に触れますね。 何故ならば、「量が決まっているもので・・・と考えているのです」との質問者さまの理解に多少の見落としと申しますか、意識しておくべき事が抜けているからでございます。 見落とした意識しておくべき事の一つの例としては、ANo.3にてpartsさんが付加価値の観点から仰ってくれています。僕は、この方の回答は大好きです。 この付加価値の観点もそうですし、他の観点からも挙げられるのですが、「量が決まっているもので・・・と考えているのです」の固定観念を外す事で、上記の様な答となります。 すべての国が好景気になる・・・を目指したいものですね!
経済量は一定している可能性がありますが、国の状況は千差万別でさらに時間差もあり相当歪みがあるのではと思います。 > 全ての国が不況になる、もしくは全ての国が好景気になる 以前は国ごとで商品・サービス取引が独立しており、国同士の経済の結びつきは弱いものでした。なのでどこかで景気が良い時に一方では景気が悪いというのは当たり前でした。しかし商品・サービス取引は規模拡大を目指し国の中だけに収まらないようになり、国境を越えた取引が増えていきました。結果として国同士の経済的な結びつきは強くなり、やがて世界中で結びつきを持つようになります。これがグローバル化です。 グローバル化したことにより国の経済は独立性を保ちつつも拡大しますが、同時に外的環境を受けやすくなります。このためどこかで何かのきっかけで不況になった場合、その国で消費が下がり供給元の他の国でも不況に陥りやすくなり消費が減る、その国の供給元が…というように影響していきがちになります。ただ経済の影響力があまり強くない国で起きたのであれば、影響の途中で吸収されてしまい全世界まで波及しなかったのかもしれません。しかし今回、他の国の経済への影響力が大きい(なにせアメリカの消費は半端ではなかったのです)アメリカで不況になったため、国の内需の違いなどで多少の差異はあれど全世界に波及しました。好況も同じように伝播する可能性がありますが、アメリカは当分持ち直せないでしょう。持ち直しても以前のように消費し、全世界に好況を促してくれるかも難しいです。かといって他の国がアメリカの役割を果たせるかというと直近では難しいでしょう。
- kakuseizai-no
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経済は生活に必要なものを生産することですが それに対し金融は、生活を妨げて、労働を強いることを言います 間違った金融は、勤労を妨げ、失業を増やすことから、生産そのものと経済を縮小させる可能性が有ります このような社会の仕組みだと一部の人間はこの世の春を謳歌することが出来ますが、多くの人間は貧困によって束縛されてしまうと言うことです 例えば日本が好景気になって多くの人が豊かになっても、国の外に貧困を作り出しているのなら それは単に政治家の人気取りでしかないと思います
- tengenseki
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各国がパイの取り合いをしているのは確か。それで世界中で パイの総量が減れば、世界平均で不況、その逆も真。 「好景気」=「消費生活が豊かになっていく状況」ならば、豊か にするパイが大して問題を起こさずに増やすことが出来ると、 世界中が好景気になり得ます。パイの基本的な要素は食糧と エネルギーと思います。
- kakuseizai-no
- ベストアンサー率25% (12/48)
ブッシュ大統領の頃、米国の景気はよかったようですが 小泉改革によって、日本の労働環境は悪化しました 現在の米国は失業率が以前より高いようです 国内、国外に関係なく単なる富の偏在化だと思います >国内における格差と国際的な格差の違いでしかない