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特許事務所と企業と、メリットデメリットは?

こんにちは。 現在大学生(大学院に進学予定)で、弁理士(特許事務所で働く)を目指す場合、 大学院卒業後の進路として、 *企業に就職する→特許事務所に転職 *特許事務所に就職する どちらが良いでしょうか?? 過去の質問を見ていると、 企業に就職してからがいい、という意見が多かったのです。(理由は、基礎教育やコネ作り、企業を知ることが大事など、様々でした) 逆の意見は見当たりませんでした。 この両者のメリットデメリットはなんでしょうか? 人それぞれ考え方や状況が違うので、一概には言えないと思いますが、参考として多くの意見を知りたいです。 逆の意見も大歓迎です。 宜しくお願い致します。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • sk6767
  • ベストアンサー率32% (17/52)
回答No.2

大手通信事業者→特許事務所に転職 したものです。 No1の方が仰ることよくわかります。 知財担当者の肩を持つわけではありませんが、そういう対応しかできない事情もあろうかと思います。  個人的感想ですが、開発経験や実務(事業)経験がなければ、実際に開発されている方はどういう視点、考え方を持ってその明細書を記載されたか想像しにくいと思うのです。  もちろん、開発経験があっても、他人の発明提案書の内容を汲み取るのが苦手な方もいるので、個人の資質も関係するとは思いますが、企業で多岐に渡る経験を積んだ後の方が、特許事務所というある意味特殊な環境で仕事したときに役立つことは多いです。  逆に、特殊な環境しか知らなければ、それ以外は想像することも難しいでしょうから、一般に、企業に入ってある程度の社会経験も積んでから特許事務所に転職することを考えた方が良いと言われるのだと思います。  私は企業に14年弱いて、その間に沢山の失敗もしたし多くの成功体験もしました。部下として上司と衝突しながら仕事したり、ある程度の部下を抱えてプロジェクトをマネージすることもしました。  そういう経験の色々が、明細書を書く時の端々に役立っています。文章をひねり出す時の厚みというか何というか・・・そんな感じです。  いきなり特許事務所に入って明細書などを書く訓練を積んだとしても、依頼者(発明者)はどういう意図をもって発明をしたのか?くみ取ることができなければ、依頼書などに記載されたことだけで文字面だけを合わせた書類作成になろうかと思います。  企業に就職してから転職したからそういう資質が備わる、ということではありませんから、特許事務所で研鑽を積んで、発明者の意図を十分に汲み取る能力を発展することもできると思います。  ただ、環境の後押しを得られやすいのは、企業→転職ってパターンということだと思います。  何かのご参考になれば幸いです。

ayu4
質問者

お礼

すごくわかりやすい回答をありがとうございます。 鍛え方は人それぞれとはいえ、絶対に環境は大切ですよね。現場を知っていることが弁理士として働く上で「武器」となるかもしれないわけですから、やはり企業に就職するメリットは大きいのかもしれませんね。 本当にありがとうございます。

その他の回答 (3)

noname#29545
noname#29545
回答No.4

特許係争など、第三者との交渉や訴訟の経験も出来るのは、企業に就職した者ならではのメリットでしょうか。 企業にとっては、特許問題はデメリットですけどね(汗)

ayu4
質問者

お礼

特許事務所より幅広い業務に関わることが出来るのですね!! 確かに企業にとってはありがたくないですね(>_<) 回答ありがとうございます(*^_^*)

noname#37180
noname#37180
回答No.3

大手企業開発部門で25年、同企業で特許部門で13年を過ごし、現在特許事務所勤務の者です。 NO.2さんの意見に同感です。教科書的な技術知識だけではなく実際の開発経験がないと特許事務所ではやっていけないのではないかと思います。それは、特許権は産業上の権利ですから発明された技術が産業上で如何なる展開をするかを予測する能力が求められるからです。発明者は往々にして自分の発明を狭い範囲でしか認識していないことがあります。弁理士はこれを引き出してやることが必要です。 従って、私の個人的希望では、理工系であれば先ず技術開発に携わっていたきたいと思います。特許業界への転進は何時でも可能です。異論もあるかと思いますが、弁理士の現実の仕事は技術開発の後援支援です。ビルの一室で発明者から聞いた発明の内容をせっせと文章化する仕事が大半です。若い柔軟の頭脳と体力により、技術開発に従事していただき、低迷気味の日本に貢献していただければ幸いです。

ayu4
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >発明者は往々にして自分の発明を狭い範囲でしか認識していないことがあります。弁理士はこれを引き出してやることが必要です。 すごく理解できます。だからこそ企業での経験が役にたつのですね。 本当に参考になります。ありがとうございました。

  • infra_red
  • ベストアンサー率50% (28/55)
回答No.1

研究開発に携わる者としてお答えします。 私の勤務先では発明者自身が明細書を作成することになっています。以下、「知財一筋○○年」という担当者の方に、私の明細書案をみて頂いた際の話です。 ・難しい法務関係(?)の理由を持ち出して、当然と言わんばかりに「ですからこういう記載はしないで下さい!」  → 確かにそうかもそれないが、そんな深い話は研究所じゃ誰も知らない。 ・当方現場にて作業中、いきなり電話をかけてきて、「先日の○件目の明細書の○ページ○行に○○と記載した理由は何ですか?」  → 突然そんなこと言われても思い出せる訳がない。 ・「比較例と比べて実施例はそんなに良くないですよねぇ」  → ・・・・・ 相手は研究者であって知財のプロではないこと、研究者は常に特許のことを考えていられるわけではないこと、開発状況によってはどんなに些細な事でもこじつけて数多く出願しなくてはならない局面もあること、などを考慮してくれず、頑なに自分の土俵から下りてきてくれない方で、正直うんざりしてしまいました。またその方の世話になるのかと思うと、次の出願をするのが嫌になりました。(私の勉強不足が原因でもあるのですが) 探索研究の難しさ、開発の苦しみ、事業化直前の修羅場、などを経験された方。特許の相談をするならば、そんな方に担当して頂きたいという気持ちはあります。「弁理士を目指すならば、企業に就職してからがいい」と言われる所以は、ここにあるのではないでしょうか。 愚痴っぽくてすみません。また、これをご覧になって気を悪くされた弁理士さんや実務担当者さんがおられましたらお詫びいたします。

ayu4
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 確かに現場を知っている人に相談したいという気持ちは多くの人が持っているのでしょうね。現場の意見として、すごく参考になります。 本当にありがとうございます!!

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