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古典:活用形

lanjataiの回答

  • lanjatai
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回答No.3

NO.1の回答者の方のお書きになっている事で充分説明がされていると思います。質問者の方が文法構造上で疑問があるのか、文の意味で疑問があるのかがちょっと不明ですので、後者の方から蛇足ながら付け足しを。 「ふるひ」の方は、文章が並立的で「地の震ひ/、家の破るる音」が、ともに雷の鳴った時にそっくりだと言っているので、「大地の震え」と現代語的に思ってしまうと、連体形のようですが、それだと「震ひ」はハ行四段活用なので、「震へ」になります。上記文章の場合「(震)ひ」ですから連用形で、「大地が震えて…」という意味になります。また、連用形だから「家」にも「音」にも係っていないのですね。大きな雷が近くで落ちるような時、バリバリバリといって確かに揺れるように感じますよね。それが地震の時の有様に良く似ているというのはよくわかりますね。 「うちひしげ」の連用形の方。家が潰れそうになるという文脈ですが、ただ「潰れる」だけだったら終止形なんですけど、「~してしまいそうになる」という動きの状態を足して表したいところなので、そういう語が付く場合は、動詞は連用形になります。現代でも、例えばただ「泣く」ならそのまま終止形の動詞だけで言い表わしますけど、「泣いてしまう」とかだと、「泣い(カ行の活用なので「い」は「泣きて」が言いにくいから変化したイ音便)」+「てしまう」で、やはり連用形に助動詞とかがくっついてる状態なのと同じ。この文章は、過去に経験したことを振り返って、いままさに体験しているかのように臨場感を持たせるために過去形ではなく現在形で書かれている。よって、「家のうちにをれば」の「をれ」は「をり」の已然形+助詞「ば」で、すでに起こっている状態を表しているので、現代語では「家の中にいると」。文全体は「家の中にいると、今にも(家が)壊れてしまいそうになる。」。「~とす」は「~しようとする」で、ここでは「うちひしぐ」の主語が「家」なので、自分の意思っぽくなるのは避けて「~そうになる」と訳すほうが自然だと思います。

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