• ベストアンサー

道路特定財源の一般財源化

ガソリン税などが一般財源化されるということは、逆に言うと一般財源と道路財源の境界がなくなるだけの話であって、結局の話、同じだけの金額を道路(それを取り巻く無駄遣い)に遣えばいいだけの話ではないでしょうか? 自民党の道路族が意外に騒がないところを見ると、腹の中では勝算があるのではと勘ぐっています。 報道なども「一般財源化」という浅いところの報道ばかりで、そうなったときに実際どのような使われ方をする可能性があるのかよくわかりません。 この国一流の「ざる法」がまた一つ増えるだけなのでは? 政治の流れに詳しい方ご教授ください。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • kamochi
  • ベストアンサー率41% (282/677)
回答No.3

No.1です。 質問者様が「浅いところの報道」以上のことを望んでいるのですから、もう一度お答えします。 まず >「特別会計なので国会の審議を経ることなく道路だけにお金が使え」 は誤りです。 さすがに報道でもこのような誤りは見かけませんが、誤解を与えるような報道はよくあります。 「第169回国会 予算 169回5号 平成二十年度特別会計予算」(道路整備特別会計も含む)は3月28日に可決しています。 http://seiji.yahoo.co.jp/gian/0169016904005/index.html また一般会計の予算編成は各省庁からの概算要求を積み上げて、各省庁間のバランスを取りながらそこから削っていきます。国土交通省の予算を削って厚生労働省の予算を増やすなどという無粋なことはやりません。財務省はそこまでの権限はもっていません。 道路整備の予算を他に回せるというのは理屈としてはそうなのですが、現実には道路予算は余っていないとされています。暫定税率が維持されていた昨年度ですら、一般会計から繰り入れているのです。自民党はもちろん、民主党ですら「必要な道路は作る」と言っている現状では、予算の枠組みが大きく変わるとは思えません。 また、途中まで作っている道路やすでにある道路の維持、国債・地方債の償還など、新しい道路を作らなくても必要な道路予算と言うのはあるのです。 「どの道路を優先的に整備するのか、凍結すべき道路計画はどれか」の議論をしなければ、特別会計を一般会計に統合したところで何の意味もありません。

wulong
質問者

お礼

たびたびのご回答感謝しております。 それでは、素人考えなのですが、単純に現在の道路予算を一律で減額するのが一番分かりやすいと思うのです。(算定税率もそれなりに引き下げる・一般財源に繰り入れたときに使う額も減らす) 優先順位をつけようとすれば「おらが村さが一番困ってるんだー」と全国で合唱が起こるでしょうから、それは各自治体が考えることにして。 「金がない」と言う前提を忘れて湯水にごとく使い続ける幻想を捨てるにはそれしかないと思うのですが乱暴でしょうか。

その他の回答 (3)

回答No.4

仰るとおりです。 各省庁の無駄遣いは、止まるところを知りません。 福田総理は、各省庁の高級官僚の天下り規制を骨抜きとし、さらに「わたり」と言われる複数の特殊法人を次から次へと就職・退職を繰り返すことを規制すことも禁止せず、特定個人が短期間で億単位の報酬を得ることを是認しています。 これらの財源も、間接的になりますが、税金です。 >道路族が意外に騒がないところを見ると、腹の中では勝算があるのではと勘ぐっています。 きちんと、「必要な道路は、きちんとつくる」という一文を、一般財源化の宣言の中に入れることに成功しました。 ですから、「道路行政のために必要である」という言い訳で、天下り先に利益誘導できると考えているのでしょう。

wulong
質問者

お礼

ありがとうございます。 必要な道路は、きちんとつくる=際限なく特殊法人へ利益誘導する こういうことですね。 本当に「骨抜き」にすることだけは一流ですね。暗澹たる気持ちになります。

  • mat983
  • ベストアンサー率39% (10265/25670)
回答No.2

http://www.news.janjan.jp/government/0711/0711256231/1.php 良く必要な道路を優先して作るなどの論議がありますが、 特定財源の場合は、特別会計なので国会の審議を経ることなく道路だけにお金が使え、実際、何処を作るかは国交省の道路局長が決めていました。 これを一般財源化するということは、特別会計ではなく一般会計になるのです。 一般会計になれば、初めて国家予算として国会の予算案に組み込まれ、 教育、福祉、環境、防衛予算と同列で審議されるので、 そのため、国交省が勝手に使えません。 これは画期的な事です。 確か2008年度は83兆円の国家予算で、 来年は道路特定財源の2兆6千億円がプラスされ、そこから審議されるので、2兆6千億円が丸々道路に使われることは絶対にありません。 今の日本は特別会計が多すぎ、このままでは国が滅びます。 いかに特別会計を減らしていくかが無駄を省く大きな点です。

wulong
質問者

お礼

ありがとうございます。 今回は道路族議員の動きがあまりに少ないので道路特定財源について伺いました。 一般財源化されれば「会計検査院」も手を付けられるので確かにある程度透明になるとは思います。 ただ、一般財源(一般会計)にすらやっぱり無駄があり、道路予算は余っていないという論旨で行くと、結局は同じ額があるいはそれ以上が当たり前に注入されるのではないかと危惧しています。 国会議員の方々の良識と勤勉な働きを期待するのみです。 特別会計と言う伏魔殿は本当に早く何とかしていただきたいものですね。

  • kamochi
  • ベストアンサー率41% (282/677)
回答No.1

ご指摘の通りだと思います。 よく、「一般会計にすると国会で審議するから無駄遣いがなくなる」といった論調を見かけるのですが、道路整備特別会計を初めとする特別会計も国会で審議は行われています。当然、承認も必要です。 問題は、いままで国会で特別会計の審議をまじめにしてこなかったことであって、ちょっとつつけば年金の無駄遣いだって道路整備の無駄遣いだってゾロゾロと出てきました。 道路整備特別会計は、特定財源のほか一般財源からの繰り入れが行われています。どの程度の予算が適正なのかは分かりませんが、いずれにしても特定財源はあまっていないという前提で今まで予算編成されているのです。道路財源を福祉に・・・と主張しても、あまってないものを回せるわけがありません。 特別会計として独立していれば、予算が増えた・減ったも直感的に分かるし、一般会計からの繰り入れが妥当かどうかという議論もできます。 しかし、一般会計に統合してしまえば道路予算が全部でどれくらいあるのかの把握が難しくなり、他の財源をどれくらい食っているかということ自体わからなくなります。 今でこそ道路行政のあり方が注目され、批判を浴びそうな新規道路建設は慎重にならざるを得ないでしょうが、喉もと過ぎればなんとやらで、 予算を増やしても気がつきにくくなるでしょう。 政治の駆け引きとして、一般財源化する代わりに暫定税率維持という結論を導き出せば何も困らないと思っている人は大勢いるはずです。

wulong
質問者

お礼

法律や予算編成について詳しくないので、どちらかと言うと「族議員」の動きで本当にその人たちにとって痛いのかそうでないのか見極めています。 今回のあまりの道路族の「おとなしさ」になんだか釈然としませんでした。やはり単なるお題目の付け替えで実態を維持すればよいと考えている向きがあるのですね。 これで「暫定税率」が復活すればここ数ヶ月の騒ぎはそれこそまったくの「無駄」じゃないでしょうか・・・。

関連するQ&A