夏の背広

質問

皆さんこんにちは。
ずっと疑問に思っていたのですが、なぜ、夏でも男性は背広を着なくてはいけないのでしょうか？

今年は、原子力発電所が稼動できなくて、電力不足が危惧されています。
地球温暖化も議論されています。
オフィス内では、女性が冷え性対策に追われています。
電力会社は、エアコンの温度設定を、高めにしましょうと言っています。

こんな状況なのに、何故、背広をやめよう、男性も薄着になろう、という声があがらないのですか？
昔発表された省エネルックというのはいただけませんが、あれが不評だったことも関係あるのでしょうか？

かく言う私の主人も、半袖のワイシャツすら持っていません。
家では暑がりで、パジャマを着ることさえ嫌がる人なのに、仕事には、ビシッと背広を着ていきます。

男性が夏薄着になるだけで、エネルギー問題も、環境問題も、少し改善されるような気がするのですが、どうなんでしょう。
ご意見を聞かせてください。宜しくお願いします。

回答No.9

nubewo

敢えて反対の路線で話をしようかと。
僕自身将来スーツ着るのは非合理的だとは思うんですけどね。環境問題で考えれば。

世の中権力を持ってるのは４０過ぎた人が大半です。今の若い人たちとは違う常識に生きた人なわけです。銀行マンと将来の預金の話をするのに、先方が軽薄（だとおじ様・おば様方には見える）服装でやって来たらどう思うか。「なんじゃい最近のサラリーマンは～！　正装っちゅうもんを知らんのか！」ってなもんでしょう。

少したとえ話をば。
今は廃れつつある「男らしい」という考え方です。今じゃ差別的だとか、合理的じゃないなんていわれますけど、昔はそんなことなかったようです。
口数が少ないほうがいいとか、浮気は甲斐性とか、妻を躾けるのは夫の役目だとか、今の価値観ではむちゃくちゃ言ってますが、そういった行為ができる「男らしい男」は社会的に認められて、そのおかげで、きちんと妻を躾けられるおかげで、男は社会で偉い人になれて、収入なんかも保証されたわけです。

これと似ていておじ様おば様方の感覚では、「まじめに企業戦士として社会で働くいい男」ってのはスーツを着てるもんで、これは「いい男」の象徴なんでしょう。だから、環境問題を見て、スーツ姿に固執するのは馬鹿馬鹿しいと思う人がいる一方で、「いい男」の価値観を持っている人は「スーツ姿をやめるだてぇ？　これだけは譲れねぇよ。それが男ってもんだろ？」って思っちゃうんじゃないでしょうか？　そしてこれを馬鹿にすることはできないと思います。彼らにとっては、それは大切にするべき価値観だったんですから。

だから、背広を着ないという選択肢は権力者は選びたがらないと思いますし、そうするとこの状況は改善されませんね。そういう背景に少々の理解があってもいいんじゃないでしょうか？

・・・だから背広で行こう！　とは思いませんけどね（苦笑）

お礼

nubewoさん、回答ありがとうございました。

ご意見、大変興味深く読ませていただきました。
＞背広を着ないと言う選択肢は権力者は選びたがらないと思います
まさに、ここなんです。ここを変えられなければ、地球と日本の人々は救われないのです。(ちょっと言い過ぎ？)

権力者を、そういった価値観に反してまで、行動させることができるとしたら、どういう場合があるでしょう。
選挙で、自分の当落がかかっているとき？
莫大なお金や利権が絡むとき？
世論が大きく傾いているとき？
そう、世論だと思うのです。北朝鮮による拉致問題にしても、世論が動くまでは、国は何もしなかったらしいではないですか。
自分の生活を少しでも向上させようとするのだったら、おじ様おば様(実は、私も半分入っているのですが)の価値観を理解するだけではなく、自分が動くしかないのではないでしょうか？

全然、御礼になっていませんでした。
久しぶりに、まじめなことを考えたので、上手く書けません。ごめんなさい。
とても参考になりました。
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