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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:芭蕉の句のセミは何匹でしょうか??)

芭蕉の句のセミは何匹でしょうか?

hakobuluの回答

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  • hakobulu
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回答No.11

まだ閉め切られていないようなので私も一言参加させてください。 >何匹でしょうか? :と問われれば、一匹、あるいは2,3匹ではなく、やはり数十匹以上、あるいは数百匹でもよいと私は思います。 まず、この句の前の叙述で、芭蕉は、 「岩に巌を重ねて山とし、松柏年旧、土石老いて苔滑に、岩上の院々扉を閉て、物の音きこえず。岸をめぐり、岩を這て、仏閣を拝し、佳景寂莫として心すみ行のみおぼゆ。」 と書いています。 この舞台となった立石寺へは、「是非ご覧になったほうがいいですよ」と地域の人々に勧められて、当初予定の行程を、およそ30kmをわざわざ逆戻りして訪れているわけですが、 当時の立石寺は、修行僧が籠るだけの静かな寺だったようで、 『物の音きこえず』の「物の音」とは、俗世間的な音を指すのだと捉えることができ、 「蝉がたくさん鳴いている=うるさい」 「蝉が一匹だけ鳴いている=うるさいとは言えない」 という発想自体がそぐわない環境の下で詠まれた句と言えるように思います。 つまり、芭蕉にとっては、まず最初に【閑さ】を内在的(無意識的)に感じていた。 その閑かさがあればこそ、空から降ってくるような蝉の大合唱が、(苔むした)岩々に沁み入っていくかのように感じられた。 その大合唱によって、内在的に感じている「閑さ」に気づかされた、と言っても良いのかもしれません。 「蝉の声」はあくまで自然界の一表象であり、世間的な音とは別物だという感性か、芭蕉の、そして現代の私たちにも通底しているように思われます。 蝉ぎらいの方はまた別かもしれませんが。      

Killerrabbit
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 ”最初に【閑さ】を内在的(無意識的)に感じていた。その閑かさがあればこそ、空から降ってくるような蝉の大合唱が、(苔むした)岩々に沁み入っていくかのように感じられた。その大合唱によって、内在的に感じている「閑さ」に気づかされた・・・蝉の声はあくまで自然界の一表象であり、世間的な音とは別物だという感性” あぁ、それですそれ。私が子供の頃から感じていた思いです。とても的確に表現していただいてありがとうございます。私は足が0本~4本までの生き物は大丈夫なのですが、6本以上はどうしても駄目です。エビ・カニも駄目で料理をするときは厚手の手袋をして横目で見ながら触ります。蝶やセミなど羽のある6本足系は見ただけで走って逃げるほど苦手ですが、この句は全く平気です。

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