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哲学に明るくなる為には??

はじめまして。現在大学院で数学を専攻している者です。 最近漠然と哲学に興味があり、その方面の知識を得たいと考えているのですが、どうも漠然としすぎていて、どうしたら哲学に明るくなれるのかわかりません。 まず第一に、どのような分野があるのかがわかりません。 次に、片っ端から哲学の知識を吸収したいという、ミーハーな欲望はあるものの、自分がどの分野に興味があるのかがあまりわかりません。 取り合えず、どの分野でどういうことを研究しているのかが知りたいと思うのですが… 以前、とりあえず本を読もうと思い、哲学入門などの本を読んだのですが、自分が求めている情報は得られませんでした。 哲学の入門として、どのような分野があるのか、どのようなテーマを研究しているのか、また、興味を持った分野があったら、どのように勉強を進めていけば良いのかについて、教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

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  • nabayosh
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回答No.2

哲学にどんな分野があるかということは、哲学という学問の体系を分析するには有用かもしれませんが、wazaさんが哲学するためにはさして重要な問題ではないと思います。 しかし、「二元論と一元論」「唯心論と唯物論」などといった考え方の枠組みを押さえておくこと自体は、考える助けにはなりそうです。 数学に近しい哲学から始められるとよいと思います。 とすると、その哲学というのは、「合理主義」。 デカルト、スピノザ、ライプニッツが有名なところでしょう。 特にスピノザの「エチカ」は、数学の証明のようにあらゆる問題を解こうとしているので、近いものを感じるかもしれません。 ライプニッツは数学者としても知られていますが、モナド論については、私はわかりにくいものの、wazaさんならわかりやすいかもしれませんね。 合理主義に対立するのは、経験主義。 簡単に言ってしまうと、何によって私たちは判断するのか、という問題です。 数学がらみで言うと、「分析哲学」があります。 これは、1+2=3とはどういうことか、というような、通例なんの変哲もないと思ってしまいそうなことをじっくり考える分野です。 ウィトゲンシュタインの「論理哲学論考」というのを読みはじめてみて下さい。これも証明の解答のようですっきりすると思います。 哲学の基本は、「世界とは何か」「私とは何か」という問いにはじまります。その後、「魂はあるのか」「よく生きるにはどうしたらいいのか」などという(後に神学や倫理学へ発展した)分野の問い、「善とは、悪とは」「存在するとはいったいどういうことか」「感覚を信用できるのか、理性を信用すべきなのか」「絶対なものなどあるのか」「時間ってなんだろう」などとあまたある問いかけがあります。それらについて、wazaさんがまず自分で考えることが哲学です。 その後、いろいろな哲学者の意見を聞いて、「なるほど、こういう見方もあるのか」と視野を広げていくのが案外楽しかったりします。 問いを自分で立てて、自分で考えるということをまずしてみて下さい。その後で、いろいろな哲学者の意見を聞いてみるとよいと思います。

waza
質問者

お礼

ヴィトゲンシュタインは興味があったので、読んでみようと思います。分析哲学というのも、興味が湧きました。 ありがとうございました。

その他の回答 (2)

noname#24129
noname#24129
回答No.3

プラトンはアカデミアを創設し、その門に「数学を学ばざるものはこの門をくぐってはならない」と掲げていたそうですが、そうだとしたら、あなたは、その門をくぐる資格が十分あると思います。ぜひ、プラトン全集をお読み下さい。よい入門書となるでしょう。 後世の哲学者で、プラトンを読まなかった人は、いないのではないかと思うほどに、プラトンの(ソクラテスのと言ってもいいかもしれませんが)影響があるように思われます。それに、なんといっても、難解な言葉はほとんどなく、予備知識としては、ギリシア神話、ホメロスの『イリアス』ぐらいで十分かと思います。 勉強の進め方は、その進め方をというのではなく、ご自身がテーマとする哲学的な課題をご自分で考えることだと思います。その考え方をプラトンから学んでください。 私の場合は、知人に「思うということと考えるということとは、ちがうからなぁ」と一言いわれたのが動機になりました。「考えるということを考えよう」と思ったのです。

waza
質問者

お礼

>「思うということと考えるということとは、ちがうからなぁ」 なるほど、と思いました。『考えることを考える』ですか…参考になりました。ありがとうございます。

  • code1134
  • ベストアンサー率20% (703/3370)
回答No.1

(明るくなると言うより)"親しみを持つ切っ掛け"と言う点で、質問者さんが専攻されている数学の(一分野)の先人を利用しない手は無い!と私は思うのです。 で・・数学の先人で哲学にも影響を及ぼした人物でと絞り込むとピタゴラスの名が挙がります。 質問者さんの専攻領域によっては、余りにも身近過ぎ、"ピタゴラスが哲学者!"との切り口に違和感を持たれるかも知れませんが、数学者としてのピタゴラスではなく、哲学者としての"彼"、そして、彼と同じくギリシャ人の、ソクラテスetcと言う具合に間口を拡げ、所謂"哲学"に歩み寄って行けば良いと言う気がします。 哲学入門なら、ソクラテスやプラトン更には、デカルト、、カント、サルトル等が一般的イメージとしての哲学者なのでしょうし、私が例示したこれらの人物群に関する(入門)書も数多くありますが、質問者さんの場合、私が先に挙げた数学者でもある、ピタゴラスを手掛りにするのも、有用かと感じるのです。 http://www5e.biglobe.ne.jp/~occultyo/shinpi/pitagorasu.htm http://www.h5.dion.ne.jp/~terun/doc/s3.html

waza
質問者

お礼

ピタゴラスですか…たしかに、意外でした。 大変参考になりました。ありがとうございました。

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