インスツルメンテーションアンプのノイズ除去方法とは?

このQ&Aのポイント
  • 高圧DC電源の電圧検出にインスツルメンテーションアンプを組んでみましたが、高圧DC電源のAC60Hzのリップルが出力段に乗ってきてしまいます。
  • 感電や回路保護のために抵抗を接続していますが、インスツルメンテーションアンプの両端に微小ACリップルが同相で乗ってしまい、入力両端で差が発生して増幅してしまっている可能性があります。
  • ノイズ除去の解決策や意見があれば教えてください。
回答を見る
  • ベストアンサー

インスツルメンテーションアンプのノイズ除去について

高圧DC電源の電圧検出にインスツルメンテーションアンプを 組んでみました。(高圧電源0~500V→0~5Vに圧縮) すると高圧DC電源のAC60Hzのリップルが出力段に乗ってきてしまいます。(高圧DC電源0Vでも結線のみで発生) 高圧DC電源と信号処理電源(10VDC)とは当然別系統で 感電や回路保護のために数メガオーム抵抗で接続しています。 高圧DC電源は出力段はDCですが、電源自体はAC100Vで動作します。 想像するにインスツルメンテーションアンプの両端に 微小ACリップルが同相でのってきているが、本来差動なので 除去できるはずが微妙に入力両端で差が発生してそれを増幅してしまっているのでしょうか? 解決策、ご意見があればお願いします。

  • 科学
  • 回答数5
  • ありがとう数4

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • inara
  • ベストアンサー率72% (293/404)
回答No.1

高電圧を入力するために、参考URLの図8にあるような分圧型の構成だと思いますが、U2のOPアンプには同相信号の除去比(CMMR)が大きいものを使い、RN3A~RN3Dの4本の抵抗のバランスを取って全体のCMMRを最大にするように調整する必要があります(RN3A/RN3B=RN3C/RN3Dでバランスしますが抵抗の誤差があるので、現実には完全には一致しない)。 それと、RN1AとRN1Bの比とRN2AとRN2Bの比が一致していないと+入力と-入力の信号の大きさがバランスしないのでこれも調整する必要があります。

参考URL:
http://focus.tij.co.jp/jp/lit/an/jaja021/jaja021.pdf
gaplant2
質問者

補足

早速の回答ありがとうございます。 追加の質問で恐縮ですが、 URLの図8はV1を高電圧としますと、電流経路は RN1A→RN2A→OP_U1A→U1B→RN2B→RN1Bとなりますが これで問題ないのでしょうか(反転入力ですよね?)? 私の回路はV1の2入力はそれぞれ非反転入力に結線でそれぞれ 直前に10kオームでGNDに落としています(ごく一般的なインスツアンプ)。 V1経路としてはRN1A→10k→GND→10k→RN1Bとしています。 図8と私の回路では何か違うのでしょうか? V1の2入力の入力インピーダンスが違いそうですが・・・。 重ねての質問でもうしわけありません。

その他の回答 (4)

  • mtld
  • ベストアンサー率29% (189/643)
回答No.5

どういう回路構成か解らないので適切なアドバイス出来ないのですが CMRR以前の問題のような気がするのです 高圧電源0~500Vにリップルがのっていない事は確認しました? オシロスコープで見られます 高抵抗分圧の部分はシールドされてますか? 高抵抗回路(ハイインピーダンス回路)はシールドが当たり前です 1MΩ程度は大きいとは言えませんが ハイインピーダンスではノイズが乗り易いのでシールドで防ぐのです 高抵抗分圧の部分を金属で囲い グランドに接続します

gaplant2
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 高抵抗はノイズがのりやすいのは分かりますが、 一方で高抵抗は高電圧が印加されますので GNDに対する絶縁距離の問題があります。

  • tadys
  • ベストアンサー率40% (856/2135)
回答No.4

どんな回路構成になっているのかがよく分かりませんが、回路の形がインスツルメンテーションアンプになっていればCMRRが自動的によくなるわけではありません。 CMRRを良くするためには使用する部品特に抵抗のばらつきを押さえなければなりません。0.5%程度の誤差でも不十分でしょう。 CMRRがよくない原因はアンプの性能だけでなく実装方法特にアースの取り方にもよります。 コモンモードの流れる経路を見極めてその中の1点を基準とする1点アースを心がけましょう。 コモンモード電圧が大きくて通常のアンプでは除去しきれない場合は「絶縁アンプ」を使用する必要があります。

gaplant2
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 実は絶縁アンプでは問題ないことは確認済みで どうも各機器のAC100V電源から回り込んでいるような 気がします。

