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素数と組み合わせの問題

Z会の問題なのですが、わからないところがあるので質問します。 nは素数pと自然数mを用いて、n=p^mと表される数であるとする。このとき、次の各問に答えよ。 (1)r=1,2,・・・,n-1のとき、nCrはpの倍数であることを示せ。 (2)nと(2^n)-1は互いに素であることを示せ。 nCrが自然数であることなら帰納法でなんとかなると思ったのですが、pの倍数になることがどうしても証明できません。どなたか教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

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  • kabaokaba
  • ベストアンサー率51% (724/1416)
回答No.1

これはとても有名な問題です. ある分野の数学は この問題の(1)がベースの一つになってるくらいです (1) #r=0またはnのときは #nC0=nCn=1なのでpの倍数ではない #これは解には関係ないけど大事な性質 m=1のとき r=1,2,...,n-1のとき nCrは(1より大きい)自然数であり nCr = pCr = p!/r!(p-r)! = p・(p-1)・・・(p-r+1)/r! ここでpは素数であり,rはp未満だから r!の約数にはpの約数は存在せず さらにnCr=pCrは自然数なので 結局, (p-1)・・・(p-r+1)/r! が自然数となり, nCr= p・(自然数)でnCrはpの倍数 m>=1として (a+b)^{p^m} のa^{p^m}とb^{p^m}以外の 項の係数がpの倍数であるとする m+1のとき(n=p^{m+1}) X=a^{p^m}+b^{p^m}とおく. (a+b)^{p^{m+1}} = ((a+b)^{p^m})^p =(X+ Σ(pの倍数)a^r b^{n-r})^p 帰納法の仮定よりこれは X^p + (Σ(pの倍数)a^r b^{n-r})^p + Σ(pの倍数)X^k (Σ(pの倍数)a^r b^{n-r})^k と表せる さらに,X^pについても帰納法の仮定より X^p = a^{p^{m+1}} + b^{p^{m+1}} + Σ(pの倍数)(a^{p^m})^s(b^{p^m})^{p-s} と表せるので, 結局 (a+b)^(p^{m+1}) =a^{p^{m+1}} + b^{p^{m+1}} +Σ(pの倍数)a^t b^{n-t} と表せる.つまり n=p^{m+1}に対して nCrはpの倍数 したがって,任意の自然数mに対して n=p^mとして nCrはpの倍数 #本当はもっとすっきり書けるんだけども #合同式を使っていいのかわからんので (2) 2^n - 1 = (1+1)^n -1 = ΣnCr + 1 であり,n=p^m であるので(1)より nCrはpの倍数 よって,2^n-1をpで割ると余りは1である ここで,もし,p^k (k>=2)が2^n-1の約数であれば 当然,pも2^n-1の約数になるがこれはありえない. したがって,p^k (k>=1)は2^n-1の約数ではない. 一方,n=p^mの約数は1以外はすべて p^k (k>=1)の形である. よって, nと2^n-1は互いに素である.

mintD
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 合同式は習っていないので、上の解き方を投稿してくれてよかったです。 2つほど質問をさせてください。 (a+b)^{p^{m+1}} = ((a+b)^{p^m})^p の等式は上の式をどのように変形すればよいのでしょうか。(a+b)をp^m回掛けたものをさらにp倍して・・・とイメージで理解することはできたのですが、式変形で導くことができません。 それともう1つ、読んでいて思いついたのですが nCr=n!/r!(n-r)! =n(n-1)(n-2)・・・(n-r+1)/r! =p・p^m-1(n-1)・・・(n-r+1)/r! として、pは素数なのでr!と1以外の公約数は持たず nCrが必ず自然数となることを考えると p^m-1(n-1)・・・(n-r+1)/r!が自然数となり、pは必ず分母に残る という証明では不備があるのでしょうか。

mintD
質問者

補足

お礼のところで 「pは素数なのでr!と1以外の公約数は持たず」 の部分が間違ってると気付きました。

その他の回答 (3)

  • kabaokaba
  • ベストアンサー率51% (724/1416)
回答No.4

No.1です >という証明では不備があるのでしょうか。 あー,頭とけてるなぁ>自分 それで十分ですね. もう一個の方は (a^m)^m = a^{mm} = a^{m^2} で理解してください. 指数法則を組み合わせただけです. 解法としてはNo.2さんのがきれいでいいですね ちなみに >nCrが自然数であることなら帰納法でなんとかなると思った これはかなり簡単にできます. nCr = n-1Cr + n-1Cr-1 を使えばほとんど自明です.

mintD
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 答案ができたのでここらへんで締めます。

  • kabaokaba
  • ベストアンサー率51% (724/1416)
回答No.3

No.1です. >「うまい」変形から導く方法もあります。 あー,この手がありますねえ フェルマーの小定理と標数pの体の議論が 頭に出てきたので 二項定理で力技しちゃいました.

  • naniwacchi
  • ベストアンサー率47% (942/1970)
回答No.2

「うまい」変形から導く方法もあります。 参考にしてみてください。 (1) (n-1)C(r-1)= r/n* nCrより、n* (n-1)C(r-1)= r* nCrとなります。 この式の左辺は明らかに、n= p^mの倍数となっています。 右辺ですが、rが 1≦ r≦ n-1< p^mであることより、 rは pを因数にもつとしても最大 m-1個までしか持てないことになります。 (rを素因数分解しても、pは高々 p^(m-1)までしか含まない) ということは、右辺の nCrは少なくとも p^1= pを因数にもたなければならなくなります。 つまり、nCrは pの倍数であることになります。 (2) #1さんが書かれているとおり、 2^n- 1= Σ[r= 1~n-1] nCr+ 1となり、nCrが pの倍数ですので、 2^n- 1= p* A+ 1・・・(1式) の形に表されます。 ここで、n= p^mと共通の約数をもつと仮定します。 その約数は、p^k(1≦ k≦ m)と表すことができます。 これを(1式)に適用すると、 p* A+ 1= p^k* B 1= p* { p^(k-1)* B- A } すると、「 1が pの倍数である」という矛盾した式になってしまいます。 背理法により、互いに素であることが示されます。

mintD
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 お礼を書いている間に話が進んでいました。 こちらの方法でも解いてみます。

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