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リーククランプメーターについて
漏電を調べるのにリーククランプメーターという製品があるようです。 メガーをあてられない(停電できない)場合に使えると思うのですがいわゆる漏電とその他の電流の区別がうまくつくものでしょうか?
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- idletime
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一般的には、まず変圧器のB種接地線還流電流(漏洩電流)を測りますが、その中身はIc(対地静電容量成分電流)+Igr(対地抵抗分電流)の合成電流Ioです。Icには高周波、高調波なども負荷の種類によって重畳しております。漏電火災等は電力を伴うIgr(対地抵抗分電流)ですので厳密に言えば、Icを分離する技術が必要となります。クランプは周囲の磁界によっても数値が変化しますので注意が必要です。低圧活線メガーは活線でIgrだけ取り出しIoの角度を割り出して絶縁抵抗値MΩを表示します。もちろんクランプよりかなり高価な測定器ですが。
- fujiyama32
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同じようなリーククランプメータでも、大きく分けますと経済的な機種とやや高い機種の2種類があります。これから購入するのであれば、次の2点に注意して購入されると良いと思います。 いずれもカタログや仕様書等に記述がありますので、チェックしてみて下さい。 (1)周波数特性が切替えできる形式(仕様)であること。 負荷側に電子機器(汎用インバータやパソコンなど)がありますと、漏洩電流の成分には商用周波数成分(基本波分)とそれ以上の高い周波数成分(高調波とは異なります。)があり、これを一括して表示させますと漏洩電流が大きく表示され、絶縁がかなり悪いと判定されることがあります。 このような場合、フィルタ回路を設け、高周波成分をバイパスさせ商用周波数成分のみの漏洩電流を表示させることができます。 このフィルタをON/OFFできるタイプを選定された方が良いでしょう。 (2)「真の実効値(=RMS形)」を表示する形式(仕様)であること。 運転電流などを測定する際に、電流波形が歪んだ波形を持つ負荷設備(例:汎用インバータやサーボなど)を、平均値指示形(経済形)のクランプメータで測定しますと誤表示することになります。(電源側に設けた可動鉄片形電流計などと指示値が異なることがあります。) このような歪んだ波形(高調波成分を含んだ電流)の電流でも、正しい実効値(全実効値=真の実効値)を表示する形式のものを選定された方が良いでしょう。 ついでながら、インバータの電源側電流(入力電流)とインバータの負荷側電流(モータ運転電流)を測定する時は、それぞれの大きさが異なりますのでご留意下さい。
お礼
詳しい解説ありがとうございます。 実際にお使いの方でこの型番はお勧めとかこれを買って失敗したとかのご意見があればさらにお願いしたいところです。
- foobar
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漏電している電流がない場合、電線(2本ないし3本)を流れる電流の総和は0になります。ところが、漏電がある場合、電流の総和が0になりません。 そこで、電線を一括してクランプメータで計ると、漏電がなければ電流計の指示値は0になりますが、漏電していると漏電分だけ数値が出ます。
お礼
回答ありがとうございます。 活線メガーなる物はすごく高価ですね。通常のメガーと同等の結果が出るなら購入も検討してみようと思います。