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特許事務所から企業への転職
現在、特許事務所に勤めて1年半ほどの29歳、男です。 これからも知財の仕事に関わっていきたいとは思っているのですが、 特許事務所ではなく、事業会社で事業に直接的に関わり、知財戦略などの業務に関わりたいと思い、転職を考えています。 私は弁理士資格を持っているのですが、 今、勤めている事務所では明細書作成の前の訓練ということで、 特許調査の仕事のみしか経験がありません。 ゆくゆくは明細書業務もやらせてもらえるかもしれませんが、しばらく(もう2、3年)調査業務のようです。 そこで質問なのですが、特許調査を2、3年やって、企業へ転職するということは可能でしょうか。 それが可能であれば、多少不服でも頑張ろうという気になりますが、 もし、可能性が低いのであれば、別の道を考えたいと思います。 ご意見宜しくお願い致します。
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- fujitakuo
- ベストアンサー率66% (4/6)
特許事務所から会社への転職は可能です。 弁理士資格を保有しており、特許事務所で2、3年経験を積めば、全然OKですよ。私は特許事務所に勤務しておりますが、同僚が会社に転職して行きました。彼は弁理士資格はもっていませんが。。。 特許事務所において、弁理士は顧客の発明を権利化する職人になることを求められます。焦る気持ちはよく分かりますが、貴方の勤務している特許事務所は間違ってませんよ。一番重要なのが発明の把握です。通常、顧客が説明してくれた所とずれた所に発明の本質があるからです。先行技術調査は発明の本質を捉える勉強にいい教材です。個人的な意見としては5、6年はすべきだと思いますが。。。 その後、CAD図面と明細書がバリバリ書けるようになったら、最高の弁理士になれるんですけどね。独立もできます。でも、ここまでなるのに、長い時間がかかります。正直、特許事務所の弁理士って泥臭い仕事ですよ。
- neji1
- ベストアンサー率45% (172/379)
私は弁理士でも特許事務所の人間でも無く、逆に明細書を依頼する企業の人間です。 結論から言いますと、企業への転職は可能です。 大手、中堅企業の知的財産部門では、弁理士資格を持っていれば、転職出来るでしょう。 最近は、大学などが知的財産を重視し、弁理士を募集しているところもあります。 ただし、待遇は、各社様々と聞いています。 弁理士の資格を持っている人なら優遇される企業もあれば、一般社員と同じ扱いのところもあります。 しかし・・・ 普通の企業に勤務しながら弁理士の資格を取って、特許事務所に転職したり、独立するのが一般的なのですけど。 また、現在勤務中の特許事務所で、特許調査しかやっていない と言いますが、失礼ながら、一年半のキャリアで、明細書がきちんとかけますか? クライアントの立場の私なら依頼しません。 弁理士の資格を持っていなくても、特許事務所に長年勤続し、弁理士よりも的確に明細書を書く人を大勢知っています。 質問者さんは弁理士さんなので、十分ご存知とは思いますが、特許の明細書は、一朝一夕にはかけませんよね。 となると、先ずは多くの先行特許に目を通し、書き方の不文律のような物を学ぶべきでしょう。 また、明細書を記載するには、クライアントの技術を理解し、周辺技術も理解し、クライアントにとって最適な請求項にしなくてはなりません。 現在、勤務中の特許事務所もそういう教育方針なのでは? 本当に失礼とは存じますが、質問者さんのキャリアはまだまだと感じます。 何しろ、このような(企業に転職できるか?)という質問をするくらいなので、クライアントとの打合せも、まともに参加していないのでは? 有能な特許事務所の方は、クライアントの企業(我々)の、ビジネス戦略などまで考慮し、請求項をどこまで広げるか/絞り込むか、出願のタイミング、出願国などもアドバイスしてくれます。 そのくらい、クライアントのことを知っている ということです。 となると、民間企業の知的財産部門が、どのような人材を欲しているか?なども情報として入ってくるはずです。 そうなれば、このような質問などせず、ご自身で判断出来るはずです。 まだ29歳。これからです。 数年は、現在の特許事務所で勉強して、独立を目指してはいかがですか? 無論、良い明細書を書ける、紛争時に頼りになる 弁理士にならないと、クライアントはついて来ませんけど。 ちなみに、民間企業に転職してもスキルが伴わないと、 「弁理士のくせに」 「理屈ばかりで、役に立たない」 などと、カゲグチを叩かれますよ。 (実例を知っています。) もう少し今の事務所で頑張りましょう。 そうすると、もっと、視野が広がりますよ。
お礼
ご回答ありがとうございます。 neji1様のおっしゃることはよく分かります。 私自身、焦りがあり、このような質問をしました。 周りの弁理士仲間は明細書を書く練習を積んでいるのに、 自分はこのままでいいのかなと思っていました。 また、人よりも随分遅れた経歴ですので、 早くキャッチアップしなくてはという思いもありました。 キャリアを積み、視野を広げるために、腰を据えてやってみようと思います。 自分のような若僧に適切なアドバイスをしていただきありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 発明把握の経験を積むことができているということで少し安心しました。 独立できるような立派な弁理士になるのは時間がかかりますね。私も少ない経験ながらそれを実感しています。 私は明細書をバリバリ書けるような才能はないと自分自身で思っているので、別の形で日本の知財を活かせる仕事ができたらいいなと思っています。 事業会社への転職も可能ということなので、今後も精進したいと思います。 ありがとうございました。