• ベストアンサー

原罪について

tumaritouoの回答

回答No.13

アダムとイバが犯した原罪とは「意識して自分を反省した」と言う意味です。その証拠が「天国に一番近い者は、幼子」と言う言葉に集約されています。幼子は脳が未発達です。反省しようにもするだけの、能力が無いからです。 宗教における、罪とか、原罪、とか業という事は、自分を返り見たと言う事です。そうする事によって、元は一つのものを、二つにして見る、と言う事です。その二つにしたものに「人間が悩ませられる」人間苦の始まり、と言う訳です。 二つにしてみた世界は、矛盾とか、対立を生みます。その「矛盾、対立」が「人間苦」なのです。その二つにしてしまった世界で不安と恐怖に慄くのが「サタン、地獄」なのです。仏教では「妄想」と言います。何も無いのに自分で地獄を作っている事です。 原罪というものは、自分で自分を罪に落としていることです。それは「成人した、言い方を替えれば、左脳と右脳の機能分化が完成される事によります。大体14歳頃です。悩み始める年頃です。 宗教と言うものの根本は「不安の解決」です、或いは「悩みの解決」といってもよいかと思います。その不安ないし、悩みと言うものは、どこから来るかと言うと、全て自分の心からくるものです。環境から、と言う見方もありますが、他の人は感じていない場合が、殆どです。 という事は自分で自分を、悩ませて、苦しめています。脳が未分化の時には、悩みが無くて、脳の機能の分化が完成した事によって、悩みが形成されます。その訳は、禅問答を引き合いに出せば、分かりやすいと思います。 禅問答は、普通では解けません。ここに脳の機能の秘密が在ります。普通誰でも自分=「自我」と考えています。それしかないと思っています。それは、未だ自分を知らないと言えます。自我とは「左脳」に有る「意識」です。 1,980年代にテンカン治療の一環として、左右の脳をつないでいる、脳梁の切断手術が行われていました。その左右の分離脳の研究によって、導き出された結論があります。 左脳には、一つの人格が有る。意識が有る。その機能は、言葉を持っていて、物事を、論理的に、分析する事が専門と言う事です。 右脳にも一つの、人格が有る、言葉を持っていない、空間、感情、芸術、感性、無意識としての意識、従って意識されない、分別出来ない事を専門と言う事です。 その研究の成果を踏まえて、改めて、不安の正体を言えば。自我が右脳の教えてくれる事に、対して、腑に落ちなくて、意識してしまう事。と言えます。 又、悩みに対しても、二つの考えの矛盾と言う事は自我の意識と右脳の意識の矛盾と言う事が言えます。 人間の最大の悩みとは、死にたくないのに、自分が死に逝く事が決っている。と言う事です。悩みの無い人が居ます。しかし大いに悩む人が居ます。それは左脳の意識である「自我」が「死」を現実のものとして「意識」してしまうことによります。他の言い方をすれば、右脳の意識が、そんな事は無い、命は永遠のものであって、肉体の死は、それ程大事な事ではない、と教えている事によります。 先ほどの「禅問答」に話を戻します。禅の奥義を体得したか、どうか、と言う時に「生死の問題を解決したかどうか?」と言う言い方をします。それは、「見性」したかどうか?ということです。自我が仏性を見たかどうか?と言う事です。それは、左脳の意識が右脳の意識に出会ったかどうか。と言う意味です。右脳に仏性がいます。右脳の人格とは「神といっても、仏といっても、良いのです。」禅問答は、右脳でなければ、解く事が出来ない問題なのです。 そこで原罪が無いとは「平常心是道」と言う事です。「心が停滞しない」と言う事です。何ものにも囚われない自由な心です。「精神疾患」とは「心が停滞」している事です。「意識」してしまって、心が自由ではなくなって、妄想の中で地獄を見ている事と云ってよいかと思います。

chem_navi
質問者

お礼

非常に説得力のある明快なご解説を賜り,大変感服致しております.ご回答者様は学者様でしょうか.書き物をしていらっしゃる方としか思えない文面です. そもそも物質である脳がなぜ物質でない感情や意識を発現することができるのか,いささか疑問ですが,あらゆる悩みや不安や葛藤は,人間活動のすべての根源たる脳が相反する矛盾した実在となっていることに由来するのですね. 確かに左脳と右脳は相反する機能をもっているのですが,しかし互いに相補的な関係にあるため,平素はバランスがとれている状態にある訳です.このバランスが崩れこそが悩みや不安を発現する根源である,ということが読み取れます.

