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「何もない」は形容詞?動詞?

・冷蔵庫に何もない この文章の「何もない」は形容詞なのでしょうか?それとも動詞なのでしょうか? http://study-japanese.hp.infoseek.co.jp/grammar/12.htm こちらのサイトによると「ない」の直前が動詞または助動詞でなければその「ない」は形容詞である~と書かれています。 しかし直前は「何も」これは疑問詞で、形容詞でも動詞でもないと思うのですが・・・ どうぞご意見をお聞かせください。

みんなの回答

  • Parismadam
  • ベストアンサー率65% (2756/4211)
回答No.5

こんにちは。7/27のご質問ではご丁寧なお返事を有難うございました。 ご質問1: <冷蔵庫に何もない この文章の「何もない」は形容詞なのでしょうか?それとも動詞なのでしょうか?> 形容詞です。 ご質問2: <しかし直前は「何も」これは疑問詞で、形容詞でも動詞でもないと思うのですが・・・> 「何も」は連語で以下のように分解されます。 「何」:不定のものを言い表す代名詞 「も」:係助詞で、否定文で使われた場合は、全面否定を表します。 つまり、代名詞+係助詞で、形容詞「ない」の主語になっています。 ご質問3: <肯定の時は「ある」(動詞)なのに、否定形の「ない」が(形容詞)になるのはどうもしっくりきません。> 「ある」と「ない」の原義を考えると、わかりやすいかと思います。 (1)牛乳がある: この「ある」とは「存在する」という意味の自動詞です。 「ある」とは、目の前に見えるとか触れて固さを感じるとか、何らかの感じをその人に起こさせるものを認めると共に、他の人もそれを認めるだろうと期待する場合、また、感覚を超えたものについても、思考の対象としてこれに似た情況が考えられる場合に用いられ、そのものが「ある」と言います。 「ある」ということは、直接にはこのようなとらえ方をするので、当の事物が我々の世界に現れること、そのものとして持続すること、どの位置かを占めること、何かとの特定関係に立つこと等を、結果的に表します。 つまり、「牛乳がある」は、自分も人も牛乳だと認める物体が、(冷蔵庫の中に)位置し、(冷蔵庫の中で)持続するという自発的な所為を表します。それが、「ある」が「自動詞」になる理屈となります。 (2)牛乳がない: この「ない」は、「ある」の打ち消しで、「ある」とは認められない「状態」のことをいいます。 つまり、主体である「牛乳」が存在しないので、「冷蔵庫に牛乳がない」と言う時、主体は「牛乳」から「冷蔵庫」に視点が移り、「冷蔵庫は、牛乳がないという状態、である」という「ありさま」を形容されているのです。それが、「ない」が「形容詞」になる理屈となります。 「実存」についての解釈なので、少し複雑になりましたが、ご参考になれば、、、。

loverhiro
質問者

お礼

「ない」=動詞 という日本語の先生の意見も聞いたりしましたが 自分個人では「ない」=形容詞 の考えが強くなりました。 ありがとうございました。 この場を借りまして今回ご回答くださった皆様へ 今回は皆様の意見がだいたい同じ結論だったということもあり 大変参考になったのですが ポイントの振り分けは困難なため 今回は見送らせていただきます どうぞご理解ください。

