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過去形で命令形になる言語

日本語の場合、 「さあさあ、安いよ、買った買った!」 「なんだ、買わないのか、帰った帰った!」 「え? 他の店の方がモノがいい?、ちょっと待った!」 と、他人がまだしてない行為をしてほしいという時の用法として、過去形と同じ形を取って表現されることがあります。 もちろん、これが「て」に置き換えることもできますから、上の例文にあるのは過去の助動詞「た」ではないことは明らかですが、過去形と同じ形を取るというところが面白いなと思いました。 さて、私の知る限り、そのような言語は他にないのですが、何か例があれば教えて下さい。

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  • mide
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回答No.4

面白い現象ですね。ご質問は、外国語で命令形と過去形が同じ形になる場合があるかどうかということでよろしいでしょうか。 英語の不規則動詞で、そういうことがあると思いますが…、set, put など。 またフィンランド語では、規則的な変化でも同じになることがあり、tanssia(踊る)haalia(集める)などの動詞は、二人称単数命令形と三人称単数過去形が同じになります。具体的には、 Tanssi!(踊れ):Matti tanssi.(マッティは踊った) Haali!(集めよ):Matti haali.(マッティは集めた) です。ただし、これは規則的な語形変化の結果偶然起こるもので、そうならない動詞の方が圧倒的に多いです。

nabayosh
質問者

お礼

>set, put うーん、なるほどねぇ。もちろん文法としては依頼文と過去文が弁別できるようにはなっていますけど、そう言われるとそうですね。 >フィンランド語 なるほど、こういうものもあるんですか。フィンランド語は難しいと聞きますから、格変化なども複雑で、こういう同じになってしまう現象もあるんでしょうね。 なんだかすっきりしてきました。ありがとうございました。

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  • yawen
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回答No.6

中国語にもあるようです。もっとも命令とまでは言えないと、思いますが、 女性が男性に甘えた口調で 「買了、買了、給我買了」と言ったとしましょう。日本語では、 「買ってよ、買ってよ、私のために買ってよ」くらいの意味になります。 これは日本語の「お願い」よりはもっと強い感じを受けます。 なお、「買了」は通常では、「買う」の過去形で「買った」の意。 おもしろいですね。中国語にも同じような表現があるなんて、

nabayosh
質問者

お礼

うん。中国語にもあるだろうとなんとなく思ってました。 完了の了ですからね。過去形です。 これは今までの中でもかなり日本語のニュアンスに近付いているんじゃないでしょうか。 ありがとうございました。

nabayosh
質問者

補足

ここで締め切ります。良回答はごらんの通りになります。韓国語なんかもありそうかなと思ってちょっと待とうかとも考えましたが、ここで終わりにしますので、興味のある方はもっと調べてみて下さい。

  • mide
  • ベストアンサー率44% (333/745)
回答No.5

スウェーデン語でも、不規則動詞で起こる例を思いつきました。 kom(「来い」「来た」) var(「~であれ」「~だった」) など。英語の set, put 等と違い、これらは不定詞、現在形、過去分詞は別な形なのに命令形と過去形のみが同じ形です。 でも、ごく少数で偶発的だと思います。日本語のように多数の動詞で一致が起こる言語は…あるんでしょうかね。

nabayosh
質問者

お礼

>スウェーデン語 なるほど、「命令形と過去形のみが同じ形」という珍しい例ですね。 >日本語のように多数の動詞で一致が起こる言語は…あるんでしょうかね。 まあ、多分ないと思います。日本固有かということを知りたくもあったので、そういう意味ではこの疑問はもう崩れていると言えるかもしれませんね。 普通に日本語だけで暮らしている人間にはわからないような言語を教えていただき、ありがとうございました。