関連するQ&A

  • 聖書の原罪と贖罪とハルマゲドンのサタン性

    キリスト教の原罪と 贖罪について質問です。 まず2つの 聖句をあげると、 (創世記 1:28 ) 神は彼らを祝福して言われた、「生めよ、ふえよ、地に満ちよ、地を従わせよ。また海の魚と、空の鳥と、地に動くすべての生き物とを治めよ」。 (創世紀9:1) それで、神はノアと、その息子たちを祝福して、彼らに仰せられた。「生めよ。ふえよ。地に満ちよ とあります。 神様は人を増やそうと命令していて、誰かを殺そうとは命令しておられないと思います。 人を減らすようなことはしない。 むしろ 生まれることを望んでおられる。 これを確認したいと思います。 一方で アダムとエバが蛇にそそのかされて、食べると死ぬことをになる 知恵の実を食べてしまった。 2人は神のようになるという言葉を受けて、食べてはいけないと言われた 知恵の実を食べて 神様に背き、罪をおかし、永遠に生きる見込みを失って死ぬことになった。 これが 原罪ということだったと思います。 そこへ、こ の原罪を贖うために 代償として イエスキリストの命を 十字架にかけた。 イエスキリストがその死を持って 原罪を償った贖ったということだと聞いています。 そうすると、現在によってアダムとイブが死ぬことになった この2つの命、まず2人がいなくなるわけです、そしてこの子孫 もう 原罪を引き継ぐので、これらはの命も失われたわけです。 これで 無数の命が失われることになります。 人が死んでいなくなるわけです。 言葉が直接 すぎたらごめんなさい。 それなのに贖罪によって、イエスキリストの命も失われます。 十字架にかけられて死んでしまうからです。 と考えると、人がひたすら失われていませんか? それはこの文章の冒頭であげた、創世記の2つの聖句「生めよ 増えよ 地に満ちよ」という神様の命令や意志に矛盾してるし 反してると思います。 神様は人を増やしたいわけです。 命を増やしたいわけです。 ところが この 原罪と 贖罪の考え方では、ひたすら 人が減っていきます。 一説によれば神様は 十字架にイエスをかけられることを計画にされ、イエスの前の時代に生まれてきた 預言者たちはイエスが十字架にかけられることをあらかじめ 述べていた。 イエスも十字架にかけられる前日に、ペテロによって 十字架にかけられるようなことがあってはなりませんと言われたけれども、イエスはペテロをあなたは人のことを思って 神のことを思っていないと退けて、十字架にかけられます。 もちろん イエスは様々な 奇跡を起こす力を与えられていたので、十字架を避けることもできたでしょう けれども、十字架にかけられる方を選んだ。 でもそれって本当に神様が望んだことなのかなと思います。 先ほども言った通り 神様は誰の死も望んではいなくて、むしろ人が増えていくようにと思っているわけであって、アダムや エヴァ それの子孫の死もイエスの死も望んでいないと思います。 では 何なんだろうと考えた時、サタンの思惑ということが浮かんできます。 永遠の命を見込まれていたアダムとエバをそそのかし 知恵の実を食べさせて、死に追いやり、原罪を贖う 目的でイエスキリストを十字架にかけ、死に追いやり、大勢の人を死に至らしめた。 例えば アダムとエバが原罪を負った贖いとして、イエスの死によらなくても あるいは、新たな命を誕生させることによって贖わせることもできたと思うんですよね。 アダムとエバの原罪を贖う方法として、もしあなたたちが新しい命を誕生させれば、赤ちゃんを生み出せば、あなたたちの原罪を取り払いましょうと全知全能の神様ならできたと思うんです。 ということは原罪による死、その子孫の死、 それを贖うための死、これらはとても サタン的だなと思います。 死ぬことでしか 何かを表現できないからです。 神様ならば 誕生させることで全てを表現してくれるんじゃないかと僕は思います。 イエスの贖罪後も 人は死んでいます。 本当に神様が望んだ贖罪であれば、それが神様的なものであれば、直ちに 永遠の命が与えられると思うんです。 それから 2000年経ったと言われる今も人は死んでいきます。それは 原罪と 食材がサタン的なものであり、神様の意志にそぐっていないからじゃないですかね。 例えば 子供がお腹を空かせて親に食べ物を求める時。親はできるだけ早く食べ物を与えたいと思うと思います。 ところが 永遠の命が与えられるのは ハルマゲドンの後。死を恐れ 苦しむ人もいるのに、ずっと先です。神様ならば 直ちに 永遠の命を与えてくれるんじゃないですか? 原罪、贖罪、 ハルマゲドン、 復活はサタンによる計画 じゃありませんか? ご読了に感謝します

  • 人間は誰の子??

