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村上春樹現象は 異常ではないでしょうか?

moumougooの回答

  • moumougoo
  • ベストアンサー率38% (35/90)
回答No.12

>もっともっとファンからの非難の投稿と熱心な読者からの正面からの反批判が集まるかと思っていたのですが どうなったのでしょうか。これからどうなりましょうか。 では、といっても、熱心な読者ではないので、弱々ですが。 国語の問題風にいえば、 【問1】 ”卵であるわれわれ一人ひとりが 壁をつくり支えているという現実”が述べられています。本文中の文章を用いて、その理由を述べなさい。 【解答欄】 「私たちは皆、多かれ少なかれ、卵なのです。」から、すなわち、私たちのすべてが卵ではなく、 「「システム」は私たちを守る存在と思われていますが、時に自己増殖し、私たちを殺し、さらに私たちに他者を冷酷かつ効果的、組織的に殺させ始めるのです。」から、壁でもあることを作者は問題視している。 だと思います。つまり、個々の中の部分の話を彼はしているのではないですか? 「卵である自分の側に立つ」のではなく、私たちの中の卵の部分に立つといっているのだと思いますよ。 彼は、その相克を書くのではなく、二つの存在として書いているがゆえに、卵の部分が例えば《僕》のすべてのように見えているだけではないですか? 《システム》が「私たちに他者を冷酷かつ効果的、組織的に殺させ」ないためには、卵の側にたつこと自体が最低限必要なことではないでしょうか? 彼は告発します「「システム」は私たちを守る存在と思われていますが、時に自己増殖し、私たちを殺し」ていると。彼は《システム》をただ取り除けばよいといっているのではありません。しかし、文学的な表現だと思いますが「自己増殖」という言葉を用いて、私たちがコントロールできない《システム》のもつ影の部分の脅威を表しているように思われます。 まあたとえば、”お金が人を変える”といった場合に、その人が死んでしまうわけでなく、その人の中の何かが変わってしまったということだと思いますが、彼は、その変わってしまった何かの側に立つといっているのではないでしょうか?質問者様は、それに対してお金を使っているのだからおかしい、とか、金融システムを変える答えを提示していないからおかしい、といっているように思われます。彼は「変わってしまった何か」をわれわれは明示的に認識(表現)することができす、穴ぼこ的な失ったものとして、表現しているのだと思います。 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa39578.html という感じです。それを穴ぼこの表現としてではなく、《僕》の一部ではなく全てとして捉えて、彼が、人間存在の在り様として表現していると捉えるのは、奇異に感じます。 といったところでしょうか?

bragelonne
質問者

補足

 moumougoo さん ご回答をありがとうございます。  ○ ひとがお金ならお金によって 変わってしまったというとき そこで失ったものを《何らかのしるし》によって表わし 物語を編む。  ○ つまり変わる前の自分を 《わたし》なり《自然本性》なりと規定せずに あいまいに《穴ぼこ的な失ったもの》として――その物語の中で――表現していると見なしたとします。  ☆ と どうなるのですか?  ★ それを穴ぼこの表現としてではなく、《僕》の一部ではなく全てとして捉えて、彼が、人間存在の在り様として表現していると捉えるのは、奇異に感じます。  ☆ というほうが 奇異に感じられるのではないですか? どうでしょう? 《わたしとその自然本性 つまりは 精神と身体 特には自由意志》 これは   ★ 人間存在の在り様として表現  ☆ すべきなのではないですか? どうなのでしょう?    それゆえ 多くの場合 個人にとっては《壁》として迫ってくる《社会システム》も あからさまな皮肉交じりですが 《定額給付金》を支給するということもおこなうわけでしょう? 失った人間性を せめてこのささやかな相互援助によって 取り戻していただきたいというのでしょう。  人間にとって 存在の全体 人格の全体であるものを いまは《穴ぼこ》であるから 腫れものに触るべからずのごとく そおっとしておいて その代わりに 膨大な物語を編みましょう。その曖昧模糊とした世界に みなさん 浸ってください。ということになるでしょうか?   文学としてなら 勝手にやってくれたまえです。哲学としてなら 何を寝ぼけたことを言ってんだいとなります。  ★ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  まあたとえば、”お金が人を変える”といった場合に、その人が死んでしまうわけでなく、その人の中の何かが変わってしまったということだと思いますが、彼は、その変わってしまった何かの側に立つといっているのではないでしょうか?  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  ☆ 当たり前です。しかも あいまいにぼかす必要は何もない。しっかりと――哲学としてなら―― 語らねばならない。しかも  ○ 《わたし》とは 何か。  ☆ これを誰もが ほんとうには 知っています。欺かれたなら そこで 我れに還ります。あやまつなら そこで 我れに還ります。その《わたし》をわたしは それまで愛して来なかったわけではないことは じゅうぶん 分かるものです。  なぜ これをわざわざ もやもやの雲の中に放り込まねばならないのですか? 哲学が それはけったいなことだよと ひとこと口をはさんでもいいだろうし ここは はさむべきところなのです。  ☆☆ (No.3補足欄) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  ★ (α) 自分たちの弱さを許容すること  ☆ と(β) 《か弱い卵であるわたしたちがつくった〈壁〉を その〈わたしの内包するもの〉から取り除いて いわば自分に縮こまること》とは 別だと申し上げているはづです。どうでしょう?  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~    ★ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  《システム》が「私たちに他者を冷酷かつ効果的、組織的に殺させ」ないためには、卵の側にたつこと自体が最低限必要なことではないでしょうか?  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  ☆ 赤ん坊ぢゃあるまいに なんでこんな当たり前のことを言われなければならないのですか? それぢゃ 文学ですらないのではないですか?

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