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「言っていいことと言わなくてもいいことがある」の英訳は?
「言っていいことと言わなくてもいいことがある」というのを英訳するとどうなるでしょう? There are some things which you can say and other things you don't have to say.だと、どこがおかしいかと言われると困るのですが、少しおかしな感じがします。 もっとうまい英訳のしかたはないでしょうか?
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はじめまして。 ご質問1: <There are some things which you can say and other things you don't have to say.だと、どこがおかしいかと言われると困るのですが、少しおかしな感じがします。> おかしな感じがされるのは、 1.There are構文 2.some~otherの用法 3.can say、don't have to sayの動詞 にあると思われます。 1.There are構文: (1)There are構文は「~がある」という不特定のものについての「存在」に焦点をあてています。この日本語には、「世の中には言っていいことと、言わなくていいことが存在する」という「存在」が主題ではありません。 (2)この日本語の核心は「言っていいこと」と「言わなくていいこと」を「区別・識別する」常識を問うているのです。 2.some~otherの用法: (1)some~other「~もあれば~もある」の呼応表現は、不特定の多数の選択肢の中から、幾つか「複数のもの」を選んで対比する表現です。この表現に忠実に訳すると、 「言っていいこともあれば、言わなくていいこともある」 (2)この表現だと、どちらも「肯定」した表現になり、日本語の核心とははずれます。何故なら、この日本語には「言わなくていいこと」は「言うな」という無言の訓戒が暗示されているからです。 3.can say、don't have to sayの動詞: (1)この「言ってもいいこと」とは、「言った方がいいこと」「言うべきこと」、また、「言わなくてもいいこと」は「言わない方がいいこと」「言うべきでないこと」という解釈になります。 (2)can sayだと「言うことができる」「言ってもよい」という意味がありますが、「べき」「した方がいい」のニュアンスは伝わりません。 (3)don't have to sayだと「言う必要がない」「(わざわざ)言わなくてもよい」という意味になりますが、「しない方がいい」「べきでない」のニュアンスは伝わりません。 ご質問2: <もっとうまい英訳のしかたはないでしょうか?> 1.ポイントは、日本語の正しい解釈にあると思われます。 2.上記でご説明したように、この日本語の意味は「言っていいこと」と「言わなくていいこと」の「存在」に焦点をあてているのではなく、両者を「区別・識別する」分別をつけろ、という一種の訓戒になっているのです。 3.ここでは、「分別をもって区別・識別する」にもっともふさわしい動詞句、know A from B「AとBを識別する」「AとBを使い分ける」という表現が適切と思われます。他にもtell A from Bも同じ意味で使えます。 4.また、know better to「~する分別がある」という熟語を組み込んでも、伝えたいニュアンスがでます。 5.以上を踏まえて訳例は Know what you should say from what you should not. =You should know what you should say from what you should not. 「言っていいことと、言わなくていいことを、しっかり区別しなさい」 Know better to tell what you should say from what you should not. =You should know better to tell what you should say from what you should not. 「言っていいことと、言わなくていいことを、区別できる分別を持ちなさい」 *後半のshould not sayのsayは反復を避け、省略しています。 以上ご参考までに。
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- taked4700
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No.1です。 >回答を見て思ったのですが、oneとthe otherを使うべきでしょうか?「言っていいことと言って悪いこと」と考えるとoneとthe otherになりそうですが、「言っていいことでも言って悪いことでもないどうでもいいこと」というのを考えると、oneとanother(またはsomeとothers)かなと考えたりしてまだ少し混乱しています。 そうですね。確かに、本当の意味は、「世の中には言ってはいけないことがあることを分かれ!」と言う意味なのでしょうから、単に二種類あると言うのは、本当は、言葉足らずなのでしょうね。ただ、本当に、いろいろな意味で今の世の中、不条理なことばかり。つい、言ってはいけないことを口走ってしまうことが、あります。言ってしまった後で、ああいわなければ良かったと後悔はしますが、いつまでこんな状態が続くかと思うと、ある意味仕方がないことだとも感じてしまう、そんな感覚があります。 人間、誰でもやがては死んでいく、その意味では平等で、互いに対等なんでしょうけど、あまりに見えない力関係が出来上がってしまうと、なんて言うんでしょう、うまく表現できませんが、その「見えない力関係」自体が、癌のように社会を蝕んでいくように思えてしまうのです。 あくまで、うまく言えませんが、そんな感覚を覚えるのが今の状況です。 結局、 Believe in the human beings. とか、 Trust in God. のような言い方に、突き詰めてしまうと、なってしまうような感じですね。 うまい回答でなくてすいません。
お礼
「単に二種類あると言うのは、本当は、言葉足らず」というのは同感です。ただ英訳したときに、日本語で考える中間部分を残しておく方がいいかどうかは、また別問題ですね。 忙しい中、回答ありがとうございました。
- jbo
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もう少しシンプルに There are some things you can say, and some things you can't. でもOKかと。
お礼
忙しい中、回答ありがとうございました。 somet thingsを2つ使っていますが、some thingsとother thingsを使うのと、何か差があるのでしょうか?なんとなくですが、somet thingsを2つ使う方が自然には感じるのですが、違いがよくわかりません。もしよろしければ、補足していただければ幸いです。
- taked4700
- ベストアンサー率37% (777/2050)
There are two kinds of things, one is what you are allowed to tell and the other is what you are not allowed to. ぐらいでどうでしょうか。
お礼
忙しい中、回答ありがとうございました。 回答を見て思ったのですが、oneとthe otherを使うべきでしょうか?「言っていいことと言って悪いこと」と考えるとoneとthe otherになりそうですが、「言っていいことでも言って悪いことでもないどうでもいいこと」というのを考えると、oneとanother(またはsomeとothers)かなと考えたりしてまだ少し混乱しています。
お礼
とても詳細な説明をありがとうございました。 のどにつっかえていたものが取れたように、疑問が解決しました。ご指摘のように「言っていいことと、言わなくていいことを、しっかり区別すべき」という意味を酌むべきだと思いました。 わかりやすい説明をありがとうございました。