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QA61二回目の質問
QA61二回目の質問 It is possible that the "Astronomy" or "Astrology" (as Plutarch calls it) was in turn appended to the "Divination". It certainly gave some account of the principal constellations, their dates of rising and setting, and the legends connected with them, and probably showed how these influenced human affairs or might be used as guides. 試し訳 天文学或いは占星術(プルタルコスはこう呼ぶ)が次々とこの「予言の書」に追加された可能性はある。 主だった色々な星座について、それらが現われ、消える期日、また、それらと関係する色々な伝説についてある程度説明したのは間違いなく、恐らく、これら(星座)がいかに人間の問題(営み、生活)に影響を与えたか、あるいは色々な手引として使われたかを述べたと思われる。 質問 (1)1回目の回答に十分注意して、当初の訳を修正したつもりです。 今度はどうでしょうか。 (2)最初の回答の中で疑問に思うのは、the "Divination"についてです。 これは“Works and Days”のことだろうと思われ、この「予言の書」としてみました。 (3)また、次の(.)所は“.”がありますので、文章を切りました。 It is possible ……. to the "Divination"(.) It certainly……. 一回目の回答では、切らずに、訳してありました。
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appendixという単語を思い浮かべてください。「付録」という訳が一般的です。たとえば英和辞典の後ろのほうに辞書本編とは独立してappendixとして英文法の解説や不規則動詞表や英文手紙の書き方などが付いていることがありますよね。「本文の後ろに付いているもの」がappendixの意味です。QA61のappendedもこれを踏まえて考えましょう。 (2)さて、ここにあるDivinationというのはDivination of Birds, 原題をOrnithomanteia(オルニトマンテイア)という詩です。Works and Days ではありません。ornitho- が鳥、manteiaが占いの術のことです。天体の運行と同様に空を渡る鳥も人知の知りえぬ未来や神の意思を伝えるものと古代の人は見なしたのです。 the "Astronomy" or "Astrology" (as Plutarch calls it) は1つの詩です。ただプルタルコスが違う名で呼んでいるだけです。 their dates of rising and setting ですが、risingは日の出前明るくなって星が見えなくなる頃に東の空に上りつつある星または星座、settingは夕刻に暗くなって最初に西の空に沈もうとしているのが見える星/星座を指します。季節の移り変わりつまり暦の中の日を正確に示す物として古代のギリシャ人は重視しました。ホメーロスの叙事詩でもたとえばオデュッセウスが夜に航海する場面で沈み行く星昇る星に詳細に言及のある個所があります。現在の暦の何月何日におよそどの緯度にいたか判断できるほどです。might be used as guides も暦や航路についての実際的、つまり占いと言うよりは自然観察に基づく知識の応用のことを言っているのだと思います。「いろいろな手引き」という訳はいいですね。 ところで別の個所のotherwise, even, finallyもそうですが in turnなど専攻する文との論理的な繋がりを示す訳しにくい副詞(句)が多用されるあたりいかにもギリシャ語を読む人らしい文章だと思います。 以上回答者の興味の向くままの雑談にお付き合いいただいてありがとうございます。
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- bakansky
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はじめに (2) についてコメントさせて下さい。 "Devination" は "Works and Days" のことではなくて、"Devination by Birds" のことだと思います。 理由は、同じ "Devination" という語を用いているからです。 それから (3) についてですが、私だったら、やはりそのように訳すだろうな、という気がします。文章がすっきりして、読みやすいものになるだろうという期待から(もっとも、私の場合は、長い英文をひとつの日本語の文にするのがむつかしいから、という理由もあります)。 (1) に関しては、元の訳文を見ておりませんが、このレベルの訳文を示されると、もう英文和訳の段階ではなく、日本語の文章の書き方の好みの問題になりそうな気がします。 僭越ながら、私の試訳も書いてみたいと思います。 It is possible that the "Astronomy" or "Astrology" (as Plutarch calls it) was in turn appended to the "Divination". 「天文学」(ただしプルタークは「天文学」ではなくて「占星学」という用語を用いている)が、削除された「鳥の予言」という詩編の代りにくっつけられたのではないかと思われる。 It certainly gave some account of the principal constellations, their dates of rising and setting, and the legends connected with them, and probably showed how these influenced human affairs or might be used as guides. その中には当然のことながら、主要な星座の説明、季節による星座の位置変化、およびそれらの星座にまつわる伝説が書かれていた。おそらくは、星座が人間の運命にどのような影響を及ぼすのかが示されたもので、指針として用いられたかもしれない。
お礼
プルタルタルコスの占星術というのがある。ここには星座の話があって、 生活に使われたという趣旨のようです。 これが著者の言いたいことと要点を掴みました。 言葉使いが非常に難しい。多くの予備知識が要求されているようです。 いろいろなことが分かってきました ありがとうございました。
お礼
鳥の占い(神託を告げる鳥)、星座、天文・占星術、明星など実に多様な予備知識が要求された文章であることが分かってきました。 興味のむくままの雑談こそ極めて重要な情報で、理解を深めるのに役立ちます。イーリアスにも占いの鳥が飛んだのを思い出しました。 予断ですが、イーリアスで使われた数を全部調べて、これが神聖数であることが分かったのですが、古代ギリシャ人は聖なるものを求めたり真実を求める気質のようなアイディンティはこの辺に鍵があるのかも知れません。 難しい文章ですが、何か、ギリシャ人の考え方がつかめたらいいなと思います。ありがとうございますた。