- ベストアンサー
格差社会で恩恵を受けてる業界と逆に干されてる業界を教えてください。
政治に詳しい方にお聞きします。 格差社会とよく言いますよね。 格差社会で恩恵を受けてる業界と逆に干されてる業界を教えてください。 ITなどが恩恵を受けた業界(勝ち組)になるのでしょうか? また、ニート比率の増大も格差社会の影響でしょうか?
- みんなの回答 (6)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
まず恩恵を受けている業界は少ないでしょう。 金持ちが得をするというのが現状で。小泉政権のもと構造改革は金持ちや大企業に有利に働くものでした。法人税や税の公平性を保つ累進課税が軒並み下がり、派遣労働法を改正して賃金の高い正社員雇用より賃金の低い非正社員を増加させました。 海外との国際競争対策と言う美名のもと大企業を、また税金対策として海外に移る富裕層を防ぐためにお金持ちの税金を安くしたのでした。 割を食うのは低賃金で働く羽目になった人です。同じだけ働いても正社員待遇で働く人と非正社員待遇で働く人ではもらえる保障や給料が変わってきます。 商売の基本は自己資本の元に商売をします。また利益を生み出すには安く買い叩いて高く売りつけることです。この差額が利益です。買い叩かれるのは子会社、孫会社、つまり二次産業や一次産業です。 競争が激しくなると体力(自己資本)のないところから潰れていきます。つまり中小、零細企業の倒産の増加や経済苦を理由にした自殺が増えたのはこのためです。 比較的優遇されたのは大企業やメーカーに勤めている人、厳しかったのは中小企業以下になる卸小売業でしょうか。 ニート比率は増大してるのか縮小しているのかはわかりづらいです。すべては無職者の増減には雇用の状況にもよるわけですから。就職氷河期には無職(ニート)が増えましたが、今では新卒は売り手市場です。求人総数は、バブル期を上回り、過去最大の93.3万人に。求人倍率は1.89倍から2.14倍へと16年振りに2倍を超えるそうです。新卒は普通にしていたらニートになるほうが難しいです。報われないのは就職氷河期を過ごした人でしょうか。 むしろ不登校児童(集団生活に馴染めない人)の増加が影響しているのかも知れません。不登校の増加に関しては親や専門家などの見解もいじめられるぐらいなら学校に行かなくてよいという風潮が広まってきているようです。学業不振やいじめでない交友関係を理由と理由とするものが増えているそうです。 規制緩和のもと競争の激化した業界は辛いでしょうね。 競争が激化すると単にシェア争いです。同業者で潰しあうんです。 皆さんが仰るタクシー業界なんて働いても働いても稼げないようです。。 私が思うには能力のある人は給料がどんどん上がっていき、能力のない人との格差が大きくなっていくというわけではなさそうです。 同じだけ一生懸命働いても、賃金の増える人と競争の末、賃金の減る人が出てきたと言うことでしょうか。 例えば食料自給率が下がっているそうですが、農家がいくら有能で野菜を作っても、大手メーカーが企業努力の結果、安いところから輸入野菜を増やせば、いくら働いても生産業は売れません。 買い叩かれる側が辛いと言ったところでしょう。買い叩かれるのは原価ばかりでなく人件費も。一部を除いて一般のサラリーマンは人件費を抑えられたと言うことで。 少し前に資料ですが http://www.j-tgs.com/value/salary/01.html 事業所規模別の平均給与 5,000人以上の大企業を100として、1~9人の零細企業は76の割合 企業規模別の平均給与 資本金10億円以上の企業を100として、個人は56の割合です。 もともと勤める企業の規模によって平均給与は変わってきます。 昔から差はありますが、企業を優遇する政策を取ったため、この差が格差が開いたと言うところでしょう。大企業と中小企業が生き残りをかけて競争しましたから。サービス業なんてつらいですよ。他の業界に転職しただけで初任給がぜんぜん上がってきますから。努力してないから給料が安いと言うのなら、まじめに働いているフリーターなんてかわいそうなものです。 2002年と2005年の違いが載っています。 ★サラリーマンの平均年収、8年連続ダウン! - [よくわかる経済]All About http://allabout.co.jp/career/economyabc/closeup/CU20061027A/index2.htm 景気を実感できない人は金融保険・不動産業、建設業、サービス業、卸小売業ということだそうです。 2006年の業種別の平均給与は国税庁のHP(http://www.nta.go.jp/index.htm)がリニューアルしたようで探せませんでした。詳しく探せばあるかもしれませんが。 ご参考までに。
その他の回答 (5)
- penguin1979
- ベストアンサー率38% (69/179)
格差社会になると、稼げない人は稼げないのですが、稼げる人は稼げます。結果、稼げる人向けの超高級サービスが恩恵を受ける業界となりますね。 例えば、宇宙旅行とか。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 なるほどですね。 いわゆる勝ち組を対象としたビジネスをやってる人も恩恵を受けるでしょうね。
- 3691819
- ベストアンサー率18% (162/873)
こんにちは。 企業が派遣社員などの非正規雇用者を大量に雇用出来る制度が確立してし まったので、その制度を上手に利用している大企業などは、過去最高の 利益を上げるほど儲かっています。 つまり格差社会だから儲かっているのではなくて、格差社会を助長する 法律が出来たからこそ、大企業はその恩恵を最大限享受しているのだと 言えるでしょう。 派遣や請負労働者を大量に使い捨てに出来る業種である、トヨタや キャノンなどの製造業は特に恩恵を受けていると私はみています。 トヨタは私の地元北海道に工場を作りますが、そこで働く労働者の賃金が 余りにも安いと聞いた事が有ります。そのお陰で車は安くなるしトヨタは 天文学的な高収益をあげる事が出来るのです。 ニート問題や格差社会の根っこにはこういう問題が存在しているので しょうね・・・
お礼
ご回答、ありがとうございます。 まさに強者の論理ですね。 人権もへったくれも無いですね。
恩恵を受けてるというより、やむなくでも食い物にしているのは、ヤミ金など。 ダメになってるのは、公共事業、その他旧体制。 逆に規制緩和でタクシー、運送業界など。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 タクシー、運送業は知りませんでした。 大変、参考になります。
- shinta0x
- ベストアンサー率35% (86/244)
業界となると人材派遣は潤っている、タクシー業界は大変とかでしょうか。 格差の実態は業界よりも地域間の問題が大きいと思います。 例) IT関連の派遣でも東京と北海道では、同じ仕事を受けて月収で20万以上の差が出たりします。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 地域性もあるんですね。
- kyakya07
- ベストアンサー率32% (10/31)
「格差社会で恩恵を受けてる業界」を考えるのは難しいんじゃないでしょうか? 格差というのは、言い換えれば実力主義ということで、能力のある人は給料がどんどん上がっていき、能力のない人との格差が大きくなっていくということが問題になっているわけです。 これは業界の間で格差がついているという意味ではないんです。 格差が言われ始めたのは最近ですが、その前はなぜ言われなかったのか、それは能力の有無に関わらず、みんなが等級の生活ができるようにいろいろな規制をかけていたのです。その規制を昨今の構造改革で壊していったので、格差が拡大していっているということです。 「規制緩和で恩恵を受けてる業界」であれば、人材派遣やリース業界や証券業界ということになるかと思います。
お礼
早速のご回答、ありがとうございます。 確かに歴史に格差が無かったことはありませんからね。 金融系が多いのかもしれませんね。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 実数などを挙げていただき大変参考になりました。 私は格差社会そのものを批判しませんが、優秀な者が評価されるわけではなく、無能でも社会的力のある人間や組織が優遇されるのなら納得はできませんね。