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江戸時代の武士の結婚。
江戸時代の武士の結婚。 江戸時代、武士が結婚する場合、家柄が同じであることが条件であったと思うのですが、大名の家臣の場合、家柄が同じであれば、異なる大名の家臣同士の婚姻はあったのでしょうか。 ピラミッドの頂上に近い(つまり、上級の家臣)ほど、同家格の家の数が少なくなってしまいます。 実際はどうなっていたのでしょうか。
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こんにちは。 私は、自称「歴史作家」です。 >>大名の家臣の場合、家柄が同じであれば、異なる大名の家臣同士の婚姻はあったのでしょうか。 回答から先に述べますと、「ありました」。 一番分かりやすい例では、赤穂浪士で有名になった大石内蔵助は赤穂浅野家の筆頭家老でしたが、その妻「りく」は豊岡藩京極家の筆頭家老石束毎公(いしづかつねよし)の娘でした。 NO2の方が「家柄」と「家格」の違いを述べておられますが、正確には「その通り」ですが、通常は「家柄」も「家格」も同義語として使われます。 また、大名家で男子が多く生まれた場合、長男は、当然、跡取りですので大事にされました。 次男も長男にもしものことがあれば、と、こちらもまあまあ大事にされました。 分家は、その大名の勢力拡大にもつながることから、ほとんど許可されていません。 従って、三男以降は、他の藩へ養子にいくか、一歩譲って、ある程度の家格の家臣の家などに婿入りをしたりしました。 前出の「大石家」も、何代目かは不明ですが、城主の浅野家とは親戚関係にあったと言われています。 ピラミッドの上に行くほど家の数も少なくなりますが、城主が、例えば、境界争いなどでモメたりしていなければ、近隣の家老家同士が縁組をするのも珍しくなく、また、従兄弟同士で結婚をする場合も多かったようです。 なお、大名の女子は、ある程度の家格があれば家臣の家に嫁いだりしています。(婿殿は、さぞかし窮屈だったかも知れませんが・・・)
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- f2s3f2
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以前、NHK大河ドラマ「篤姫」でやっていたように、下級の家の子(子供とは限りませんけど)を上級の家の養子にします。 実の子かどうかは重要ではなく形(家柄とか)だけが大事にされていました。
お礼
回答ありがとうございます。
- bismarks05
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回答 正室に関しては、家格が重視される傾向にありますが、あくまでも長子(嫡子)のみが配慮される傾向で、次男坊以下は、案外自由に婚姻相手を選べたようです。 側室に関しては、家格などへの一定の配慮が求められているようですが、正室ほど厳しいものではない傾向があります。 ちなみに、江戸時代の末期になると、身分秩序が崩壊寸前になって、武家や町人との婚姻などのハイブリット化が起こります。 そもそも、武家の婚姻は、家名存続のための重要手段ですから、家事情は大きな要素です 。 ちなみに、「家柄」という概念は、江戸時代にはなく、『家格』が重要視されます。 家柄とは、「先祖様は偉かったとか、家計図ではどうだった」などの伝統・権威の分類ですから、その権威・伝統を必要とする人は、家柄を優先することもありますが、 家名存続に必要なのは、家名を支える環境整備ですから、『家格』(官位・石高)などを参考にして婚姻を考えることが普通です。 落ちぶれたA家の嫁よりは、我が家の利益をもたらすだろうB家の方がいい ということが多々あったように見受けられます。 なお、京極家などの「高家 」が人気なのは、体裁がいいからでしょう。 高家については、以下URLで確認を http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E5%AE%B6_%28%E6%B1%9F%E6%88%B8%E6%99%82%E4%BB%A3%29 大名の家臣の場合、家柄が同じであれば、異なる大名の家臣同士の婚姻はあったのでしょうか。
お礼
回答ありがとうございます。
- tanuki4u
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岡山の池田家の家老ですと http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%BD%AE%E5%BF%A0%E4%BF%8A 養子元の前田家の家老である横山家だったり、藩主の娘だったり、小藩の藩主の娘だったり、大身の旗本だったりしているようです
- trajaa
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日本人の大多数がご存じの筈の大石内蔵助さん。 あの方の奥さんは、京極家家老の出身です。 と言うように、特に小身の大名家の場合、上級幹部の数は限られますから 縁を辿って、他の大名家の家臣との縁組み当然あったでしょう。 大名家間だけでなく、旗本なども充分あり得るでしょう。
お礼
回答ありがとうございます。
補足
回答ありがとうございます。
お礼
回答ありがとうございます。