インピーダンス電圧と送電線安定度

このQ&Aのポイント
  • インピーダンス電圧とは、変圧器の短絡容量軽減対策や電圧変動の面において重要な要素です。
  • インピーダンス電圧が大きいと短絡電流が小さくなり、電圧降下が軽減されます。
  • 送電安定度の面では、インピーダンス電圧が小さいほうが望ましいですが、具体的な関係についてはまだ解明されていません。
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インピーダンス電圧と送電線安定度

電験3を勉強しています。 (1)変圧器のインピーダンス電圧は、短絡容量軽減対策上からは「大きい」ほうがよく(2)電圧変動の面からは「小さい」ほうが良い、(3)また送電安定度の面からは「小さい」ほうが良い。 という問題がありまして、穴埋めなのですが (1)短絡容量軽減対策からは、インピーダンス電圧が大きいということは、インピーダンスが大きいということなので、短絡電流が小さくなると言うのはわかります、また(2)電圧変動の面からはインピーダンスが小さいほうが電圧降下も軽減されるので小さいほうが望ましいのもわかるのですが、(3)の安定度とインピーダンス電圧の関係がいまいちわかりません、どなたかご存知の方がいらっしゃれば、ご教授お願いします。よろしくお願いします。

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回答No.1

送電線の送電容量の式:P=(Vs・Vr・sinδ)/X という基本的な式がありこれで説明できます。お手元の参考書にきっと記載があると思いますのでお確かめ下さい。 この式でδは送電端と受電端の電圧の位相差、Xは送電線(含変圧器)のリアクタンスです。δが大きくなるにつれて安定度が低下します。式を変形して、sinδ=PX/(Vs・Vr)とすると、同一送電容量(P=一定)において、安定度を高める(=δを小さくする)ためには、(1)Xを小さくする 及び(2)電圧を高くする ことが有効です。

nekuro01
質問者

お礼

参考書ではいまいちわからない部分もあったので質問させていただきました、送電端Vsで受電端Vrなのでインピーダンス電圧が高いということはインピーダンスが高く電圧降下(IX)が高いので送電端と受電端の位相差角SINσが増加し結果安定度が悪くなるということなんですね、理解できました。ありがとうございました。

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