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半減期の一次反応について

noname#57316の回答

noname#57316
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回答No.5

一次反応の反応物質の濃度変化は、反応物質の濃度を C、当該反応に係わる 反応物質の半減期を T、とすると C=C_0・{(1/2)^(t/T)} と表わされます。C_0 は、反応物質の初期の濃度です。 反応速度は、 -dC/dt=k・C ですから、 k=(-dC/dt)/C と表わせて、 dC/dt=(d/dt)〔C_0・[e^{(t/T)・ln(1/2)}]〕 =C_0・[e^{(t/T)・ln(1/2)}]・{ln(1/2)/T} =-C・{ln(2)/T} より、 k=(-dC/dt)/C=ln(2)/T となります。 さて、反応が 99.9% 進行するというのは、単位時間あたりの反応速度の積分が、 全反応量の 99.9% ということで 〔∫[0→t]k・Cdt〕/〔∫[0→∞]k・Cdt〕=0.999 のことですね。 この反応量になる時の時間、t を半減期 T で表わしてみます。 ∫[0→t]k・Cdt =∫[0→t]k・C_0・[e^{(t/T)・ln(1/2)}]dt =∫[0→t]k・C_0・{e^(-kt)}dt ={k・C_0/(-k)}・{e^(-kt)}[0→t] =C_0・{1-e^(-kt)} また、 ∫[0→∞]k・Cdt={k・C_0/(-k)}・{e^(-kt)}[0→∞] =C_0 ∴ 1-e^(-kt)=0.999 e^(-kt)=0.001 T を用いて表わすと e^{(t/T)・ln(1/2)}=(1/2)^(t/T)=0.001 t/T は半減期の何倍に当たるかを示しており、対数を取ると (t/T)=log(0.001)/log(1/2) =(-3)/(-0.3010)≒10 つまり、反応が 99.9% 進行するには、約 10 半減期かかる、 ということが示されました。

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