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鉢植えの薔薇の冬剪定について、教えて下さい。
長年の夢だった薔薇栽培にチャレンジしたくて、昨年の秋に鉢植えの花付きの薔薇を3鉢、大苗を3鉢購入しました。すでにちゃんと植え付けを済ませています。薔薇に関する本も購入し、そろそろ冬剪定の時期だと知りました。ただ、花付きの鉢は3つともまだまだ葉がたくさん残っています。剪定をする時、枝だけではなく、残った葉もあえて全て落としてしまわなければならないのでしょうか? また、大苗の方の芽も膨らんで小さな葉がたくさん出ているのですが、この部分も今切ってしまわなければならないのでしょうか?何しろ初心者なので、本に書かれていないこととなると、皆目わかりません。お詳しい方に教えていただきたく思います。よろしくお願いします。
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No.1の回答はいただけませんな。バラに対する知識や栽培経験があるとは到底思えません。 私としては本を信用して欲しいと思います。やはり長年の経験と実績のある本当の専門家でなければ執筆できませんからね、掲示板などの自称専門家などとはわけが違います。 しかし本は大体東京あたりの標準地を基準に書かれていますから、その他の地域の寒暖によっては作業内容に多少のズレが生じてくる場合があります。またその年の気候変化なども影響があります。 また本の内容は基本的な事が主体となっています。基本は基本で守るべきものですが、全ての事例についての対処までは網羅できません。そういった意味では、本の内容は平均的ではあります。 この点についてはやはり経験を重ねてゆき、自分なりの知識として蓄えていくしかありません。失敗から学ぶ事も数多くあります。 私も専門家というほどではなく平均的なバラ愛好家ですが、経験から貴方の疑問に答えて補足したいと思います。一応、細かい作業内容については本を参考にしてください。 >残った葉もあえて全て落としてしまわなければならないのでしょうか? 貴方の持っているバラはすべて落葉すると思われます。しかし温暖な地域にお住まいでしたら、冬になっても中々落葉してくれません。緑の状態を保ったものもありますが、これは常緑という事ではありません。4℃以下の気温がある程度続かないと枯れて落葉しにくいのです。 しかし冬期は葉としての役割はすでに終えています。飾り物の様にしつこく付いているだけで無用のものです。 また古葉にはウドンコ病や黒点病の菌や、ハダニなどの卵が越冬していたりしますから、古葉は全てむしり取った方がよろしいです。 古葉をつまんで下向きに引っ張ると取れませんか?。やってみて下さい。 >また、大苗の方の芽も膨らんで小さな葉がたくさん出ているのですが、この部分も今切ってしまわなければならないのでしょうか? もう新芽が開き始めましたか?、拙宅も温暖な地域ですが、そこまではまだ至っていません。芽が動き始めたものもありますが、ほとんどは芽が膨らみつつある状態です。もっとも秋植えにすると根の生育が早く、新芽の開きが早くなるという傾向はあるかもしれません。 まだ根が落ち着いていない、植えつけて日が浅いという事はまったくありません。私は1月下旬~2月上旬あたりで冬剪定を終えて、ほぼ同時的に植え替えをしています。本を信用しましょう。 まず冬剪定の意味合いについて説明します。 無剪定の放任でしたら、あちらこちらから芽が吹き枝数は増えますが、その枝は小枝が多くなり花も小さく貧弱なものになります。樹形も乱します。 剪定して芽の数を減らしてやれば栄養が残った各芽に十分行き渡り、その芽は太い枝になり大きな立派な花が咲きます。またこのような太い枝は生育期においてグンと伸びてきますから、強剪定=丈を縮めて大きくしない、という事ではありません。 これは特に大輪の花を咲かせたいハイブリッドティー(HT)において考え方が顕著です。ハイブリッドティーは冬剪定は強剪定を施すとあるのはこの為です。 剪定前よりは2/3以上は切り詰めますかね。目安として株元からの高さが25~35cmぐらいの範囲になるようにしますが、本に書いてある通り、良い芽を確認して正しい切り方で剪定するようにします。 中輪多花性のフロリバンダ(FL)は、それよりは少し枝数を増やして多くの房咲きの花を楽しみたいのでハイブリッドティーほどには強剪定は行いませんが、剪定前よりは1/2以上は切り詰め、目安として株元からの高さ30~40cmぐらいにします。同様に芽を確認して剪定します。 「あまり変わらないではないか。」と言われそうですが、実際のところあまり神経質になる必要はなく、まあ何とかなるものです。気持ち程度ハイブリッドティーの方が強めの剪定です。 できれば新芽が開く前に冬剪定を終らせたかったのですが、上記の事を考慮して剪定を行った方がよろしいでしょう。今のままでは小枝だらけのグシャグシャ状態になりかねません。トップヘビーにもなります。 大体において上の方が樹勢が強く新芽の開きも早いものですが、思いきって適正な位置まで切り下げた方がよろしいです。その位置がまだ新芽が開いていない位置であれば問題ありませんが、その位置で開いている新芽があれば、新芽を傷つけないように注意深く切りましょう。 繰り返しますが、芽の数を減らして残った芽に十分な栄養を与え、太めの枝を作るようにしましょう。 