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北朝鮮の核。NTPの問題、また核問題解決策について
北朝鮮の核問題。NTPの問題、また核問題解決策について。 大学の国際政治のクラスで、北朝鮮と世界の核問題について学んでいます。 北朝鮮は、NTPに同意したにも関わらず、それから脱退しましたよね。 これには、どのような北朝鮮の思惑があったからなんでしょうか。 また北朝鮮の核保有には、瀬戸際外交、国の安全保障、軍事強化のような理由が絡んでいるように思うのですが、その他にどうような理由があるのでしょか。 また、核問題の解決策として、どのような策が１番効果的なのでしょうか。 (核拡散防止条約は、その法的支配力が弱く、あまり効果的に働いていないように見えます。) 教えて下さい。お願いします。
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＞北朝鮮は、NTPに同意したにも関わらず、それから脱退 ＞しましたよね。これには、どのような北朝鮮の思惑があった ＞からなんでしょうか。また北朝鮮の核保有には、瀬戸際 ＞外交、国の安全保障、軍事強化のような理由が絡んでいる ＞ように思うのですが、その他にどうような理由があるのでしょか。 北朝鮮にとって、特に金正日体制以後核兵器開発は不動の 方針。ＮＰＴも６カ國枠組みも、開発を完了させ核兵器所持を 宣言し、脅しに使えると判断できるまでの時間稼ぎ。その途中で アメリカを本気で怒らすと爆撃されかねないし、開発断念の 代わりの援助をしこたま取りたい事もありＮＰＴに同意。しかし アメリカが爆撃なんて出来っこない、中国は対アメリカの対抗 意識と我が国の体制崩壊は絶対避けたいから見放す事は無い と確信。何だかんだとケチをつけたりノラリクラリの時間稼ぎも もうそろそろ必要ないと思ったか、開発続行がバレそうなのを 機に査察要員を追い出しＮＰＴ脱退→核実験→核クラブ入りを 高らかに宣言。 殆どの独裁者は権力を握るとまずそれまでのライバルや政敵の 抹殺を図り、以後も恐怖政治を行う。それを続けるには軍の掌握 は絶対条件。その為にはこの手に核を握ることだ。金日成もそう 考えた。なお彼は自分と家族の安泰の為には、信頼できる後継者 が要る。それは息子以外になし。金正日も親にならった。 金一家が安泰ばかりではなかった。クーデターも数度起りかけた。 それでも崩壊しなかったのは、国が小さく把握しやすい、国民に 民主や自由の経験が無いゆえに体制を覆すほどのエネルギーの 集約が出来ない等が考えられる。 ＞核問題の解決策として、どのような策が１番効果的なのでしょうか。 世の中から殺人者をなくすには、どのような策が１番効果的かとの 問いと同様正直答が見いだせません。核兵器はピストルの弾丸一個 同様単に殺人用の道具です。効率の違いだけです。今日国家が 核兵器を先制使用する恐れは極めて小さくなった。従って脅しの用 もなさないと言える程に。先制使用は直ちに世界の孤児となる。 問題は非国家的集団が核兵器を持つのをどう防ぐかです。解決には 程遠いけれどそれに一歩一歩近づく為に、極めて常識的ですが、 ・核兵器保有国の核兵器管理強化。国連査察も目指したいが、 実効性確保が困難。 ・核兵器を所持又は将来所持の恐れある集団を全世界の情報機関が 協力し、徹底的にマークし、適切な処置を取る。各情報機関の信頼性 をどう担保するかの問題は当然あります。
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北朝鮮は、３度目の実験で、問題を起こそうとしています。 北朝鮮のミサイルは、日本にも向けられています。 ミサイルの到達距離からも、日本の方がアメリカよりも百倍以上危険です。 拉致で人質を取られている日本やアメリカに対する圧力です。 核問題の解決策として、どのような策が１番効果的なのでしょうか。 >>パチンコをしないこと。
お礼
soudenaさん、回答ありがとうございます。 北朝鮮のこのような行為は、日本やアメリカ諸外国へ向けての圧力でもあるのですね。 パチンコについては、北朝鮮がバックについているという話を聞いたことはありますが、その実態についてはよく知りません。 参考になりました。 ありがとうございます。
- minority81
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核（拡散）問題の解決について、拙い考えですがお答えしたいと思います。 そもそも核兵器とは保有することに意義があるのであって、本気で使用することは考えていません。 しかし現在では、大国に対等に意見できるように新たに保有を目指す国家や組織が多くあることが問題となっており、新たな緊張状態が生まれつつあることが問題となっております。 そこで、保有することにすら意味を持たせなくすることが大事であると考えます。 具体的には国連に核弾頭保有税（仮に１億ドル／発）を徴収する権限を持たせればよいと思います。 効果としては、(1)５大国にとって現在核兵器は維持費のかさむものとなっているので一層核弾頭の解体が進む。(2)核を実際に保有しない国でも、保有税を納めることで核兵器の抑止の効果を得ることができ、核開発の必要がなくなる。(3)大国の核の傘に入る必要がなくなるため、現在も続く東西での意見の対立が軽減される。(4)税収入により災害発生国、貧困国への援助・支援が速く、大きくなる。 もちろんここまで至るには途方もないプロセスが必要になるとは思います。
お礼
minority81様 迅速かつ適切な回答、どうもありがとうございます。 弾丸等保有税。 今現在の”核保有”のメリットが課税によって軽減され、核を保有すると負担になるという考えが浸透すると核拡散防止につながり、とても効果的な解決策にみえます。 このような法案は実際にでているのでしょうか？ 問題点としては、税を払うことを北朝鮮のような国が拒否した場合。 またそのような制度を確立できるのはあらゆる意味での上位国(=核保有国)なので、minority81様がおっしゃるように、途方もないプロセスが必要にみえます。 核問題、まず核保有国が自ら積極的に核撲滅に対して動きだすことが求められているということなのでしょうか。
お礼
tengenseki様、 丁寧で的確なご回答、ありがとうございます。 やはり、北朝鮮の外交的理由が核保有のバックグラウンドには強く関係しているということですね。 解決策もとても参考になりました。 核をいきなり撲滅させるというのはあまりにも理想主義すぎるので、 核を所有した上での世界の安全を保証する方法を見つけることが大切な様に思います。 核所有に責任をもてるかどうかが重要ということですね。 非国家集団の核所有は世界の脅威となりうるため、世界が協力して適切な処置をとることが解決の鍵となるということでしょうか。 このテーマで論文を書いているので、参考にさせていただきます。 本当にありがとうございました。