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哲学者が何をしたか

 失礼します。 私は、都内の大学に通う二年の者です。 今、大学の夏季レポートのために 読む哲学書を探しています。 哲学書を読み、内容の要約や自分の見解を述べるという レポートなのですが、 どの哲学者にしようか迷っています。 世の中に大きな影響を与えた哲学者の本を読みたいと 思っているのですが、いまいち哲学者が どんな功績を残したのかわかりません。 そこで、お願いですが 後の世界に大きな影響を残した哲学者、またその著書を 教えて頂けないでしょうか? どうかよろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • tyr134
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回答No.6

ANo.4です。 色々詰め込んだため、よけい迷わせちゃっいましたかね^^; もうレポートは完成しましたでしょうか。 まだ、迷ってたら以下に私のお薦めを。 >世の中に大きな影響を与えた哲学者の本 という点で、今最もホットな分野に「心身問題」というのがあります。 言い方を変えると、「脳の科学」とか「認知科学」とか言われたりします。 で、これに大きな影響を与えた一人が「ルネ・デカルト」です。 (※#4でルネ・デカルトの「ト」が抜けてましたね・汗) デカルトは、有名な「cogito, ergo sum(コーギトー・エルゴー・スム)」つまり「我思う故に我あり」というのがあります。 これは、「私」を「意識」として捉えました。 言い換えると「精神(あるいは魂)」となるかと思います。 そして、「精神」と「肉体」は別々の存在であると考えます。 脳の最奥部にあると考えられていた松果腺や動物精気、血液などを介して精神と身体とは相互作用すると主張しています。 それに対して、ラ・メトリーらによって精神物理的一元論が唱えられます。 こちらは、「精神」は「体の活動(生体活動)」の結果生まれたモノと考えます。 いわゆる、機械論や唯物論を推し進めた考え方ですね。 認知科学・神経科学・理論物理学・コンピューターサイエンスなど、多岐にわたる分野で重要な影響を及ぼしています。 特に、「人工知能」ではもし「電気信号を介した物理作用」のみで「精神」が完成したら、「精神物理的一元論」を証明することにもつながるでしょうね。 デカルトのこの問題については『情念論』になります。 『情念論』 岩波文庫 青 613-5) デカルト (著), 谷川 多佳子 (翻訳) ISBN-10: 4003361350 精神物理的一元論の立場からの書としては、 『人間機械論』 (岩波文庫 青 620-1) ド・ラ・メトリ (著), 杉 捷夫 (翻訳) ISBN-10: 4003362012 がありますね。 レポートがんばってください。

benkyouchu
質問者

お礼

レポートはまだかけていません。 本当に、有益なアドバイスありがとうございました。 助かりました。

その他の回答 (5)

  • LN-TF
  • ベストアンサー率53% (320/596)
回答No.5

既に色々挙がっているようですので、訳書について。 新本は版元品切や絶版でも大学や都立図書館などにありそうなものもあげておきます。 プラトン・・・岩波書店より全集が出ていますが浩瀚です。岩波文庫に一部が入っています。 アリストテレス・・・同上、なお河出書房からもかって出ていましたが入手困難。但し引用に結構使われている。岩波文庫に入っている。 トーマス・モア・・・「ユートピア」中公文庫(ラテン文よりの訳)岩波文庫(英訳本よりの訳)春秋文庫(英訳)平凡社「社会思想全集」所収(独逸訳よりの訳、独逸本が既に三重訳の疑いがある) モンテニュー・・・「エセー」岩波文庫(数冊本) パスカル・・・「パンセ」(瞑想録)角川文庫(絶版?)、白水社 スピノザ・・・「エチカ」他、岩波文庫で実質的な全集となっている。 ニュートン・・・中央公論社、(古くは春秋社文庫) カント・・・全集は岩波書店、理想社(絶版?)、主な著作は岩波文庫 ヘーゲル・・・全集は岩波書店。「小論理学」岩波文庫(上・下)、「哲学入門」岩波文庫、「精神哲学」岩波文庫(上下)、「精神現象学」平凡社、「歴史哲学」は旧岩波文庫(3冊)が良い。 J.S.ミル・・・「論理学体系」春秋社(6冊)入手困難。 K.マルクス・・・エンゲルスとで全集がある。大月書店(絶版) (註)「資本論」は経済書、「共産党宣言」は政治書と一般に見られているので。「ドイツ・イデオロギー」岩波文庫(首篇のみの訳)、河出書房(同じ)。 エンゲルス・・・「オイケン・デュリング氏の科学の変遷」(反デュリング論)岩波文庫(これが読みやすい)、国民文庫(大月書店)他。「空想より科学への社会主義の発展」(空想より科学へ/社会主義の発展、前掲「反デュリング論の抜粋)岩波文庫、国民文庫、改造文庫(旧字旧かなで文章も古いが日本語としては読みやすい)他。「ルドルフ・フォイエルバッハとドイツ古典哲学の終焉と」(フォイエルバッハ論)岩波文庫、青木文庫、国民文庫、他。「弁証法と自然」(自然弁証法)岩波文庫(上下)これが参考註が親切。黄土社(絶版) シュペンハウワーが抜けています。ヘーゲルの論敵。ニーチェに影響を与えた、日本でも大正期に影響を与えた。全集。白水社。「意志と表象としての世界」中央公論社(抄訳)改造社(姉崎訳。絶版)玄黄社(増富訳「宇宙及び人生」絶版) ニーチェ・・・岩波文庫などに諸作あり。全集は新潮社、角川文庫他(絶版) マックス・シュテイルナー・・・「唯一者とその所有」(上下)岩波文庫、改造文庫(入手困難)他。