去年伸びたシュートも今年は新しい幹の仲間入りをしましたから、同様の剪定処理をします。 小枝や、株の中心に向かって伸びている枝も切り落として、大体において太い幹と枝だけにします。 剪定には夏剪定と花後の剪定があります。 花後の剪定は、花の下は3枚葉がいくつか付いていますが、それらの下の5枚葉の上で切る、あるいは5枚葉を1枚付けてその下の5枚葉の上で切る。これはどちらでも構いません。大事なのは5枚葉の基部に膨らんだ良い芽を見つけて切る事です。もしそれが5枚葉を2枚付けて切る位置であれば、5枚葉を2枚付けて切っても構いません。(私が本では解かり難かった点です。) その膨らんだ芽から新たな新芽が生じ、2番花、同様の処置で3番花へとつながっていきます。これが四季咲き性ですが、これ以降は盛夏になりますから花も段々と小さくなり冴えなくなります。また花を咲かせ続けると株も弱りますから、新苗で2番花まで、大苗で3番花までにしておいて、それ以降できる蕾は摘み取った方が無難です。 四季咲き性のものは秋にも返り咲きします。気温が下がって秋も深まる時期から初冬に咲きますから数は春ほどではないにせよ、立派な大きな花が咲きます。 従って剪定をして枝を作り直してやるわけですが、生育中でもあり、また生育期間がもう短くなっていますから冬ほどには大きく剪定はしません。せいぜい今の高さの1/3か1/4を切るぐらいに留めますが、これが夏剪定です。温暖な地域でしたら9月上旬あたりですが、近年は秋が暑いので9月中旬あたりでも良いかもしれません。あまり早過ぎると貧弱な枝が発生します。バラは暑いのが苦手です。 同じく5枚葉の基部にある膨らんだ良い芽を見つけて正しい切り方(芽の上5mmぐらいの所を芽の向きに沿ってやや角度をつけて切る。)で剪定します。 この時困るのは、黒点病の被害を大きく受けると落葉が激しく、剪定をすると幹や枝に葉がほとんど無くなってしまう状態になってしまう事でしょうか。 このような枝では花が咲きませんから、黒点病(黒星病)の予防には努めてください。 なお貴方がお持ちのものはラ・フランスとマルコ・ポーロとマッカートニーローズがハイブリッドティー(HT)。グルス・アン・アーヘンとニコールがフロリバンダ(FL)と思われます。すべて四季咲き性のようですね。 衝動買いされたものはよくわかりませんが、購入時に1枝に1花咲きであればハイブリッドティー、一枝に多花性房咲きのものであればフロリバンダ、あるいはオールドローズあたりかもしれません。
- cactus48
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バラの品種は確認されているでしょうか。バラは品種によって落葉樹と 常緑樹があります。まずは品種を確認される事が最初の作業です。 バラの剪定は品種に関係なく、春剪定(2月)と秋剪定(寒い地域は8 月中、その他の地域は9月)の年2回で行います。 あなたのバラは今も葉が付いている事から、もしかしたら常緑かも知れ ません。いずれにしても付いている葉を全て落とす必要はありません。 剪定により多少は落ちてしまいますが、無理に落とす事はありません。 まだ植付けて日が浅いので、本格的な剪定作業は避けた方がいいです。 暫くは大きくする事が必要ですから、2~3年は大掛かりな剪定はしな いで軽く剪定するようにされて下さい。 基本的には春には不要枝を、秋には大掛かりな剪定をします。 ヒコバエ、フトコロ枝、徒長枝などを不要枝といいます。これらは生長 の妨げになる枝ですから、春の内に枝の付け根から切ってしまいます。 大掛かりな剪定をすると葉芽や花芽を切ってしまうので、先程も書いた ように当面は軽い剪定に留めて下さい。
お礼
早速のご回答、本当に有難うございます。 品種は、花付きの鉢がラ・フランス、グルス・アン・アーヘン、あと1鉢は近くのホームセンターで衝動買いし、タグも残しておかなかったので分かりません。白い花は浅いカップ咲きで、蕾の時にわずかに赤いラインが入り、開き始めは真ん中がアプリコット色でした。葉の色は濃いグリーンで、わきからベーサルシュート?を出し、その先にまだ花まで咲いています。お花には何の香りもありません。 大苗の方は、マルコポーロ、ザ・マッカートニーローズ、二コールです。 cactausさんに教えていただかなければ、本に書いてある通り剪定する所でした。しばらくは大きくする事を重要視しなければいけないんですね。よくわかりました。有難うございました。
お礼
私の拙い質問にたくさんの情報量でご回答いただき、Hoojanoさんに感謝しております。これまでバラの栽培は難しくて私には無理だと思っていたのですが、チャレンジしてみようといくつかの鉢を購入しました。庭もせまいし、バラ達にとってはあまりいい環境ではないのですが、なんとか丈夫に育ててやりたいと思い、お尋ねしました。 一応、花付きの鉢については不要枝の剪定を先日済ませました。写真を添付していないので、お伝えしにくいのですが、軽い剪定?をした後は25cmほどの高さになっています。もともとそれほど大きな株ではなかったのです。おっしゃるように葉の方もチェックしてみようと思います。 それほど寒さの厳しくない地とは言え、春が待たれるこの頃です。教えて頂いたことを教訓に世話をしていこうと思います。有難うございました。