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税金の無駄遣いと、効率良い税金の使い方を具体的に教えていただけないでしょうか?

よく税金の無駄遣いについて騒がれますが、どのような事に無駄遣いをしているのでしょうか? また効率良い使い方というのはどのようなものでしょうか? 私も気にしていた点なのですが、具体的なことがわからずにいます。 この事についてしっかりとした考えをお持ちの方がいらっしゃいましたら、教えていただけないでしょうか?

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回答No.1

こんにちわ 簡単なようで難しい質問ですね。 さて、税金の無駄な使い方とは?とのことですが、良い質問だと思います。無駄だと思われても本当に無駄なのかは判断が非常に難しいところです。 例えば、アメリカに対する思いやり予算。これを無駄だとなじる人が多いですが本当にそうでしょうか。在日米軍のトラブルは多いですが、それでも米軍を駐留させ、多額のお金を支払っているのは何故なのか。日本が安全を買うためと一言で言ってしまうのは陳腐ですが、確実に必要か無駄かは判断がすぐできませんよね。同様に自衛隊への予算や、同和地区への予算配分、在日朝鮮人への予算もある意味同様です。 昨今話題となった、確実に無駄だと思われがちな国土交通省の福利厚生予算でマッサージチェアーや釣り竿の購入に関しても、民間の経営者がゴルフクラブを購入したり、接待で高級料亭を利用したり、社員のために福利厚生を充実させたりすることと同様ですが、”税金”という国民が納入したお金を使用しているから神経質になるのでしょう。 これまでは義務として定着していた納税の認識が、その使途がはっきりしなければ払わない!という言い訳が通じてしまいかねない、当たり前の認識ではなくなってきたことが最大のポイントでしょう。 これらの予算の使い方は、何十年も続いていることなのに最近騒がれていることが物語っています。 公僕という言葉があるとおり、本来は日本国民や各都道府県民のためになる事業を考え、それに向けて邁進していくという本分を、全うしきれていないという判断を国民に下されているのです。 さて、効率の良い使い方とは?ですが、これも難しいですね。 一番良いのは、橋下大阪府知事が取り組むようなコストカットの姿勢を見せてくれることではないでしょうか。橋下知事の場合、大阪府を民間の会社に例えて職員に諭しています。これはとても大事なことです。税金、要するに年間の予算は放っておいても勝手に入ってくるわけですから、経営努力が怠慢になるこれまでの習慣を、民間をベースに構造を整えることでサービスであるという業務感覚を植え付ける努力をしています。また、金銭感覚を根付かせることで、税金を有効活用する構想を職員にも理解させようとしています。 完全に国民個人の意見だけを参考にすれば、個人的な要望のみで完結してしまいます。だから、効率よい使い方こそ役人が示せなければならないと思いますよ。

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質問者

お礼

お勉強になりました。 難しい問題ですね。 ありがとうございました。

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  • at9_am
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回答No.3

