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薬物使用で執行猶予がつくのはなぜ?
覚醒剤などの薬物使用で初犯なら執行猶予がつくことが多いですよね? しかし、なぜ再犯率がかなり高い薬物使用で執行猶予がつくのでしょうか? 実刑ならば必然的に薬物から離れた環境で生活することになります。 そのほうが再犯防止になるのではないでしょうか? 回答よろしくお願いします。
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質問者が選んだベストアンサー
いくつか理由があると言われています。 一つは、 刑期を終え、出所した後、通常の社会生活に戻れるのか?ということです。 つまり、刑務所帰りの人間をあまり企業は採用したくない実態があるので、 安易に実刑を科すことは、 その人の更生のかえって妨げになる可能性があるからです。 刑に処するのは、一つは応報的な考えもありますが、 教育刑的な目的もあります。 犯罪を犯してしまった人を、更生させるのが、目的だと考えると、 刑務所で隔離し、刑務所帰りの経歴をつけるよりは、 実社会の中で、更生を目指す方が良いと判断された場合に、執行猶予となります。 また一つには、 刑務所に入るということは、通常、雑居房に入ると思われます。 すると、刑務所内で別の人より、より悪い話を聞き、悪事に染まる可能性があるので、 それを防ぐ意味もあると言われています。 もし良ければ、刑事政策 という分野の本を読まれると良いと思います。 私は、藤本哲也先生(元?中央大学)の刑事政策を読んだことがあります。 (講義も面白かったです。)
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- rin00077
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別に、薬物使用だけが執行猶予をもらえるわけではありません。 凶悪犯罪は別にし、初犯であればその他の犯罪でも、執行猶予が つく可能性が高いです。 また刑務所の意味はなんでしょう。 犯した罪を償うため、いわゆる罰なのか、あるいはそこで 更生させるためなのか。 僕はどちらかといえば、前者だと思っています。 あるいは、社会から隔離する必要性もあるのかもしれません。 仮に刑務所が更生させる場所であれば、質問者さんの言っている とおり初犯でも刑務所にいれればいいでしょう。 シャバでも更生するかどうかわからないし、少なくとも 刑務所内では薬物をすることはないわけですから。 しかし、現実は初犯であれば執行猶予ですね。 要は、犯した罪が、刑務所に入れてまで、罪を償わすほどのものか どうかの、問題だろうと思いますよ。
- nidonen
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刑務所にいると、周りは犯罪者ばかりなので、環境は劣悪です。 周りから「 シャバに出たら安く回してやるよ 」って勧誘される 可能性すらあります。それよりむしろ、執行猶予の上で保護観察を 付けて、薬物更正施設に通わせたほうが再犯防止に繋がるケースも あるでしょう。 薬物の依存性は大変なものなので、自分ひとりの意思では絶対に 克服できません。だからサポートしてくれる人がいるなら、刑務所に 入れるよりも、周りの人が監視しているほうが更正に繋がります。 実刑にしてしまうとその期間は外部と隔絶するので、関わってあげる 人がどうしても減ってしまうのが問題でしょうね。 ちなみにアルコール中毒も真性患者になってしまうと根治は不可能。 何年間も酒から遠ざけても、酒を与えた途端に元に戻ってしまいます。 こちらも家族など周りの人のサポートが欠かせません。人間は一人で 生きていけないのですから、人の縁を切らないほうがスムーズに進む ケースは少なくないと思います。
- kawasemi60
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もう何年も前の事ですがよほどの事が無い限り薬物事件に 執行猶予は付きませんでした。初犯でも実刑が当然でした。 芸能人に猶予が付いたとのニュースに不平等を感じましたね 刑務所が満杯という事かも知れませんねえ~ 昔も留置所を拘置所代わりにしている状態でしたから。
- tpg0
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薬物使用の場合は、被害者不在の法律違反ですね。 薬物使用で傷害事件等を起こしたなら、初犯でも執行猶予はないでしょう。 基本的に更生を期待して3年間程度の執行猶予期間を付ける事が大半です。 薬物に無知だったと推測する考え方もあると思います。 2度目以降は、罪を承知の確信犯ですから、言い訳は通用しません。