抗不整脈薬について教えてください!

このQ&Aのポイント
  • 抗不整脈薬についての情報を教えてください。
  • 抗不整脈薬はNaイオンチャネルを抑制する効果を持ちますが、心筋だけに限定されているのか、他の細胞にも影響を与えるのか知りたいです。
  • 抗不整脈薬の使用によって心筋のNaチャネルが選択的に抑制されるため、他の細胞のNaイオンチャネルには影響を与えません。ただし、薬物は毒物であるため、細かい部分では他の影響があるかもしれません。
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抗不整脈薬について教えてください!

I群に分類される薬は活動電位の最大立ち上がり速度を減少させるものである。具体的にはNaチャネル抑制効果をもつ薬物であり、膜の安定化作用をもつ薬物である。 ↑ 私が知りたいのは、この Naイオンチャネルを抑制する、という効果は 心筋だけに限定されるのか? ということなのです。 I群もa-cまで分かれることなどはわかっていますので、そういった事を知りたいのではなく あくまで、 こういったクスリは他の細胞に影響はないのか? 心筋のNaチャネルだけ選択的に抑制できるのでしょうか? 他の細胞のNaイオンチャネルを抑制しないのか? もし他の細胞に影響が出るなら、Naチャネルを抑制することでどういった影響がでるのでしょう? ということなのです。 (もちろん、薬は毒物である、という有名な言葉もありますので 当然細かい部分ではどの薬も何かしらの影響はあるでしょうが・・・) お詳しい方がいらっしゃれば、ぜひご教授のほどよろしくお願いします。

  • UME555
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  • USB99
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回答No.1

確かにボーン・ウイリアムス分類はNaチャンネルに対する反応で見ていますが、実際に抗不整脈薬として働くのはKチャンネルへの効果の方が大きく、よって、ボーン・ウイリアムス分類は混乱(例えばアスペノンはIbだが心房性不整脈にも有効)をきたすものとして使われず、シシリアンガンビットなどの分類が使われます。 Kチャンネルは心筋だけでもおおきくわけて3種類あり、細かくわけるともっとたくさんあります。心臓以外への作用として有名なのはシベノールでこれはATP感受性Kチャンネルに作用しますので、膵臓のβ細胞に作用してあたかもSU剤のようにインスリン分泌を促す事があり低血糖の副作用をもたらします。 しかし、一般には心臓にしかないKチャンネルをブロックするので直接的なKチャンネルのブロックによる多臓器への副作用は少ないです。

UME555
質問者

お礼

なるほどぉ、そういうことなのですね 具体例を提示下さりありがとうございます、大変わかり易いです Kチャネルに関しては選択性が高いと思っていいのですね どうもありがとうございました!

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