  • sanori
  • ベストアンサー率48% (5664/11798)
回答No.4

そのサイトを見てみましたが、 その説明は、あくまでも、用言の後ろに連続して使われる「~ない」が 助動詞なのか形容詞なのかを見分けるためのコツ、手段を与えるものであって、 単独の「ない」の説明をしているわけではありません。 「冷蔵庫に何もない」における「ない」は、単独の「ない」です。 単独の「ない」は、常に形容詞です。 冷蔵庫/に/何も/ない 名詞/助詞/副詞/形容詞 です。 つまり、「何も」は「ない」にかかる副詞です。 二の(1)をご参照。 http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%B2%BF%A4%E2&kind=jn&mode=0&base=1&row=1 (ほかの回答者様への補足を拝借) >>> しかし肯定の時は「ある」(動詞)なのに、 否定形の「ない」が(形容詞)になるのはどうもしっくりきません。 私も中学校ぐらいのとき、それに気づいて、おや?と思いましたけど、 "先に文法ありき"で言葉があるのではなく、実際使われている言葉を法則したものが文法です。 子供の頃から使っている言葉なので、私は今さら違和感はないです。 以下、蛇足。 現在使われている「ある」、つまり"口語体"の「ある」の終止形は、 文語体では「ある」ではなく「あり」でした。 ほとんど四段活用(今で言う五段活用)の動詞なのに、 終止形が「り」で終わっているからという理由だけで、「ラ行変格活用」なる活用に 分類されています。 ラ行変格活用の動詞は、たったの4つです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E8%A1%8C%E5%A4%89%E6%A0%BC%E6%B4%BB%E7%94%A8 私の想像ですが、 もしも、偉大なる先人が、"先に文法ありき"で"真面目に"言語体系を作ろうとしていたならば、 おそらく、ラ行変格活用の終止形を変更してしまって、 四段活用に編入されていたのではないか、と。

loverhiro
質問者

お礼

わたしも単独の「ない」=い形容詞 の線で固まりました。 ありがとうございました。

  • ahkrkr
  • ベストアンサー率35% (109/310)
回答No.3

No1 です。 > しかし肯定の時は「ある」(動詞)なのに、否定形の「ない」が(形容詞)になるのはどうもしっくりきません。 私もしっくりきませんが、 一般に「動詞」は、物事の動作や状態などを表し、「形容詞」は、物事の性質や状態を表すと言われていますが、この「状態」を表す場合は意味で動詞か形容詞かを分けるのは困難で、活用の仕方で分けるしかないのでこうなったのだと思います。

loverhiro
質問者

お礼

どうなのでしょう 憶測で考えるしかないのかもしれませんね ありがとうございました。

  • trgovec
  • ベストアンサー率52% (2538/4879)
回答No.2

日本語文法を印欧系文法的な観点で見ようとしておられるようです。 疑問詞というのは品詞ではなく用法の観点からの言い方で、しかも「何も」は疑問の用法ではありません。「何が」「何を」「何に」「何から」などは疑問の意味を持ちますが、「何か」「何も」「だれか」「だれも」などは疑問ではなく、いわば「不定代名詞」のようなものです。 また、形容詞と動詞といえば印欧系では大変な違いがあり、形容詞はむしろ名詞(体言)の仲間と考えられています。省略構文を除いて単独で述語になりません。 しかし日本語の形容詞(と形容動詞)は「用言」で述語になることができ、どちらかといえば動詞に近いものです。乱暴な言い方をすれば述語になれるものには意味用法により活用の違ういくつかの種類があるとも言えるのではないでしょうか。 よって肯定が動詞、否定が形容詞であっても日本語としては不思議ではないのです。

loverhiro
質問者

お礼

日本語文法を印欧系文法的な観点で見ようとしておられるようです。 > きっと、おっしゃるとおりどの観点から見るのかで 解釈がかなり違ってくるのだと思います。 実際2人の日本語教師の友達は「動詞」説を唱えていました。 どちらにせよ 貴重なご意見に感謝いたします ありがとうございました。

  • ahkrkr
  • ベストアンサー率35% (109/310)
回答No.1

そのサイトに書かれているとおりで、 「何も」は動詞または助動詞ではありませんので、この「ない」は形容詞です。

loverhiro
質問者

お礼

さっそくの回答ありがとうございます。 自分もそのように締めくくってしまいたいのですが でも何かしっくり行かない部分もあって・・・ ・その花は白くない 「白く」は形容詞なので「白くない」も形容詞だというのはうなずけるのですが。 仮に・冷蔵庫に牛乳がある この「ある」が動詞であることは疑いようのない事だと思いますが。 これを否定形にした文章。 ・冷蔵庫に牛乳がない あのサイトの法則に則れば これも「ない」の手前は動詞ではないので形容詞ということになりますね。 しかし肯定の時は「ある」(動詞)なのに、否定形の「ない」が(形容詞)になるのはどうもしっくりきません。 いかがでしょう?

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