    宗教について質問があります。あるサイトで人間はアダムの最初の妻であるリリスとルシファー(サタン)との間の子だから悪魔の子である。と書いてありました。でも聖書では、アダムとエヴァの子孫と書いてあります。どっちが正しいのですか?教えてください。

  • 神が創造した【人間】は神を裏切った。

    ちょっと変わった質問内容になりますが、ちょっと考えたいことがあるので、ほかの方の意見が聞いてみたいです。 興味のない人や意味が分からない人はレスしないで、スルーして下さい。 人間は常に「悪」の部分と「善」の部分の両方が対立し合ってると思います(あくまで個人的思考です) しかし、人間は生まれたばかり(赤ん坊)の時は「悪」の部分は一切ないと思います。やはり育った環境や周りの影響によって生き方が変わっていくと思います。これは凄く興味深いと思います。 ここからは、とある「宗教」の教えを話します。 初め「人間」には「永遠の命」を神に約束されていました。初めは人間が死ぬことは一切ありませんでした。つまり現代の「死」というものは無かったのです。それが、当たり前だったのです。 初めに人間として作られたのは「アダム」でした。そして人間には、ほかの動物とは決定的に違う能力を授かってました。それは「考える能力」「物を作る能力」です。現代の人間が発達した力です。実は「動物」「植物」の名前も「アダム」が考えたものです。 その後、「神」は「アダム」の骨から「エバ」(女性)を作り出しました。初めは一種だった人間ですが、「エバ」が生まれた結果、人間には「男性」「女性」っという風に性別が生まれたのです。それと共に人間は「繁栄する力」を持てるようになりました。もちろん、「永遠の命」を授かってる人間ですから、このまま「繁栄」すれば素晴らしいことだったのです。 しかし、その頃「神の見使い」の中に悪事を働く「見使い」がいました。それが「サタン」です。今現在の世の中を悪化させてる本人です。 「永遠の命」を約束されていた人間にも、一つの守り事がありました。 それは、とある「木の実」を絶対に食べてはいけないっという約束でした。(これはエホバが人間を試していたのだと思う) しかし、「エバ」と「アダム」は蛇に化けた「サタン」の「嘘」を信じ、神の約束を破り食べてしまいました。 初めに「食べよう」と誘ったのは「エバ」でした。そこで「アダム」が留まれば、人間がこのようになることもなかったのに、二人は食べてしまい「楽園」から追放され、「永遠の命」を無くしてしまいました。 (この辺は過去の歴史にもありそうなことです。) そして、「神」を裏切った「サタン」は「地球(元は楽園だった)」に追放されました。 そして、歴史が流れ・・・今現在の世の中です。 「宗教」の話しをずっと話していきましたが、私はこの教えは正しいと思っています。信じる信じないと人それぞれです。 しかし、「神」の存在はどうしても信じてはいられないことがこの世の中には一杯あるのではないでしょうか? 宇宙、地球、人間、生物・・・。 これらが自然に出来たと到底思えません。色んな説が科学者達が話していますが、それは単に人間の「妄想」「逃げ」だと思います。 「神」の話や「アダム」「エバ」の話しも「人間の妄想の一つ」という風に思う人もいるでしょうが、人間の妄想では片付けられない真実も沢山目の前にあります。 それに、今の人間は物事を軽率に考えすぎだと私は思いました。世の中もドンドン悪くなる一方だし、人間は過去から全然学んでません。 戦争もなくならない。殺人もなくならない。差別もなくならない。 確かに人間には良い部分も沢山あります。しかし、愚かすぎます・・・。難しいと思いますが、皆さんはどうお考えでしょうか?「神」を信じる信じないだけではなく、色んな意見が聞きたいです。

  • 洗脳学を学ぶには・・・

    洗脳学を学ぶにはどうしたら良いでしょうか? 当方20代前半男性です。20代前半の子を洗脳したいです。 洗脳学の塾もあるみたいですが、怪しい宗教が関係してそうな所が多いように思います。 洗脳の基礎から学びたいので基礎的な本はないでしょうか? 名古屋市内で洗脳について学べる大学はないでしょうか?

