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日商簿記2級 仕訳5問 荷為替
問題 函館商店へ委託販売のため、商品(仕入れ原価500、売価650)を船便で発送するとともに、港南銀銀行で額面500の荷為替を取り組み、割引料40を差し引かれ、手取金を当座預金とした。なお、発送運賃等の諸掛かり8は現金で支払った。 仕訳は二つに考えて。 (1) 積送品508 仕入れ500 現金 8 (2) 手形売却損40 前受金500 当座預金460 質問 前受金が出てくる理由がわからないです。 普通の荷為替の仕訳は、お金が早く欲しいから相手からもらった貨物代表証券を銀行に担保として預け入れて換金しますよね? 今回は委託販売で「売っといてくだい」「はいわかりました」 この中でどうやって委託者が荷為替しているのかがわからないのです。 自分の中での解釈では、積送品売れるだろうから、先に換金しておこうです。 上手く頭で理屈をつけることができないです。 よろしくお願いします。
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質問者さんの疑問は、委託品がまだ売れるかどうかも分からない段階で、荷為替を使ってまで代金(前受金)を受け取ることに違和感があるということではないでしょうか。 その意味でしたら、商慣習がそうなっているからと理解するより外ないでしょう。簿記の問題では頻繁に出題されていることから、実務でも結構実例が多いのかなと思います。 それと、もし委託品が売れなかった場合の処理がどうなるのかも潜在的に疑問だったのではないでしょうか。 これについては過去ログに関係ありそうなのがありました。↓ http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4689890.html
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- eranchan
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荷為替手形とは、自己受け為替手形のことです。 港南銀行では、委託販売の契約をして商品を発送した際に、輸送会社から貨物代表証券を受け取ります。 この貨物代表証券を担保として、自己を受取人、買主である函館商店を名宛人として為替手形を作ります。 これを銀行で割り引くことで、代金の回収が早くできるのです。 さて、代金の回収をして当座預金に入れましたから、借方は「当座預金」。 では相手勘定は? 通常の売買ならば「売上」となりますが、積送品売買の場合、まだ商品は売れてませんよね? まだ売上ていないから、前受金となるのです。 積送品が売れた時、貸方に「売上」を計上し、前受金が相殺されることになります。 前受金500 / 積送品売上×× 参考になさってください。
補足
ありがとうございます。 (2)の回答者さんに言われて気付いたのですが、 自分の疑問は何故売れてもいない商品を、売れたと仮定して荷付為替手形が取り組めるのかです。 通常取引なら売れた瞬間に 当座預金 売上 みたいになりますよね。 積送品売買の場合 売っといてくださいね受託者さん。 積送品 仕入 手元の商品がなくなって、代わりに積送品が出てくる そして今回の疑問、荷付為替手形です 相手に事前連絡をして、自己受け為替手形を振り出すんですよね。 自分を受取人として、今回は委託者を名宛人とする。 だから 受取手形 前受金 まだ売れたわけじゃないので、ただ売れたと仮定しているだけです。 だから前受金ですね。よくわかりました。 一般取引なら 受取手形 売上 ですね。 どこがわからないのかも結構曖昧になってきた。 せっかく回答していただいたのに申し訳ないです。
補足
自分が疑問に思っている所は仰る通りです。 できるものはできるのですね。 そうなんですよ。売れなかった場合の処理も疑問だったのです。 前受金 買掛金 になるのですね。 ここでの疑問はなぜ買掛金が出てくるのかです。 前受金の減少は、積送品が売れなかったから。 だから売れると仮定し荷為替を取り組んでいた時の前受金を借方にもってきて無かったことにするのですよね。 買掛金の認識は商品を仕入れて、まだお金をもらっていないです。 今回は商品を仕入れたわけでもないのに、買掛金が出てくるのは不思議です。何か理屈を教えていただけると助かります。 >>相手が手形を引き受けてくれない場合、銀行は荷物で代金を回収する>>ことになるので、通常荷為替は原価よりも大分低い価格になります。 引き受けてくれないと銀行側が困るわけですね。 全体の取引のシチュエーション的にはこんな感じですか? 取引先が遠隔地であるから、早期に代金回収をしたい委託者さんはこう考えます。 荷為替をすれば早く代金を回収できる。 そして電話やメールで。 委託者が受託者に対して「荷為替り組みますよ。いいですよね?」 受託者「了解しました」 この時点で委託者も受託者も商品が売れると仮定しているのですか? それとも商習慣上の暗黙のルールとしてのものですか? もちろん「嫌です」と拒否することもできますよね? 荷為替ができるというのは取引会社同士がある程度の信頼があるということですか? (1)商品を運送会社に持っていく 委託者「この商品を受託者さんの元へ送ってください」 運送会社「はい、了解しました」 (2)運送会社から貨物代表証券を受け取る 運送会社「これが商品を引き替えるために必要な貨物代表証券です。」 「どうぞお受け取り下さい」 委託者「これで商品引換券である貨物代表証券を手に入れた」 「よしこれを銀行に持っていって、早く換金しよう」 「荷為替を取り組むのことは受託者さんにも伝えてあるから無問題」 (3)貨物代償証券を銀行に渡す 委託者「この貨物貨物代表証券を担保に荷為替を取り組みたいのです が、できますでしょうか?」 銀行側「確認をとりますのでお待ち下さいませ」 ここで疑問ですが、銀行は実際に確認をとるのでしょうか? それとも貨物代表証券を持って行くと、チェックも無しに荷為替を取り組んでくれるのでしょうか? 銀行側「はい受託者さんに確認がとれたまし」 (4)手形代金の回収 銀行側「確認が取れましたので荷為替を取り組ませていただきます」 委託者「これで貨物代表証券が換金できた」 (5)飛行機などにより、荷付為替手形が受託者さんの地域の取引銀行に運ばれる。 (6)取引銀行が荷付為替手形の呈示 銀行側「こちら荷付為替手形になります」 (7)引き受けまたは支払い 受託者「わかりました委託者さんに事前連絡を受けていたものですね。お支払いします」 疑問ですが支払手形が増加するのはどの時点ですか? 荷付為替手形を引き受けた時、つまり相手からそのむねに連絡があり、それを了承した時ですか? (8)貨物代表証券の受取 受託者「これで貨物代表証券を手に入れました」 今回は受託委託取引なので未着商品は無し。代わりに借方受託販売勘定ですよね? (9)貨物代表証券を運送会社に持って行き、積送品を受け取る 以上荷為替の流れ もし電話の段階では荷付為替手形OKと受託者さんが言っていたのに、受託者さんが商品を受け取る段間で「そんなの知らないです」 と言った時はどうなるのでしょう? 荷為替をするときに相手に事前連絡は必要ですか? 長々と申し訳ないです。 よろしくお願いします。