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バタイユの眼球譚:エロス&タナトス

ringouriの回答

  • ringouri
  • ベストアンサー率37% (76/201)
回答No.1

バタイユの作品って、フランス語で書いたものではないのですか? ここで、引用されている英語の文章はバタイユ本人が書いたものですか?バタイユを英語で読んでその文学性や哲学性を論じようとするなど今までに聞いたことがありませんが....?? それに、『眼球譚』あるいはその他の作品の一部は、もともと、本名ではなく匿名(筆名)で発表されたものですから、これらの作品のオリジナルな執筆意図と、有名になった後のバタイユの哲学的言説とを比較するのも方法論としては、かなり微妙な(危険な)ものを含むような気がします。 御質問の趣旨は、(『眼球譚』とは直接関係無く)一般的な意味での、バタイユ自身は死と性(生)についてどう考えていたのか?ということでしょうか?

ken-deleuz
質問者

お礼

どうもです まず、大学の図書館にフランス語で書かれたバタイユの書物はありませんし、私自身が英語圏に住んでいるので、読んでいる文献が英語になってしまうんです。 確かにバタイユは本名ではなく匿名で作品を発表しています。それに翻訳された作品を読まなければいけないので、回答者様のおしゃるとはごもっともだと思います。筆名はLoad Auchです。そして翻訳がJoachim Neugroschelとなっています。 そうです。バタイユはこの『眼球譚』意外にも死と生(性)について書いている文献があると思います。そこでバタイユ自身は死と性(生)をどう捉えていたのか、または他の分析家がどう解釈しているのか知りたかったんです。 まだ僕はバタイユの多くを知りません。そこで今回の質問となったんです。有効な文献も英語でのということになります。大学から幾つか借りてはきているんですけど。 ありごとうございました

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