benkyouchu
質問者

お礼

 ここまで、ぎっしりと書いて頂けるなんて。    どうもありがとうございました。  参考にさせて頂きます。

  • tyr134
  • ベストアンサー率51% (851/1656)
回答No.4

>世の中に大きな影響を与えた哲学者 まぁ、有名どころの哲学者はほぼすべて影響を与えてると言っても良いので、好き嫌いだと思いますけど。 思いつく限りあげてみます。 タレス・・・記録に残る最古の哲学者 ピタゴラス・・・「ピタゴラスの定理」で有名。 プラトン・・・『ソクラテスの弁明』『国家』など アリストテレス・・・『ニコマコス倫理学』『形而上学』など アウグスティヌス・・・『告白』『三位一体論』『神の国』などキリスト教哲学の父 ペトラルカ・・・ルネサンス人文主義の先駆け ピコ・デラ・ミランドラ・・・人文主義の重要な哲学者『人間の尊厳について』 マキャヴェッリ・・・『君主論』『ティトゥス・リウィウスの最初の十巻についての論考』『戦術論』など。ルネサンス後期の政治思想家 トマス・モア・・・『ユートピア』イギリス・ルネサンスの重要思想家・法律家 ミシェル・ド・モンテーニュ・・・『エセー』フランス・ルネサンスの重要思想家。デカルトやパスカルに多大な影響を与えた ルネ・デカル・・・『方法序説』『省察』など。心身合一論や数学の数々の定理など、近代哲学の祖 パスカル・・・『パンセ』『円錐曲線論試論』など スピノザ・・・『エチカ―幾何学的秩序によって論証された』など ニュートン・・・『自然哲学の数学的諸原理(プリンキピア)』科学革命を決定づけた カント・・・『純粋理性批判』『実践理性批判』『判断力批判』など。近世までに提出された哲学の統合を試みたとも言われる。近現代哲学の祖 ヘーゲル・・・『精神現象学』『エンチクロペディー』『歴史哲学(講義)』などドイツ観念論を代表する思想家にして、後の哲学に多大な影響を与えた ジョン・スチュアート・ミル・・・『論理学体系』社会民主主義・自由主義思想に多大な影響を与えた。 チャールズ・ロバート・ダーウィン・・・『種の起原<上・下>』など。イギリスの自然科学者。進化論の方向性を確立した カール・マルクス・・・『資本論』『共産党宣言』など。資本主義を批判したマルクス経済学は未だに色あせない。 フロイト・・・オーストリアの精神分析学者。「無意識」を発見した マックス・ヴェーバー・・・『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』ドイツの社会学者・経済学者。マルクスと双璧をなす経済学者 バートランド・ラッセル・・・20世紀を代表する哲学者『数学の原理』『西洋哲学史』など アルベルト・アインシュタイン・・・言わずとしれた「相対性理論」の確立者。因みにラッセルと共同でら「ラッセル=アインシュタイン宣言」を出して核兵器の危険性に警鐘をならした。 カール・ポパー・・・オーストリア出身イギリスの哲学者。『歴史主義の貧困――社会科学の方法と実践』など E・H・カー・・・イギリスの歴史家、政治学者、外交官。『歴史とは何か?』 こんな感じでしょうか? まぁ、普段は哲学者とは言われない人も含みますけど、近現代は哲学が細分化され専門化されて各学問分野になってますんで、その辺はご勘弁ください。 参考になりましたら幸いです。

benkyouchu
質問者

お礼

たくさんいますね。 どの哲学者にしようか迷ってしまいます^-^。 じっくり考えてみますね。 詳細な書き込みありがとうございました。

回答No.3

>世の中に大きな影響を与えた哲学者の本を読みたいと プラトンやソクラテスがその哲学者だとは思えませんね。 彼らは世の中に影響など与えてないですよ。 だいたい哲学者は世の中に影響を与えてません。 それが出来たのは、科学者と思想家です。

benkyouchu
質問者

お礼

 そうなのですか。 回答ありがとうございました。

  • HANANOKEIJ
  • ベストアンサー率32% (578/1805)
回答No.2

エンゲルス「自然の弁証法」といいたいけれど、難しいので、 エンゲルス「空想から科学へ」と「フォイエルバッハ論」の2冊を おすすめします。100ページくらいの本なので、最低10回は読んでください。もし入手できるなら、「猿が人間になるにあたっての労働の役割」という短い論文にも眼をとおしてください。 http://www.shinnihon-net.co.jp/catalog/product_info.php?products_id=564 http://www.shinnihon-net.co.jp/catalog/product_info.php?products_id=562 http://www.shinnihon-net.co.jp/catalog/product_info.php?products_id=568 http://ameblo.jp/shibatalienne/theme1-10003535240.html

benkyouchu
質問者

お礼

なるほど、エンゲルスにフォイエルバッハですか。 エンゲルスは初めて聞きました。 回答ありがとうございます。

noname#117439
noname#117439
回答No.1

プラトンやソクラテスの入門書を読んで(原点ですから)哲学的思考の流儀と言うかしきたりみたいなものを学べば哲学は自由自在です。

benkyouchu
質問者

お礼

確かにプラトン、とソクラテスは基本ですよね。 回答ありがとうございました。

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