  • 憲法で、国の宗教教育を禁止している国家なんて日本以外にあるの??

    人間が、もし、偶然に単なるアメーバーの遺伝子エラーの 累積淘汰のなれの果てだと言うのなら、目的もなく 偶発的に突然変異で現れたのですから、人間には、生来 創造目的もなく、つまりは、存在目的もなく、結局、 存在価値もないということになりますが、そんなんで、 本当に、人権教育など出来るのでしょうか? 人権とは、生れながらに人間なら誰しもが持っている 自由権を中心とする生存権のことです。 生まれながらに・・・ということは生れる前からということになりますが、 とすると、アダムとエバが生れる前から・・・ということに なり、必然的に、人権を与えた方は、神ということになります。 つまり、これが、天賦人権論の根拠です。 神を否定するマルクス・レーニン主義の唯物的な思想に 洗脳されている「日教組」の教師達が、真の人権教育ができるとは 勿論、思っていませんが、果たして、日本の憲法第20条のように、 憲法で、国の「宗教教育」を禁止している国家などあるのでしょうか? 私は、この日本以外には、どうも考えられないのですが・・・ 子供の教育における宗教教育は、「政教分離」とは 違うような気がするのですが・・・ ご存知でしたら、教えて下さい。

  • 悪魔の存在しない宗教ってありますか? 

    こんにちは、宗教書は3行読むと眠たくなるので、全く読めないものです。お手柔らかにお願いします。 最近トーマス・ペインの「理性の時代」を読んでおりましたら以下のような内容の事が書かれていました。(引用ではなく、まとめますと) 「天上の戦いで敗れたサタンがエバをだまして全人類を堕落させた。」というのは全知全能の神の失態としておかしい。 なぜ完全に封印しなかったのか? 悪魔がいないと神を頼らないから宗教は不必要になってしまうからだ。 みたいな事が書かれていました。私は「そういえば、宗教には悪魔って存在があるなあ。」と思いました。 信心ゼロの私は、日々の生活の中で確かに悪魔について考えた事はありません。(ついでに神や仏についても。) ただ、疑り深い私は「そんな事言うけど、全部の宗教に悪魔ってるの?」と思ってしまい質問するに至りました。 冒頭にあります通り、宗教には全く興味ないのですが、「悪魔が必須条件かどうかだけに興味があります。」 匿名である事をいいことに、こんな事を質問しています。 複数の異なる意見がありました場合は、分からない事にBAはできませんのでBAなしで締め切ります。宜しくお願い致します。 追記:仏教については過去質問を検索しました。 https://okwave.jp/qa/q8030564.html しかし、「悪魔 仏教」 で検索したところ異なる意見もあり、、 https://www.higashihonganji.or.jp/sermon/word/word10.html という状況です。 (当方、まったく仏教についても知りません。)

  • 原罪

    原罪は「Felix Culpa」であると言った心理学者がいたそうですが、その心理学者の名前を教えて下さい。 友人に聞かれて、調べたのですが分かりませんでした。 よろしくお願いします。

  • 原罪についてです。

    宜しくお願いします。人間は生まれながらに罪を背負っているとありますが、その罪とはどのようなものなのでしょうか?七つの大罪は知っているのでそのほかの罪のすべてを知りたいです。

  • われわれは原罪を犯せしや?

     【質問】 神はアダムとエワに じぶん(つまり神自身)に背くというへそ曲がりを起こさせたその罪をつぐなうために イエスをとおして《ごめんなさい》と詫びた。  こう表現しては 間違いでしょうか?  * 批判的なご見解 つまりそれは間違いだというご意見の場合には特にこてんぱんに けちょんけちょんになるまで述べてくださるよう願います。  * 原罪についてのわたしの考えは ついこの四月でも 次のような内容でした。よかったら参照してください。  【Q:原罪】その回答No.3  http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa4904345.html

  • 原罪についてです。

    宜しくお願いします。キリスト教の原罪思想というのはどのような思想なのでしょうか?教えてください。