• 締切済み

小麦等 値上げ、高騰の理由が知りたいです。

最近値上げしてるものが多いですが、下記の場合値上げの理由ってなんですか? たとえばガソリン=原油の高騰かと思うのですが、 (1)大豆、小麦・穀物とかが値上げしている理由がわかりません。 原油高騰も関係しているのでしょうか? (2)チーズは乳製品は牛の飼料が値上げしているからですか?ほかに理由はありますか?

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  • omeger
  • ベストアンサー率66% (204/306)
回答No.3

・小麦価格高騰の主因は2006年以降の大不作(1)。  オーストラリアの大干ばつで被害が深刻で(2)、他の穀物にも波及しています。  オーストラリアはチーズ輸出国でもあり、これにも波及。  ただし、これから小麦の収穫は回復するとかいうことなので、  時間が経ったら価格は下がるかもしれません。 ・アメリカのトウモロコシの3割がバイオエタノールに変わったため  トウモロコシ需要が急速に増大。バイオエタノール主因論もあります(3)。  他の穀物の作付けもトウモロコシに変わったため値上げが広範に波及。 ・原油価格高騰による、化学肥料価格が高騰、  船舶輸送価格の上昇、その他資材価格の高騰。  貧しい国では化学肥料が買えずに生産量が落ちるなんて可能性もあります。 ・円安。アメリカ以外の通貨(豪・カナダ・EU等)は  最近円に対して大幅に高くなっています。 ・日本の値段が高いのは関税や他の貿易障壁が高いためでもあり、  小麦の巨額関税+巨額の徴収金がなくなれば大幅に安くなりますが、  こういうのは農政関係者が嫌がります。 (1)主要小麦供給元の生産量 2004/05 オーストラリア21.9 アメリカ58.7 カナダ24.8 2005/06 オーストラリア25.2 アメリカ57.3 カナダ25.7 2006/07 オーストラリア10.6 アメリカ49.3 カナダ25.3 2007/08 オーストラリア13.1 アメリカ56.2 カナダ20.1 2008/09 オーストラリア24.0 アメリカ66.2 カナダ24.5 (農林水産省より、単位100万トン、2007/08は見込み、2008/09) http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/j_kyokyu/pdf/wheat_0806.pdf (2)ナショナルジオグラフィック オーストラリアで史上最大級の長期的な干ばつ http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=58018663 「過去7年間に発生した2度の記録的な干ばつは、大規模かつ破壊的なダメージを及ぼしており、  特にその1つは「過去1000年で最悪の干ばつ」と言われている。  主要な河川系は干上がりつつあり、オーストラリアの農産業の40%を潤す  マレー・ダーリング流域では史上最低水準の流量になっているのだ。  オーストラリアの農業は、水不足により小麦から乳製品、精肉、  ワインに至るまで壊滅的な状況となっている。産業によっては  回復までに数年を要すると予測されている。」 「オーストラリアの天候がもたらす苦悩は、予想外の自然の危機に  対する世界食糧生産の脆弱性をはっきりと示している。  多くの国の備蓄食糧は、供給が需要を上回ることによって減少しており、  生産量がわずかに落ち込むだけで価格が急騰する。そして、地球温暖化により  異常気象の発生数や強さが増すという予測が懸念を増大させている。」 「しかしながら、地球温暖化はオーストラリアの気候に影響を与える要因の1つにすぎない。  現在の気まぐれな天気の直接的な引き金となっているのは、  エルニーニョ(南方振動現象)である。この現象により、  オーストラリアでは極端な異常気象が発生している。」 「3~8年ごとに海水温の上昇を引き起こすエルニーニョは、  オーストラリアで発生した干ばつの多くと関連している。  エルニーニョは、冬季の降雨に影響するので、小麦収穫の出来を  大きく左右する可能性を持っている。オーストラリア産の小麦は  世界小麦貿易量の15%を占めており、わずかな変化であっても  世界市場全体に影響する場合がある。」 (3)世界食品価格上昇、主因はバイオ燃料生産の急増=世銀エコノミスト http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-32949420080729 「世界銀行のエコノミスト、ドン・ミッチェル氏は、 世界的な食品価格上昇の主因は欧州と米国での バイオ燃料生産急増だとする調査をまとめた。  同氏は、食品価格上昇の70─75%はバイオ燃料が原因で、 穀物在庫の減少や投機行動、食品輸出規制などを引き起こしていると述べた。  残りの25─30%の上昇は、米ドル安とエネルギー価格上昇が 原因で、肥料や輸送価格上昇とも関連しているという。  ミッチェル氏は、バイオ燃料を除く世界の穀物消費量は  2000年から2007年まで年間1.7%ずつしか増えていないと述べた。」

noname#144017
質問者

お礼

詳しい説明どうも有り難うございました。 助かりました。

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  • debukuro
  • ベストアンサー率19% (3635/18948)
回答No.2

原油の投機買いが原油高を招いている 原油高は石油製品価格を押し上げ特に大量輸送をする原材料の輸送費を押し上げる これが原因でバイオエタノール用に穀類が消費されるようになったので穀類の価格上昇が見込まれる そこで投機買いが増えてこれが穀類価格を押し上げる これらは原油不足が原因で始まったが原油不足の原因はイラク戦争の結果イラクの原油生産が激減したことと中国の急激な石油需要の増加が重なっている 風が吹けば桶屋が儲かる、に代表される連鎖反応です

noname#144017
質問者

お礼

ありがとうございました!!

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noname#65835
noname#65835
回答No.1

エコ燃料を作るために、今まで食べていた穀物を燃料用に加工してしまったり、今まで食べるものを作っていた畑で燃料用の植物を栽培したりを急に始めたので「食べるための大豆、小麦・穀物が作られてない」のです。 原油高騰→エコ燃料→食べ物も作らない ので どうにもなりません。 チーズのほとんどが輸入です。チーズやバターを輸入する場合の関税の仕組みもしらないと説明しにくいです。 http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/news/20060128gr01.htm 原料そのもの都合よりも運搬の燃料代と関税の関係だと思います。

noname#144017
質問者

お礼

有り難うございます。 関税ですか、、。 また勉強してみます。 記事のURLもつけていただき有り難うございました。

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