回答No.3

再び失礼いたします。 英語の、 Would you ~ ? Could you ~ ? といった依頼の文などは似てるかな、とちょっと思ったのですが。 (疑問文として語順が変わってはいますが)

nabayosh
質問者

お礼

そうでしたね。wouldとcouldというのがありました。 これは時制としては過去ですが、依頼の時は過去であるということは関係なくなります。 鋭い例でした。 ありがとうございました。

noname#3486
noname#3486
回答No.2

nabayosh様 さあさあ、入った入った!  ←入った(らどうだ) さあさあ、座った座った!  ←座った(らどうだ)  さあさあ、注文した注文した!←注文した(らどうだ) (先ずは生中から) さあさあ、飲んだ飲んだ!  ←飲んだ(らどうだ) さあさあ、食った食った!  ←食った(らどうだ) (割り勘だ) さあさあ、払った払った!  ←払った(らどうだ) (電車を待ちながら) さあさあ、並んだ、並んだ! ←並んだ(らどうだ) 

nabayosh
質問者

お礼

うーん、そういう質問ではなく、「外国語」にそういう似たような現象があるかという話だったんですがねぇ。 そりゃ日本語は面白いですよ。でも私が聞いているのは…… いいや、そこは100歩譲るとしましょう。 (らどうだ)の省略であるという解釈は、つまりは「た」を過去・完了の助動詞と解釈した上で、それを仮定形に活用しているということですね。 しかし、言外に「どうだ」という意味付けがあるかというと、そこにはないのではないかと考えます。 そこでいろいろ考えたのですが、おかげさまで自説が立ちました。 入った入った←入りたまえ入りたまえ 座った座った←座りたまえ座りたまえ 注文した注文した←注文したまえ注文したまえ 趣旨から逸れたにせよ、わざわざ時間を割いてご回答下さりありがとうございました。

回答No.1

質問への直接の回答ではありませんが……、 >もちろん、これが「て」に置き換えることもできますから、上の例文にあるのは過去の助動 >詞「た」ではないことは明らかですが、過去形と同じ形を取るというところが面白いなと思い >ました。 というご意見には、少し誤解があるように思います。 例文にあるのは、助動詞「た」の用法の一つ(命令)にすぎないのではないでしょうか。 「て」に置き換えた場合も、それぞれ、 「買って-ください(orほしい)」「帰って-ください(orほしい)」「待って-(orほしい)」 の省略形であり、 具体的には、「動詞の連用形+助動詞「た」の連用形」である、 「買うて」「帰りて」「待ちて」 の音便形だとおもいます。 通常、「命令形」といった場合、 「買え」「帰れ」「待て」 です。 伝統的(?)な国語文法では、動詞の変化形に「過去形」というものは存在しなかったように思います。

nabayosh
質問者

お礼

うーん。そういう意図じゃないんですがねぇ。 >助動詞「た」の用法の一つ(命令) まず、助動詞「た」には命令用法は一切ありません。過去・完了の2通りというのが一般的です。 接続助詞「て」に置き換えられると言ってしまったのは汗顔の至りでした。双方とも意味は同様のものにはなりますが、助詞に活用形はありませんから同根のものであると考えるには難があるかもしれません。 「て」の置き換えということが出ましたが、「た」の方が明らかに(不自然でなく)使用できる動詞が制限されています。 例:「ねぇ、見て見て」→「ねぇ、見た見た」   「お願いだからわかって」→「お願いだからわかった」 したがって、「て」の置き換えのことを言うのも無駄だったかもしれませんが、私としては「買った買った」の「た」が過去の「た」ではないということを言うために引用した手落ちであったと反省しています。 >伝統的(?)な国語文法では、動詞の変化形に「過去形」というものは存在しなかったように思います。 で、私は「外国語」で質問してるんですよ。日本人にとってみれば国語は日本語そりゃごもっとも、なんですが、過去形という概念はテンスの問題として諸言語にあるわけですから。まあ、「た」に関して言えばアスペクトという面も強いわけですけどね。 ただ、日本語の過去時制を示すには「た」のような助動詞が必要なのであって、結果としてそれを日本語の過去形と見なすことは強引にせよ、厳密でないにせよ、一面は捉えているものと思っています。 このような「過去」を指向する言葉と「促し」の言葉が、文字上一致するというのに一種のおかしみを感じたわけですよ。 「命令形」という語の用法には若干誤解を与えかねないところがあったことはおわびします。国語文法で言うところの「命令形」は「動詞の格変化(活用)」における「命令形」ですが、私が「命令形」と言ったのは、語用論の面での「命令形」なので、むしろ「命令のモダリティ」と言うべきだったかもしれません。もともと「命令」というより「依頼」に区分されるべきだったものを「命令」であるとしてしまったのは迂闊でした。 いずれにせよ、時間を割いて回答くださりありがとうございました。

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