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免疫が強すぎると…

免疫が強すぎると… 過剰な免疫反応の病気について教えて下さい。 自分なりに調べたところ考え方がまとまらず、ご指摘頂ければ有り難いです。 1.以下の考え方は合っているでしょうか。  細胞性免疫過剰→自己免疫疾患  液性免疫過剰→アレルギー性疾患 2.さらに以下の考え方も合っているかどうか教えて下さい。  交感神経が過剰に優位→細胞性免疫過剰→自己免疫疾患  副交感神経が過剰に優位→液性免疫過剰→アレルギー性疾患 よろしくお願いします。

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  • albert8
  • ベストアンサー率61% (1658/2703)
回答No.1

免疫が亢進するあまり正常な自己を異物と見做して攻撃するのが自己免疫疾患とされています。そうすると当然ですが、ステロイドや免疫抑制剤など免疫を抑制する治療が主体となります。しかし、ご存知のようにそれで治癒することはありません。原因を治すわけでもなく矛盾があるからではないでしょうか。 自己免疫疾患は免疫亢進、過剰の病気ではなく免疫抑制の病態だとするとどうでしょうか。実際に末梢血ではリンパ球が大幅に減少しています。にもかかわらず免疫過剰だとして治療するわけですが矛盾をかかえたままです。これでは治るわけはありません。 ご存知のようにストレスで胸腺は萎縮しますし、胸腺由来T細胞、B細胞も減って免疫は抑制されます。 1、2の細胞性免疫過剰→自己免疫疾患の解釈の仕方ですが、この主体は自己応答性の胸腺外分化T細胞、自己抗体産生B細胞です。これらは体内の異常自己を排除、処理するためのものですが、ストレスやウィルスで破壊された組織を標的にして活性化します。従って破壊が深刻であればあるほど反応は強くなりますが、合目的です。免疫が過剰になって正常な組織を攻撃してるのではありません。自己免疫疾患は免疫抑制疾患です。免疫抑制が原因なのに免疫を抑制する治療を行うと治らないどころか次第に進行していくでしょう。 ストレス過多になるほど交感神経が緊張し、拮抗関係にあ副交感神経は抑制されます。組織破壊は交感神経の支配にある顆粒球(その過剰な活性酸素)の増多によっておこります。一方リンパ球はアセチルコリンの受容体があり副交感神経の支配にありますので当たり前ですがリンパ球は減ります。 副交感神経が優位になればなるほど抗原抗体反応の主役、リンパ球が増えますので、アレルギー反応がおこりやすくなります。 質問者さんがもし細胞性免疫過剰→自己免疫疾患を上記のような異常自己排除、組織修復(つまり体のもつ自然の治癒反応)の意味合いで使っておられるのなら異論はありません。

baccascas
質問者

お礼

ご丁寧な解説ありがとうございました。 >質問者さんがもし細胞性免疫過剰→自己免疫疾患を上記のような異常自己排除、組織修復(つまり体のもつ自然の治癒反応)の意味合いで使っておられるのなら異論はありません。 いえ私は”特に攻撃する必要がないのに暴走して攻撃してしまっている状態”を 自己免疫疾患と考えておりました。 つまり交感神経や細胞性免疫が過剰になる発端は免疫抑制状態であって、 単に免疫系が過剰になっている疾患ではない、ということですね。 勉強になりました。 ありがとうございます。

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