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古典:助動詞の活用のときに…
こんにちわ! 大学受験を控えてるのに古典で苦しんでいます。 助動詞、例えば使役・尊敬の意味の「す・さす」を活用させよ、というような問題が、どうも解けません。 例えば↓ 問:つゆまどろまれず、明かしかね( )給ふ。 問:あまたの御方々を過ぎ( )たまひつつ、 という問題に、「す・さす」のどちらかを活用させて入れる時に、 普通活用する時は下の語句などを見て連体形、連用形などを判断してから活用させると思うのですが、そのように考えてみても何故か解けません。 「たまふ」などが入っていると余計判らなくて困ってしまいます。 例えば上の問題を解く場合、どのように考えて活用させますか? また、「たまふ」などの語句は助動詞を活用する時には活用形を判断するヒントになっているのでしょうか? うまく説明出来ずすみません。 助けてください!
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「す・さす」は意味用法は同じですが、 細かく見てみると、接続が微妙に違うので注意して下さい。 「接続」とは、今の場合「す・さす」の直前に来る動詞の「活用形」の事です。 文法書を良く読んでみると、「す・さす」の接続は「未然形」となっていますよね? でもそれなら、「す・さす」2つも意味用法が同じ助動詞はいらないじゃないか、ということになります。 実はココにポイントがあって、 ・す……四段・ナ変・ラ変の未然形に接続する。 ・さす……上記以外の活用の種類に接続する。 という細かな規定があるんです。 つまり、質問者さまの例題で言えば、 明かしかね( )給ふ。 過ぎ( )給ひつつ、 となっていますが、まず( )に入るのは、 両方とも「給ふ」という動詞が来ているので「す・さす」の「連用形」が入ることが分かります。 次に直前の動詞を見ると、 かね…ナ行下二段活用「かぬ(兼ぬ)」の未然形 過ぎ…ガ行上二段活用「過ぐ」の未然形 とそれぞれなっているので、 今回は両方とも先述したポイントを考えて「さす」の活用したものが( )に入ることになります。 しかも、既に述べたように連用形になることが分かっているので、 例題の2問とも「さすの連用形『させ』」が答えになると言うことになります。 これと全く同じ事が「る・らる」でも言えますので、 文法書で確認してみて下さいね☆
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こんばんは。 古典で活用形を決定する際、2点注意することがあります。 まず1点目は前の言葉からのつながり。 次に2点目は後ろの言葉へのつながり。 この問題の場合は、 まず、前の言葉がア段の音で終わっていれば助動詞「す」、ア段の音以外で終わっていれば助動詞「さす」を入れます。「明かしかね(e)」はエ段・「過ぎ(i)」はイ段で終わっていますので、どちらの問にも助動詞「さす」が入ることが分かります。ちなみに「さす」は未然形接続の助動詞ですので、当然「明かしかね」「過ぎ」はどちらも未然形ですね。 次に、後ろの言葉を見て助動詞「さす」の活用形を決定します。どちらも「給ふ」「たまひつつ」と補助動詞『たまふ』に接続をするので、連用形に助動詞「さす」を活用し括弧内には「させ」を入れます。「たまふ」は補助動詞なのですが、一般的な動詞と同じ扱いをするので、形容詞・形容動詞と同じく用言とみなして、前に入る語句を連用形に活用します。 >「たまふ」などの語句は助動詞を活用する時には活用形を判断するヒントになっているのでしょうか? “後ろに補助動詞『たまふ』が来るので連用形に活用する必要がある”と判断するので、活用を判断するヒントと言うよりも、この部分から活用形を判断する材料はないということになります。
お礼
なるほど、考え方がとてもよく分かりました。 『たまふ』の前は連用形なのですね、初めて知りました…(笑 大変よく分かりました。 助かりました、ありがとうございました!
お礼
分かりやすく説明してくださってありがとうございます。 「る・らる」でも言えるのですか! なるほどー大変よく分かりました。 本当にありがとうございました!