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「ご相談」という言葉

kyouzaiya-kの回答

回答No.5

#2・3・4です。謙譲語に関して御説明が足らなかったと思いますので、付け加えます。 >自分側の動作やものごとを立てる場合でも、向かう先の自分がおれば、使ってもよいということでしょうか? そうではなく、 「自分側の動作や物事であっても、それが<向かう先=相手側の人物>がある場合は、「お/ご」をつけた謙譲語として表すことができる。」 ということです。<向かう先>はあくまでも「相手側」です。自分側の動作や物事(自分側の動作)の<向かう先=相手側>を、立てる(高める)のが謙譲語Iです。 「私は先生にご説明する。」・・・「説明する」のは「私(自分側)」の動作ですね。その動作の<向かう先=説明する相手>が「先生(相手側)」です。 この場合、自分側の動作を「ご説明する」と低めて表現することによって、その動作が<向かう先>である「先生」を立てているわけです。 ちょっと硬い文章ですが、「敬語の指針」に関連した説明が書かれているので、下にコピーしておきます。 >【解説2:<向かう先>について】 例えば「先生にお届けする」「先生を御案内する」などの「先生」は<向かう先> であるが,このほか「先生の荷物を持つ」「先生のために皿に料理を取る」という意 味で「お持ちする」「お取りする」と述べるような場合の「先生」についても,ここ でいう<向かう先>である。(例:「あ,先生,そのかばん,私がお持ちします。」「先 生,お料理,お取りしましょう。」) また,「先生からお借りする」の場合は,「先生」は,物の移動の向きについて見れ ば<向かう先>ではなく,むしろ「出どころ」であるが,「借りる」側からは,「先生」 が<向かう先>だと見ることができる。「先生からいただく」「先生に指導していただ く」の場合の「先生」も,「物」や「指導する」という行為について見れば,「出どこ ろ」や「行為者」ではあるが,「もらう」「指導を受ける」という側から見れば,その <向かう先>である。その意味で,これらも謙譲語Iであるということになる。 上で述べた<向かう先>とは,このような意味である。 >2 謙譲語I (1)動詞の謙譲語I (1) 動詞の謙譲語Iの形 「訪ねる→伺う」のように特定の語形(特定形)による場合と,「お(ご)……す る」(例:届ける→お届けする,案内する→御案内する)のように広くいろいろな 語に適用できる一般的な語形(一般形)を使う場合とがある。 【特定形の主な例】 ・伺う(←訪ねる・尋ねる・聞く) ・申し上げる(←言う) ・存じ上げる(←知る) (注) 「存じ上げる」は,「存じ上げている(います,おります)」の形で,「知っている」の謙譲語I として使う。ただし,否定の場合は,「存じ上げていない(いません,おりません)」とともに, 「存じ上げない」「存じ上げません」も使われる。 ・差し上げる(←上げる) ・頂く(←もらう) ・お目に掛かる(←会う) ・お目に掛ける,御覧に入れる(←見せる) ・拝見する(←見る) ・拝借する(←借りる) 【一般形の主な例】 ・お(ご)……する(後掲【補足イ】参照。) ・お(ご)……申し上げる(後掲【補足イ】参照。) ・……ていただく(例:読む→読んでいただく,指導する→指導していただく) ・お(ご)……いただく(例:読む→お読みいただく,指導する→御指導いただく) (注) 「お(ご)……いただく」を作る上では,前掲「1(1)(1)」の【補足ア:「お(ご)……になる」 を作る上での留意点】(25ページ)に準じる留意が必要である。 【補足イ:「お(ご)……する」「お(ご)……申し上げる」を作る上での留意点】 「お(ご)……する」「お(ご)……申し上げる」を作る上で留意すべき点は,次のと おりである。 【イ-1:「お(ご)……する」「お(ご)……申し上げる」が作れるための基本的条件】 これらの語は<向かう先>を立てる謙譲語Iなので,<向かう先>の人物があ る動詞に限って,これらの形を作ることができる。例えば「届ける」や「案内す る」は<向かう先>の人物があるので,「お届けする(お届け申し上げる)」「御 案内する(御案内申し上げる)」という形を作ることができるが,例えば「食べ る」や「乗車する」は<向かう先>の人物が想定できないので,「お食べする(お 食べ申し上げる)」「御乗車する(御乗車申し上げる)」という形を作ることはで きない。 なお,<向かう先>の人物があっても,例えば「お憧れする(お憧れ申し上 あこが げる)」「御賛成する(御賛成申し上げる)」とは言わない,というように,慣習 上「お(ご)……する」「お(ご)……申し上げる」の形が作れない場合もある。 【イ-2:「お」「御」の使い分け】 一般に,動詞が和語の場合は「届ける→お届けする」「誘う→お誘いする」の ように「お……する」となり,漢語サ変動詞の場合は,「案内する→御案内する (御案内申し上げる)」「説明する→御説明する(御説明申し上げる)」のように 「ご……する」となる。 (2) 可能の意味を添える場合 動詞に可能の意味を添えて,かつ謙譲語Iにするには,まず謙譲語Iの形にし た上で可能の形にする。 例:伺える・お届けできる・御報告できる(まず,「伺う」「お届けする」「御報告 する」の形にした上で,可能の形にする。後二者の場合,「する」を「できる」 に変えることで,可能の形になる) (2)名詞の謙譲語I 一般には,「(先生への)お手紙」「(先生への)御説明」のように,「お」又は「御」 を付ける。ただし,「お」「御」のなじまない語もあるので,注意を要する。(6の(1) を参照。)

noname#46454
質問者

お礼

沢山の例を出して頂いてありがとうございます。 楽しく拝見しました。 こういう例を見ていくと、知らないこと、普段全く気付いていなかったなど、色々ですが、 言葉についてやはり勉強しないといけないなあ、と思う次第です。 人前で言葉づかいで恥をかいたり、時には人に不愉快な思いをさせることだってあるかもしれませんよね。 ここでの質問や貼り付けて頂いたURLを、時々読み返したいと思います。 ご親切にありがとうございました。

noname#46454
質問者

補足

それから私の質問に何度も答えて頂きまして、ありがとうございました。理解することができました。

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