野党の追及?を聞いていると、無駄は2つにカテゴライズ出来るみたいです。 1)余計な出費 例えば道路を作るのにゴルフクラブは必要ないでしょう。 ということで、目的税の使い道については余計かそうでないかははっきりと分けることが出来ます。道路特定財源でのマッサージチェアやゴルフクラブのような物については、政府与党側も無駄だと認め、対策に入っています。 ただ、国土交通省の事例で言えば、昨年度は25億円と額が多そうに見えるのですが、数兆円規模の予算の中での25億円なので、これが改善したからといっても道路関連の予算を劇的に圧縮できるというのは大間違いです。一般企業としてみても福利厚生費として1%以下というのはかなり低い部類です(といっても、道路財源以外からも福利厚生費は出ているのでその分も合わせて考えなければならないんだが)。 また、例えば社会保険庁が年金の確認作業に日本語が読めない中国人留学生を使い、結局はやり直さなければならなかった、というのも無駄でしょう。これは中国人留学生が悪いのではなく、日本語が読めない人間を雇った社会保険庁の責任ですが。 もう1つ指摘されるのが、窓口業務などを中心とした仕事ぶりです。これなども、やろうと思えば半分の時間で出来ることであれば、余計にかかった分だけ時間の無駄をやっていました。身の回りの感想から言うと、最近は随分と改善されたようです。もっとも、別の街に引っ越したからかも知れません。 2)単なる価値観の違い 「自衛隊は必要ないからその予算は無駄遣いだ云々」のように、自衛隊が本当に必要かどうかという価値観によって無駄かどうかが分かれる物。 道路なんかも、例えば東京アクアラインなどは、予測よりも大分少ない量の車しか走っていないので無駄だと批判されていますが、その道路を走っている車には必要だったわけですし、都心部の渋滞がその分だけ解消されたという意味では都内の人たちにとっても有用だったわけです。 ということで、この意味で無駄だと言われている物は本当は無駄かどうか分かったものではありません。ただ、優先順位という物はあるでしょうし、どのように優先順位がつけられているのかは依然不透明ですが。 > 効率良い使い方というのはどのようなものでしょうか? 一番効率が良いのは、例えば東京なら東京にだけ集中的に公共サービスを集中させることです。使う人間が多ければ、混雑現象に気をつける位で良いので、地下鉄でもバスでも道路でも、無駄はほとんどなくなります。 例えば公共交通機関ですが、1時間に1本のバスしかなく、そのバスの乗客が1人だけの路線は効率は良くありません。逆に満員電車は、電車を動かすコスト自体はそう大きく変わりませんが、沢山の人を運べるので非常に効率が良いです。 全てのことについて、全く同じ事が言えます。公共交通機関のように、利用料金を徴収できるような物については、通常は民間の参入がおきます。鉄道(JR)、電話(NTT)などはその代表例です。 これらは、都市部など人口が多い地域(つまり効率が良くて採算の取れる地域)を中心に発展してきました。例えば今でも北海道に私鉄はありません(3セクならいくつかあります)。 しかし、ナショナルミニマム(国内どこでも一定以上の公共サービスをする必要があるのだ、という思想)から言えば、これではいけない、ということになります。因みに郵便事業民営化の際にもこの点が問題になり、結局はクロネコヤマトは郵便事業に参入しません(できません)でした。 要するに、ナショナルミニマムをとるのであれば効率性だけを言い立てるのはおかしな事だし、逆にナショナルミニマムを犠牲にしてでも効率性を、というのであれば地方切り捨てを行うと言っているに等しいことになります。 現実的には、両者の中庸をとることになるでしょう。 しかしながら、人口密度の高い都市部の方が効率が良くなるため、相対的に地方の方が一人当たりで多くの公共投資を必要とすることになります。このために、都市から地方へ地方交付税交付金という形でお金が分配されているのです。 因みに、経済効果が費用を上回った場合に云々、という事を言っている論者がテレビなどに出ることがありますが、これは注意信号です。特に経済評論家が言っていたら、それは論外だと思ってください。 出来ていない道路の経済効果、などというものを測定することは、かなり困難です。現実に行われている推定は、仮定の上に仮定をおいたもので、大きくも小さくも好きな数字を作ることが出来ます。 また経済学では、一般に費用対効果だけから道路など公共サービスを提供するようにすると、フリーライダーの問題などから必ず少なめにしか供給されないことが知られています。

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質問者

お礼

使うべきことには使って、倹約できるところは倹約する。規模はまったく違うけれど、家計と同じ考えかた、限りある自分の金と思って使う、学のない私が思いついた単純な考えはそれでした。 回答者様はもっと具体的に説明してくださって、参考になりました。ありがとうございました。

noname#209756
noname#209756
回答No.2

多分、民間だと収益対費用です。でも、公共というのは費用対効果です。それで同じ土台になりがちです。収益性についても関係あるのとないのがあります。たとえば、消防署は収益というより非収益性です。公共物をつくるというのはお金がいります。比較的、そういったことがうけいれられる時勢で行われます。無駄もありますが、基本は赤字で当然です。租税を収入にするのでそれに対する効果ということになります。合意が必要でしょう。

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質問者

お礼

ありがとうございました。

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