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getの「~なる」について?

NHKラジオ英会話講座より(英作文) (1)このラップトップコンピューターは使っているとかなり熱くなる傾向がある  This laptop computer tends to get pretty hot when in use. (2)揚げ物は脂肪分が多くてカロリーが高い傾向にある。  Fried foods tend to be high in fat and calories. (3)よく知らない人に会うと彼は緊張するようだ。  He tends to get nervous around unfamiliar people. (質問)[get]ついてお尋ねします。 (1),(3)で[get]が「~なる」という表現に使われています。私は[become]を真っ先に思い出しました。辞書を見ると「~なる」には他に、幾つかあります(become/get/turn/come/?)。使い分けをもう少し単純に考えられないかと身勝手な考えをしています。何か参考意見でもいただけると嬉しいです。以上 

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  • Parismadam
  • ベストアンサー率65% (2756/4211)
回答No.5

こんにちは。いつもご丁寧なお返事を有難うございます。 だいたいの回答は出ていますが、少し補足します。 ご質問: <使い分けをもう少し単純に考えられないか> 動詞の「原義」に頼ればいいのです。 1.get、become、turnなどは、日本語の訳としては「なる」に統一されているだけで、実際の英語ではget、become、turnと異なるの動詞なのです。 2.それがどういう推移で「なる」になったのかは、各単語の原義を振り返ってみると、そのニュアンスがつかめます。 3.get: (1)原義は「~に到る」という意味です。 (2)そこから形容詞や過去分詞を伴い「状態の推移」を表すようになったものです。 (3)また、その推移は「無意志的」な特徴があります。ご質問文の例を見ても get pretty hot「(コンピューター)は熱くなる」 get nervous「(彼は)神経質になる→緊張する」 となっており、これらは主語の意志とは関りなく「自然に」そうなる状態の推移を表しています。 (4)また、補語に過去分詞がくる場合は「受動的」な特徴があります。受動という意味では「無意志的」「他動的」と言えます。 例: get caught in the rain 「雨に降られることになる」→「雨に降られる」 get punished 「罰せられる状態になる」→「罰せられる」 (5)こうした、get+補語の無意志的、受動的、他動的用法が、イディオムとして慣例化した用法も多数あります。 例: get tired「疲れる」 get drunk「酔っ払う」 get used to「慣れる」 (6)これらのgetの用法は、getをbe動詞に置き換えても、状態を表すという点では意味にあまり違いは生じません。ただ、getを使うことで、その状態に「無意志的に到った」「自然に到った」という、「無意志的」「他動的」なニュアンスをより強調することができるのです。 4.Become: (1)原義はbe+comeです。つまり、状態+「近づいて来る」「生じる」のミックスになります。 (2)そこから、「推移」というよりも「現れる」「無から生じる」場合の「なる」のニュアンスで使われます。 例: He became rich.(O) He got rich(X) ここでのbecomeは、元々はrichでなかったのに、その状態に転身した=新しく生じた、といったcomeのニュアンスが出ています。 (3)また、getと異なりbecomeは名詞も補語として伴うことができます。 例: become a teacher(O) get a teacher(X) 3.Come: (1)原義は「近づいて来る」「生じる」です。 (2)形容詞が後続し、「その状態に近づく」というニュアンスで使われます。 例: come true「本当になる」→「実現する」 Things come right「万事よくなる」 (3)なお、to不定詞+動詞が後続すると、「~するようになる」の意味で使われます。原義は「~に近づく」で、人が主語の場合は意志的なニュアンスになります。 例: He came to do so. 「そうするようになった」 4.Turn: (1)原義は「変わる」「変える」です。 (2)補語には名詞、形容詞がきます。 (3)従って、この動詞が「なる」で使われる場合は、「変化」を示唆します。 例: He turned pale.「真っ青になった」 He turned Communist.「共産主義者になった」 どちらも、顔色の変化、転身、といった「変化」に言及しています。 5.Grow: (1)原義は「育つ」です。 (2)従って、「成長」は「変化」を示唆する「なる」は、この動詞が使われます。 例: He grew old.「年取った」 He grew tall.「背が高くなった」 6.以上のように、同じ「なる」でも各動詞の異なる原義に注目すれば、そのニュアンスがつかみ易くなります。 この場合はこの動詞を使う、といった慣用的な言い回しに慣れるのは、常に英語に触れる環境でなければなかなか難しいので、その場合はこうした原義のニュアンスから入っていくのも、フィーリングを掴むのに近道といえるでしょう。 以上ご参考までに。 前回のお礼にあった補足質問にお答えします。 ご質問1: <天井に電球が接触しているような状態では[on],「天井の領域」を表現したければ[in]でしょうか?> でいいす。 ご質問文はlight bulb「電球」の位置でしたから、天井に接していない場合が推定されますので、「天井に吊るされた」=「天井の領域」ということになります。 ご質問2: <天井を面(積)と考え「その中に」と言いたい時は[in]かな?と考えています。> 「面の中」となると、2次元でその面に接することになりますから、正しくは、「空間(3次元)の中」と解釈されるといいでしょう。 ご質問3: <では壁に取り付けられた照明器具の場合は、矢張り[on the wall]や[in the wall]の表現もありそうですね・・?> 1.in the wallだと、「壁の中に」となってしまいますから、壁に取り付けられたランプを表す場合は、「接触」を表すon the wallが使われます。 2.そもそも天井と違って、「(横)壁の空間領域」というのが明確に存在しませんから、、、。 3.ちなみに、壁の裏にある部屋、壁の後ろ、という場合はbehind「~の後ろに」、back「~の裏に」といった前置詞を使います。 以上ご参考までに。

