世界各国で王制が復活する可能性と意義

このQ&Aのポイント
  • 世界各国で王制が復活する可能性と意義について考える。
  • 王制が存続している国家の希少性と安定性について。
  • 現代の国家においても王制を復活させる必要性について。
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世界各国で王制が復活したら面白いと思いますが、実現性は?

世界各国で王制が復活したら面白いと思いますが、実現性は? 現代の世界においては、王制が存続している国家の方が希少です。 世襲制の王が国家元首として、一切の行政権を持たなく形式上の 権威を有するという役割は、一見前近代的なように見えます。 しかし、国家の安定性を持たせるという意味で、実は非常に合理的な 社会システムだと評価できるのではないでしょうか。 天皇や英女王は、国の最高権威でありながら、失政に対する責任を 負いません。 政治に対する世論がどう動こうとも、権威を保ち続ける地位の人間が いるというシステムは、国家としての安定感がある気がします。 ちなみに意外と知らない人がいますが、ドイツには「首相」の上に 「大統領」がいます。 ドイツ大統領とは形式上の存在であり、政治的権力を持たないため、 その役割は「国王」と似ていると思います。 こうして見ると、現代の国家においても王制を復活させる必要性が あってもいいのでは?と思えてきます。 ・フランス→正統な王(皇帝)がブルボン朝かナポレオン朝かで揉めそう。 ブルボン朝は廃止後復帰した歴史があるとは言え現代人の感覚では、国民によって 首を斬られた王家の子孫がちゃっかり復帰しちゃおかしいかも。 ・韓国→李氏朝鮮の皇帝は日本によってムリヤリ退位させられた。 復帰してもいいかも? ・イタリア→王制は国民投票により廃位され国王は国外追放された。 サヴォイア王家の当主は逮捕歴があるし復活は無理? ・ロシア→社会主義と君主制は真逆の概念。ソビエト連邦が崩壊した現在においても 君主制への嫌悪感は根強い? さて、みなさんは王制復活の可能性もしくは意義についていかが思われますか? 簡単なご意見・ご感想でもよるしくお願いします。

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質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • phj
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回答No.7

王制というのは、政治学者マキャベリの言葉を借りれば「一人による専制政治」となり、民主制は「多数による専制政治」と位置づけられています。 この言葉を借りれば「王制」でなくても一人による専制政治は、いくらでも復活する可能性があります。 たとえばナチスドイツのヒットラー総統がいい例で、彼は民主的な手続きを踏むことで、完全な専制政治を引くことができました。もっともヒットラーは子孫に後を継がせることができませんでしたが、北朝鮮の金家は3代目への継承が実現しつつあるといわれ、「金王朝」とも揶揄されています。後300年ぐらい後の歴史書には「共産主義の名を借りた金王朝」と書かれているかもしれません。 またナポレオンは皇帝という形で専制君主になりましたが、それを聞いたベートーベンは激怒しナポレオンに奉げるはずだった楽譜を投げ捨てました。かの有名な「英雄交響曲」のエピソードです。 また日本の将軍家、特に徳川家は対外貿易などの際、実質的な君主として振舞っており、外国からの開国圧力が高まってから「いや、天皇家の許可をもらわないと・・」と言い訳して、国際問題に発展しました。つまり当時日本の王朝は徳川家だと思われていたからです。 このように、現代でも「王制・王朝」が復活するのは実は結構簡単なことです。民主的な手続きを得て、(実質的な)王朝を作ることすらできます。善政をしていれば民衆は何代でも同じ血族の出身者に喜んで政治を任せますし、悪政でも(北朝鮮のように)軍事力などを掌握していれば、何代もつづきます。 逆にいえば、王制になってからの悪政をやめさせるのは、非常に多くの苦労と犠牲が伴うということです。 最後に二つマキャベリの言葉を引いておきます。 ・民衆による衆愚政治は結局専制君主を誕生させる。 ・民衆というものは、善政に浴している限り、特に自由などを、望みもしなければ、求めもしないものである。

