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女性蔑視のそもそもの原因は?

noribou11の回答

  • noribou11
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回答No.12

生物の世界というといかにもハーレムといった印象がありますが、 集団生活を営む動物の多くは雌中心社会です。最初からだと 面倒なのでホニュウ類から説明しますね。 一般的なハーレムは群れのボスである雄と多くの雌ですが 別に常に雄が集団に存在するのではなく雌の発情期に雌集団に 雄が入り、他の雄を追い出して独占的な状態にしてしまいます。 種の保存という本能があるため雌が雄の選り好みはあまりしませんが ボスの目を盗んで雌と交尾をする雄もいます。この辺までは 来るもの拒まずって感じですね。 ライオンのように子殺し(前のボスの子供を殺すことによって 育成本能から種の保存本能へ変わる)をする動物では雄が雌集団に 固定されていますが、雄は定期的に変わるため種の多様性にも 問題はありません。 次に雌、雄にそれぞれグループが存在し発情期になると 集まってくるものです。クジラもそうですが長老格の雌が集団を 統率します。この辺になってくると多少選り好みが入ります。 人間に近いサルの社会では複数の雄と雌が集団社会を形成しています。 それを統率するのがボスザルのような印象がありますが 実際には雌の支持がない雄はボスにはなれませんし、 交尾の相手も雌に選択権があります。もちろん、優先順位は ボスにありますが隠れて他の雄と交尾をします。ただし、 この辺になってくると雄が群れの方向性を指示するように なってきます。 で、人間の集団ですが狩猟社会においてはサル社会と同じように 男が集団を統率していたと思われます。これは複雑な能を有する ヒトの子供は他の動物に比べ育成に時間を要するためで、 母親は必然的に群れに留まり、男が活動しないと集団自体が 衰退するからです。この時点では多くの社会ではまだ宗教観念が 薄かったと思います。 これが変化したのは農耕社会の到来です。この社会は拠点が はっきりしているため行動範囲が狭まり男の活動を必要としなく なるため、母系氏族制が始まります。これは今でも多くの 先住民族に残っており仕事のほとんどは女で男は家でぼーっと 暮しています。 一ケ所に留まる環境は当然、自然からの影響が強くなり 自然崇拝を基とするアミニズムが発生します。原始的な宗教では 巫女さんが登場しますが、これは祖母を中心とした女系社会で あったためと思います。原始宗教が発達すると天神崇拝、 トーテム崇拝、先祖崇拝とともに女性崇拝が発達します。 しかし、社会が発達し集団が大きくなると血縁を中心とする 氏族集団から小規模ながらも混族社会へと変化していきました。 集団が大きくなると効率的な食料確保のために付属施設が増え 集団を構成する家という単位が追加されました。 また、集団維持するためには食料がなければ他から奪う、 それを守るために村を強固にする組織という概念も発達したと思います。 集団維持の基本は女性の活動ですが、それを超える場合になって 男が登場してきます。ここに至って男が集団を統率するように なってきます。だからといって女性蔑視があったわけでは ありませんが。 集団社会が大きくなるにつれヒト社会に階級制度が誕生しました。 これにより本来は集団維持のために統率者である男の優位性が高まり 父権家長制へと変化しました。一方で神事に関わるものに関しても 男神を中心とした宗教に変わりましたが、それでも女性巫女は 高級官僚として存在していました。 複雑化した社会においては母系氏族社会にあったような血縁による 犯罪の抑止力は薄まり、それに変わって人心を縛るものが 必要になりました。同じく階級制度の発達により知識階級が登場し、 科学、哲学が盛んになってきました。そのため時の為政者は 法律、戒律や宗教儀礼を利用して社会の安定を図るようになります。 女性の専門職であった宗教も同様です。巫女に変わって占星術、 歴術や医術等を心得た方術士が社会の中心となってきています。 占星術だって当時は最先端技術ですからね。宗教に関しても それまでのアミニズムから組織化された新興宗教が興り、 前者否定の感情からか女性蔑視が始まりました。 そして新しい宗教が生まれる程に強固になっていきました。 したがって女性が穢れているから卑しいのではなくて 女性から宗教儀礼を奪いとったた大儀名分のために女性を蔑視 したと思います。そして、宗教儀礼を男が独占するためには 宗教指導者の養成が必要となり、女性はその修行の邪魔になる ため更に蔑視が強まりました。 要は男の行動を正当化するために女性を差別したというこですね。 また、月経や出産といった生理現象は理由になりやすいことも 強固にした一因でした。 穢れというのは女性だけではありません。死人の葬式には 浄めの塩をふるように、病気に関しても憑物的な発想がありました。 多くの女性にとって月経というのは体調を崩しやすい時期であり 衛生環境の悪い当時は出産が原因で死亡する確率も高いため 必然的にその生理現象を有する女性が穢れているという 思想になりました。 また、他の地域では子供は血の固まりから誕生すると信じられて いました。これは妊娠すると月経が停止するためだと思いますが、 卵子という発想がない時代(生物学的には精子、卵子の概念は ごく、最近のものです)では女性は月に一度、子供の肉体を作るが 魂が入らないため誕生しないという思想を生み、これが基になって 滅多に神に認められないものとされました。 中世においても農村よりも都市の方で女性蔑視が激しかったのは 都市の方が血縁社会から離れ、階級制度が発達し、貧富の差が 激しかったため社会安定のために宗教が利用されたためと思います

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