tommy0313
質問者

お礼

 感動して読ませていただいています。知りたいことの全てが説明されています。また、100%理解できます。後はParismadam様のご好意を無にしないよう、身につけるべく努力します。ご回答を印刷して暫く手元に置いておきます。 get/become/come /turnのみならず、growまでも原義から、分りやすくご説明いただきました。有難うございます。  また動詞の後に続く、形容詞/過去分詞/名詞/to doなども説明いただいたのでぐっと理解が楽になりました。この説明がなければ基本を押さえることは不可能だと思います。暖かいお心遣いに、感謝の言葉が見つかりません。私一人が読ませていただくのは勿体無いです。是非、中学生や、高校生の皆様にも読んでもらいたいです。参考書などにはここまで詳しくかかれていません。きっと役に立つはづです。これからも楽しく英会話を聴き続けます。ご無理のない程度で、これからもよろしくお願い申し上げます。敬具   感謝と尊敬を込めて!!

その他の回答 (4)

  • taked4700
  • ベストアンサー率37% (777/2050)
回答No.4

getは、変化の過程に焦点があります。ですから、How can I get to the station? のように道順を聞く時にgetを使うことが出来ます。どこの道を通って、どこを曲がってのように過程に焦点があるからです。 同様に、I got sacked.とすると、「(自分に何らかの原因があって、または、何か特別な理由があって)首になった」の意味です。I was sacked.は、単に、「首になった」の意味です。 過程に焦点があると言うことは、変化するその過程が意識されると言うことですから、それだけ苦労して変化をすると言う意味にもなります。I got out of the room.は、「何とか部屋を出た」ですが、I came out of the room.は、単に「部屋を出た」です。 同様なことが、become,comeとの対比でも言えて、getはそれだけもとの状態からの変化の過程に重点があります。 turnも同様に変化の過程に重点がありますが、変化そのものが予測できるもの、つまり、例えばスイッチのオン・オフのように、選択肢がすでに分かっているものの時使うことが多いように思います。turn on/off ですね。 becomeは、beとcomeの合成語ですから、comeは、He came to like it.:「彼はそれを好むようになった」のように、come to do の形で使えるのに対し、becomeは、to do を取ることが出来ず、He became tired.:「彼は疲れた」のように原則、形容詞、名詞をとります。その意味では、He is to go there.:「彼はそこへ行くことになっている」と言えるのに対し、becomeは、He becomes to go there.のように、to do を続けることが出来ません。それだけ、変化の結果の状態に意味の焦点があるのだと思います。

tommy0313
質問者

お礼

 いつもお心遣いいただいていますことに、心より御礼申し上げます。今回も詳しく説明いただき、よく理解できました。後は、慣れ親しみ、自分のものに出来るかにかかっています。皆様のご好意を無にしないように、と肝に銘じています。 >getは、元の状態から変化の過程に焦点があります。/変化するその過程が意識される・・ >beには変化の過程は感じられない >turnも同様に変化の過程に重点がありますが、変化そのものが予測できるもの、選択肢がすでに分かっているものの時使うことが多い・・ >come to do の形で使えるのに対し、becomeは、to do を取ることが出来ず原則、形容詞、名詞をとります・・  全てが勉強になりました。もう暫くNHKを聞き続けようと思います。時折見かけたらお便りをいただけると嬉しく思います。敬具  

