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税金対策を視野に入れた会社の設立について
ご相談があります。現在父親が会社を経営し(零細企業ですが)税金対策用にもうひとつ会社を設立を検討しています。もちろんペーパーカンパニーではなく、将来的には何か新しい事業も検討しているようですが。私には、どんなメリットがあるのか聞いてもいまひとつです。皆様どうか宜しくお願いいたします。
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消費税対策や利益操作、経営者の所得分散など考えられますね。 売上や資本金の一定条件により消費税の納税義務者になります。ですので収入を分散させることなどにより消費税の納税義務がなくなる場合があります。これは消費税を預かっていても納税しなくても良くなり、預かった消費税は通常の収入の一部として通常の法人税などの計算に含まれることになります。結果的に税負担が減ることになります。したがって現在納税義務者である会社とは別に会社を設立することにより回避されることも考えられます。ただし分社では条件に満たないので新事業に進出する機会に合わせるという計画的な部分かもしれませんね。 利益操作的な部分として、別会社を下請け的に利用することで利益を流すことが出来ます。そうすることにより配当などの調整が出来たり、資金繰りや財産調整することにより、財務状況を良く見せたりすることが出来、融資を受けやすくなったりもします。 経営者の所得を分散することにより、社会保険の会社負担や天引きの額を減らす効果も期待できると思います。 さらに新事業として認められる内容で条件次第では、助成金(国などからの補助金:返済不用)がもらえるかもしれません。 いろいろな効果の可能性がありますが、金融機関や税務署なども実態で把握しようとしますし、しっかりとした計画で動き、計画どおりの結果を得るのは大変な作業です。 脱税(違法)行為・詐欺行為とならないよう、頑張ってください。
お礼
大変勉強になり誠に有り難うございました。