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コスモ石油の植林CMについて
はじめてお世話になります。 友人と話している時 コスモ石油が「CO2抑制のために、オーストラリアに 5100ヘクタールの植林をしています云々」(文章は不正確です) というCMが流れたので、この植林の効果が、コスモ石油が売った ガソリンが排出したCO2に対して、どの程度のものなのか?という 議論になりました。 私は、「ほとんど効果はないだろう!悪くするとマイナス」派 友人は「やらないよりはかなりマシ!」派 でした。 コスモ石油の1年あたりのガソリン販売額は、約6.6ギガリットル という値が、すぐにわかったのですが、1ヘクタール当たりのCO2 の年間吸収量、植林に要するエネルギー、携わる人間の使うエネルギー など、分からないファクターが多すぎて、計算までには至りませんでした。 何か、ご見解か、簡易な資料がありましたら、ご教示いただければ 幸いです。
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コスモ石油のホームページが参考になると思います。 http://www.cosmo-oil.co.jp/inf/press/p_020919/menu.html 1haの森林が吸収するCO2の量は、20トン前後と考えて良いと思います(色々な考え方があると思いますので、あくまでも一つの指標)。まぁ、正直に言って、石油元売りが販売するガソリンから排出されるCO2量とは比較にもならないでしょう。そういう観点で見ると、偽善に思えるかもしれません。しかしながら、だからといってやらなくて良いということにはならないと思います。 ちなみに、5100haについては、コスモ石油は自分で植林しているのではないと思います。豪州の会社(これがつぶれて、今ではZurichが引き継いでいるようですが)が植林した森林での排出権を、優先的に購入できるオプション契約を結んでいるだけのようです。そしてそこで獲得したCO2排出権を、ユーザーが排出するCO2のオフセットに活用しています。 石油会社の中では、出光興産も植林をしていると新聞で見たことがありますが、コスモ石油の場合はtaro1121さんの言うとおり、うまくCMに活用したと思います。
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- taro1121
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tama4622さんの書かれている内容が回答の本筋だと思われます。 付け加えるなら、他の石油会社・産業も同じような仕事をしています。コスモさんは上手にCMしたなと言うのが私の印象でした。 批判的になってしまうのは、企業だからでしょうか?もし国の予算を使う協力隊であるとか、寄付によって活動するNGO・NPOだとしたらどのように感じたでしょう。 海外で農林水産業の活動をしている友からのメールではどのような形態であれ、その環境に憂いを持ち、少しでもより良い環境を作り出そうとしています。 PS、最近、アフガニスタンの農業支援に旅立った友がいます
お礼
どうも、熱意あるお答え、ありがとうございます。 今回のご意見を拝見して、私がまだ若かった頃、 マザーテレサが来日された時のことを思いだしました。 ・・・それは、 日本に旅客機で到着された時、出された食事の使い捨て食器を、 「祖国では、まだまだ使える、大切なものなのです」とだいじに 持ち帰った、というマザーの話が、「美談」として新聞に取り 上げられた事です。 ガチガチの合理主義者だった当時の私には、マザーのその 不合理さが理解できませんでした。 「マザーが、もし、簡易食器が欲しいと、日本企業に依頼すれば 100万個だって、一瞬に手に入るだろうに・・・。ほんと~に 貧しい者たちのために欲しいならそうすべきなのに・・・ なぜそうしない??・・・。蟷螂の斧に自己満足する、マゾヒスト じゃないんだから・・・??」 私は、この事が、頭からずっ~と離れませんでした。たぶん、あれから 20年近く考えつづけて、マザーが亡くなられた時ですら、考えてました。 でもわかりませんでした。 しかし、最近は、なんとなく、こう思うことにしたのです。 「マザーは、日本人である私に、『考えさせる』ために、あんな不合理な 行動をとったんだろう・・・『考えさせ続ける』ために・・・確かに、私 は考え続けてのだから・・・私は、マザーの行動の事を考えている時、 確かに、いつも、『環境と貧困』を考えていたのだから・・・」 『啓蒙』とは、こ~ゆ~事を言うんだろう、と思っています。 ただ、「啓蒙するような行為」が許されるのは、価値観の定まった 指導的立場の方だけだと思います。 実働部隊こそ、合理的・効果的に活動するのが一番大事だろうと思います。 そうゆう意味で、その活動が効果があるのか否か、を見極めることが、若い 方に、最も肝要であるという気持ちは、20年前も、今もかわりません。 お答えどうもありがとうございました。
- tama4622
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根拠はありませんが「ほとんど効果はないだろう」と思います ただ、「悪くするとマイナス」ではないと思います このCM、確かこんな趣旨のバージョンがあります 毎年森林を燃やす人たちがいます CO2を吸収してくれる貴重な森林を燃やすな という言葉は 彼らには届きません それは本当の飢えをしらない私達の言い分に過ぎません かれらは食べるために森林を燃やし作物作ります 森を燃やさなくても食べていけるように ○○石油は稲作りの指導と普及をはじめています 単純に「罪滅ぼしに森を植えています」だけのCMだったら 「そんなもん売って儲けている石油の量に比べたら 問題にならないほど微々たるもんでねえの?なんか偽善的」 と私も思ったと思います そして質問のように じゃあ5100ヘクタールがなんぼのもんか調べてから 批判しようなじゃいか となったと思います でも、そういう批判を封じるための「稲作作りの指導」で これも一種のポーズだとしたらやはり偽善的ではあります なんかご質問の趣旨とははずれてますが 私も5100ヘクタールの森林の効果 知りたいです
お礼
さっそくのお答、ありがとうございます。 確かに、企業広告には、いつも多少の胡散臭さや偽善を 感じます。が、まあ、それは営利企業ですから、仕方ない ことなんでしょうね。 私が不満に思うのは、エセ統計といいますか、数学オンチ といいますか・・・なんとなく日本人のロジカルでない部分 なんです。 よくマスコミが使う「東京ドーム4杯分のビール」とか 「富士山の高さの10倍の量の厚さの云々」とか ああゆう、「バカな国民に教えてやろうか」的なところと 同じ尊大さ、ズルさを感じるんですよね・・・ 今回はどうもありがとうございました。 もう少し、更にお答をお待ちいたします。m(_ _)m
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