  • go_urn
  • ベストアンサー率57% (938/1643)
回答No.3

tommy0313さん、こんばんは!  何かコアになるところをつかまえて、それで一気に解決!といけばいいのですが、言葉は、ケース・バイ・ケースですのでね、コツコツが一番の秘訣、おそらく唯一の秘訣です。  外国語の進歩なんて、薄皮を1枚1枚はぐようなものかもしれません。  とは言っても、何か長足の進歩の特効薬がほしいのも人情ですね!  「~になる」の動詞の、東の横綱が become、西の横綱が get、大関、関脇、小結はいなくて 、平幕13枚目が grow、幕下が turn です。come などは序二段です。(以上、まことに勝手な番付です...)  これらは形容詞を補語として、SVCの文型を取ることのできる動詞です。  覚えておくべきは、get は口語的ということです。  ア)America became independent in 1776.と  イ)America got independent in 1776. を比べると、イ)は文章で使うのははばかられます。逆に、It's getting dark. は、It's becoming dark. より、会話でははるかに多く使われるでしょう。  grow や turn は、次に来てもいい形容詞に制限があります。これは辞書に用例がありますので代表的なものを押さえておかれるのがいいでしょう。  ×America grew independent in 1776.とか、×America turned independent in 1776.なんて決して言いません。grow は漸次変化であり、独立のような一気の変化には不向きですし、turnは色が変わるのによく使われ(例:turn pale)、「転ずる」といったイメージが強いですので、「独立国家になる」にはとても使えません。  そのくらいが私が申し上げられるすべてです。  以上、少しでもご参考になれば幸いです!

tommy0313
質問者

お礼

 何時もお心遣いいただき心より感謝いたしています。英語を理解する上でとても大切な質問をお願いしたようです。ご説明がユーモアを交えて楽しく書かれているので頭にどんどん入ってきます。「~なる」は日本語でも頻繁に使います。皆様のご説明を何度も読み親しむことで、きっと英語の理解度がアップしていることでしょう。有難うございました。これからもNHKを聞き続けます。もう暫くお付き合いいただきますよう、切にお願い申し上げます。まづは御礼まで。

  • petitchat
  • ベストアンサー率40% (313/767)
回答No.2

こちらにあったのですね。(3)を記載されている意味がわかりました。先に後でご質問になった方に答えてました。 まず become と get の使い分けですが 意味としては同じですね。ただ become の方が formal で get は casual です。 ですから 会話では get が良く使われます。 turn は 「色の変化」「天気の変化」に通常使います。 come は become と同義です。ただ後ろに形容詞を伴う使い方は最近あまり見なくなりました。ただ 文章の中で書き手がその表現が好きな場合使われていることはありますが。 come to 動詞原形 の形で 「~になる」はよく使われますね。 例えば This design came to be known as the Oriental style. 「このデザインは東洋的なスタイルとして知られるようになった」 みたいな感じですね。 become to 動詞原形 という形はありませんので 後ろに動詞を持ってくるときの「なる」は to を伴った come ですね。 それから become の後ろには名詞が使えますが getの後ろには名詞は使えません。 become a teacher とは言えても get a teacher とは言えません。 また get は一時的な状態を表す場合のみ用いられ 永続的な状態を表す形容詞・過去分詞と一緒には用いられません、 例えば He became famous. は言えますが 有名になったらその状態が通常長く続くと考えられますので He got famous. とは言えません。 しかし She became tall. 「彼女は背が高くなった」は永続的な状態ですが 背が伸びている最中だったら一時的な状態なので She is getting tall. と使えます。 まあ なんだかごちゃごちゃになりそうなので ゆっくり覚えていらっしゃたらよいことではないでしょうか。だから重要なのは この回答の前半部分ですね。 ご参考になれば幸いです。

tommy0313
質問者

お礼

 重ねてご回答いただき有難うございます。今、英語の基本の大切なところを教わっています。これをある程度身につければもっと英語が楽に理解できると思います。素晴らしいご説明有難うございました。何度も読み直して少しでも身につくよう頑張ります。今後と宜しくお願いいたします。まづは御礼まで。

  • kanakyu-
  • ベストアンサー率30% (1916/6194)
回答No.1

こんにちは。 使い分けより、まず重要度かなと思いました。 『日常会話では』getが一番多く使われますよ。 become よりもはるかによく使います。 最も日常的に使う言葉として、getが一番にあると思えばいいと思います。turnやbecomeよりも幅広くカバーしていると思います。 便利で広い意味の簡単な単語です。英会話になれる最初の段階では、この便利な単語を使いまくります。 I'm getting tired. 疲れてきたよ。 I'm getting used to. なれてきたよ。 It got red. 赤くなった。

tommy0313
質問者

お礼

ご回答有難うございました。今回の質問は私にとって貴重な質問になりました。とても多用するので是非身につけたい基本です。お陰様でかなり分ってきました。後は慣れ親しむことだと思います。今後とも宜しくお願い申し上げます。まづは御礼まで。

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