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なんで思想は色々なの?普遍性は得られないの?

booterの回答

  • booter
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回答No.8

私も勉強の途中+思いますばかりの文章で大変恐縮ではありますが、ご参考になればと思い回答致します。 1. 思想はその性質から合流する箇所が発生する可能性があるが、基本的にはその分岐点で精錬されていくように思われます。 佐藤優「自壊する帝国」よりポローシン僧の言葉からこんな台詞があります。 「国家を存続させるなら神話が必要なのだ。  欧州はキリスト教、アメリカは資本主義。  そして私の理解が正しければ、日本はアミニズム、シャーマニズムを外す事ができない。」 その土地土地で発生する民族性と思想、神話と国家は切り離せない状態にあり(上記に追加すると、ロシアは大地と人間を貫く霊性が基本になるようです)、それぞれの土地に住む人間から発せられる思想というのは相容れないものなのではないかと考えているのです。 欧米の社会契約を基点とする個人主観と、日本民族が歴史的経緯として持つ社会観点は相容れないそうで(まだ私はこの辺が理解できていませんが・・・)、その土地柄や歴史的経緯から思想を切り離す事はできません。 それぞれの国で発生した事件から取捨選択をして特定の思想を得るに至った為、土台が異なるならば共通の接点はかろうじて出来る可能性はあるが本質的に融合する事はないのではないかと思っています。 これを例えるなら、各土地で育った巨木が互いに枝を交差して接点を持つ事はあるだろうけれども、実際にはその幹が同一になる事はあり得ない、といった感じでしょうか。 2. 下記質問をごらん下さい。 動物と心が通じ合った時に嬉しくなるのは何故でしょうか?  http://renai.sunmarie.com/qa5523151.html ここで愛とは何なのか、という質問に、DNAから発せられる生後学習の成果だ、と回答を頂いています。 仮にDNAを絶対不変の真理だという位置に置いた場合、人間の生体からなされる生後学習というのは、一定の真理ではなく不安定な不確定要素とみなさざるを得ないのではないかと疑っています。 思想においては更にそうです。 樹木の幹(DNAによる本能的行動)は動けないけれども、そこから派生する枝葉(生後学習での人間的行動)はどこにでも手を伸ばせる、といった所でしょうか。 思想は多様性を取った上での生存競争から最適解が残る事になるのだと予想しています。 その思想ごとの樹形図にはある程度共通の傾向は見えるのでしょうが、絶対不変と呼べるようになるまでになるにはその樹形図が完全に一致していなければならないと考えています。 そうしますと、物理法則が真理(樹形図の幹)とするならば、たんぱく質の性質はそれからちょっとだけ遠ざかり、生物の行動は更に多様性を求めて遠ざかる。そして人間の思想というものがその枝葉の最先端に位置するものと思われてなりません。 多様性を表現する最先端にいるものに対して(そしてこれからも進化を続けるものに対して)、ある種の傾向は求められるものの、真理を求める事ができない、というのが私の意見です。 尚、既に読まれているかもしれませんが、思想は統一されない、という事に関するテキストとして下記が面白いので紹介しておきます。 日本国家の神髄 (単行本) http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E3%81%AE%E7%9C%9F%E9%AB%84-%E4%BD%90%E8%97%A4-%E5%84%AA/dp/4594061230 ※アマゾンの書籍タイトル名は間違えです。 #上の文章を読み返したらかなり読みにくいですね・・・。  もう少し推敲すべきかと思うのですが、時間が無いのでここまでとさせて下さい。すみません・・・。

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