その他の回答 (7)

noname#125540
noname#125540
回答No.8

>天皇や英女王は、国の最高権威でありながら、失政に対する責任を 負いません。 政治に対する世論がどう動こうとも、権威を保ち続ける地位の人間が いるというシステムは、国家としての安定感がある気がします。 今はそうかもしれませんが、歴史的にはそうでない時代もあったと思いますが。。。 しかし今も何らかの形で王国がいる君主制の国は結構あるみたいですし(内容は様々)、特に前時代的とは思いませんでした。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%9B%E4%B8%BB%E5%88%B6

  • sotom
  • ベストアンサー率15% (698/4470)
回答No.6

質問者のような人間が増えれば、そのように変化していくでしょう。 ゆとりレベルでは済まない惨状ですね。 天皇には、行政における権限なんて全くありません。 国家の安定性? 悪い意味で安定されても困ります。 ただ一人の人間に権力を集中できるシステムを求める場合、 まずは、それに値する人材がいるのかどうかを考えるべきですね。 今の日本でそれを行うと、日本が終わりますよ。 歴史の流れを感じて下さい。王政がダメだから民主制になったのです。

  • rurubonpp
  • ベストアンサー率26% (128/488)
回答No.5

日本のように政治家や官僚が腐敗して、権力争いに終始して一向に国民生活が良くならないのであれば、一度王政復古した方が良いかも知れませんね。 総理大臣はコロコロ変わるし、それに伴って各大臣はさらにコロコロ変わるしね。もう天皇陛下の一声で悪徳政治家や天下り官僚とか粛正して欲しいですね。 管総理も9月になったら誰かに交代させられそうな雰囲気ですし、その間、経済も政治も財政もすべて悪化の一途ですからね。 もう誰かに止めてもらわないと、このままズルズル日本は沈没して行きますね~。 この今の日本のように、日々悪化している状態を食い止めて良い方向に変えて欲しいと本心から願う人々が増えたら、場合によったら王政復古のようなことはあるかも知れませんね。 特に、日本では「水戸黄門」(TBS)が人気がありますからね。絶対権力で「ヤーッ!!」と世の中を引っ繰り返して欲しいという願望が強いと思うので、世界で一番王制の復活の可能性があるのは日本と言えるかも知れないですね。

  • tande
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回答No.4

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%B1%E6%95%97%E5%9B%BD%E5%AE%B6 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8E%8B%E5%9B%BD#.E3.82.AA.E3.82.BB.E3.82.A2.E3.83.8B.E3.82.A2 アジアはオマーンとバーレーン以外の7カ国は全て注意レベル、アフリカの3カ国は全部注意レベルですね。 王国は国家として安定感があると質問者さんはおっしゃているみたいですが、その法則が当てはまるのはどうもヨーロッパだけみたいですね。 >政治に対する世論がどう動こうとも、権威を保ち続ける地位の人間がいるというシステムは、国家としての安定感がある気がします。 王制だから国家として安定感があるのではありません。 安定した国家に王制が多いのです。 質問者さんはそこを勘違いしてやいませんか?

noname#138477
noname#138477
回答No.3

カンボジア等、20世紀後半に王制が復活した国もありますから、可能性はあるのでは。 ブルガリアー数年前に元王家の方が率いる政党が選挙に勝ち首相に。現在は、政権が変わっている。 北朝鮮ー実質的に最高権力者が世襲。現最高権力者の職名は、皇帝(エンペラー)の語源を連想。 もっとも、ネパールのように王制を廃止する国、オーストラリアのように共和制移行の議論がある国もありますから、全体の数としては、増えることは、まずないとは思います。

  • Tacosan
  • ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.2

とりあえず指摘だけさせてもらいますが, 現在の多くの立憲君主制国家において, 君主は一定の行政権 (というか政治に関与する権利) が憲法により認められています. 例外は日本とスウェーデンくらいのはず (ということで, 「象徴君主制」という制度を認める学者もいるとか). あなたの想定する「王制」では, どのくらいの関与を考えているのでしょうか?

  • tanuki4u
  • ベストアンサー率33% (2764/8360)
回答No.1

正統性の担保としての王 王制が復活したというと、スペイン。 今がダメで、昔はよかったという追憶がないとだめなんじゃないの?

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