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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:芭蕉の句のセミは何匹でしょうか??)

芭蕉の句のセミは何匹でしょうか?

noname#123390の回答

noname#123390
noname#123390
回答No.6

芭蕉のこの有名な句は斉藤茂吉の起こしたせみ論争が有名ですね。 茂吉は「あぶらぜみ」だろうと言ったのですが、反対が多く、結局「にいにいぜみ」に落ち着いたということです。頑迷な茂吉が妥協するのはよくよくのことなのだと北杜夫氏も書いています。 多分この句の「にいにいぜみ」はこれで学会の定説になったと考えていいのでしょう。 私はまだ山寺には往けないで居りますが、山でせみの声を実際に聞いた印象とも合わせ、一匹の声か、多数の声かとの択一では、にいにいが一匹だけで鳴く状況(あんまり貧しいというか寂しすぎる感がします)もあまり考えられず、少なくとも数匹が鳴いていたのではと思います。他のひぐらしやつくつくやみんみんの合唱と異なり、にいにいぜみの合唱はむしろ厚みが増し、全体で荘厳さが現われるように思います。あの漫画などで多用される、静寂をあらわす「しーん」という感じのように。これは何か元来「耳鳴り」をあらわしているのでしょうか、まったく音の存在しない「無響室」などにいるとかえって落ち着かない気にさせられることがありますが、静寂にもバックグランドミュージックが必要で、それには「にいにいぜみ」の合唱が最適だと芭蕉は思ったのかもしれません。 ご参考まで。

Killerrabbit
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 私も、セミは沢山で合唱していてくれていたほうが自分の子供時代の記憶と重なって情感が深まります。 私は、自分でこの質問をするまでニーニーとミンミンは同じで呼び方が違うだけだろうと思っていたので、回答いただいた内容を見て、あわててネットで声の違いを確認しました。確かに仰るとおり、ニーニーが山で合唱すると、荘厳な感じになるでしょうね。ツクツクのようにピッチに個性を主張する大きな高低が無いから、荘厳な耳鳴り系BGMにはぴったりですね。

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