  • inara
  • ベストアンサー率72% (293/404)
回答No.3

ANo.1です。 >これで問題ないのでしょうか(反転入力ですよね?)? RN1AとRN1Bは1MΩ以上であればOPアンプは壊れません。U1AとU1Bの反転入力端子(-)の電圧は0Vです(負帰還回路を形成しているOPアンプの2つの入力端子の電圧は等しい)。したがって、抵抗に流れる電流I は、I = 500V/ R1NA ~ 0.1mA 程度です。 >私の回路はV1の2入力はそれぞれ非反転入力に結線でそれぞれ直前に10kオームでGNDに落としています(ごく一般的なインスツアンプ)。 OPアンプの入力側で抵抗分割して、それを非反転アンプで受けて、それを作動増幅しているのですね。 その回路でも動作は同じです。調整方法も同じです。 >V1の2入力の入力インピーダンスが違いそうですが・・・。 参考URLの回路の場合、入力インピーダンスはU1A側がR1NA、U1B側がR1NBになります。特別な理由がない限りR1NA=R1NBとしますので同じ入力インピーダンスです(しかもR1NA=R1NB=数MΩ)。 >直前に10kオームでGNDに落としています 分圧抵抗は990kΩと10kΩですね。それで500V→5Vに変換しているのですね。測定回路のGNDに対して500Vが印加されているほうの990kΩの抵抗の消費電力は0.25Wくらいになりますので、0.5W級以上の抵抗を使ったほうがいいでしょう。+入力側と-入力側の抵抗の消費電力に差ができるので、温度係数によって抵抗値が変わってしまい、CMRRを悪化させる恐れがありますので、発熱の少ない耐電力の大きな抵抗をなるべく使ってください(一番良いのは、実際に500Vを印加させたまましばらく待ってCMRRを調整すること)。

gaplant2
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 URLからの出典など細かいアドバイスは 十分参考になりました。

gaplant2
質問者

補足

早速の回答またまたありがとうございます。 私の回路は上記ご指摘のとおりです。 ここですみません、アホな質問かもしれませんが、 2つの異なる電圧系で高圧系を検出するためには 2つの条件があると(勝手に)思っています。 1.高圧系は(高抵抗なりで)ループさせる必要があり、  その微小通電による電位差を低圧系に検出させる。 2.検出させる電位差は低圧系のGND電位を基準とする。 上記2つを満たすために私の回路では非反転直前にそれぞれ10kをGNDに落としています。もし1.のループが必要なかったら、この10kオームは不要に なると思います。 また2.が必要でなかったら10kオームをGNDに落とさずに直接2つの非反転入力に10kの両端を結線すればいいと考えます。 URLの図8だとV1ループは負帰還抵抗を通してオペアンプ→GND→オペアンプ→負帰還抵抗→V1に戻るということで上記1.、2.を満たしていると考えていいのでしょうか? 回路的には仮想接地でV1→高抵抗→0V(=同電位=GND)→高抵抗→V1と 難しく考えなくてもループとGND接地を満たしているようにも思えるのですが?

  • inara
  • ベストアンサー率72% (293/404)
回答No.2

ANo.1です。 CMMRはCMRRの間違いでした(CMRR:Common Mode Rejection Ratio)。 CMRRを最大にする方法の一例を紹介します。説明は参考URLの図8の部品名を使います。高電圧は使いません。(1)→(2)の順序で調整してください。 (1) U2側の調整 ・U1Aの出力とRN3Aの接続を切り離す。U1Bの出力とRN3Cの接続を切り離す。 ・切り離した側のRN3AとRN3Cの一端を互いに接続し、そことGNDとの間に60Hzの正弦波を入力する。入力信号の振幅は1Vppくらいにする。 ・U3の出力(60Hz)が最小になるようにR3A~R3Dの値を調整する。例えば、R3AとR3Bの間を切って、そこに多回転の可変抵抗のステータ端子(2個)を接続し、可変抵抗のローテータ端子をU3の-入力し接続します。可変抵抗の値は、固定抵抗の精度が1%なら、抵抗値の1%(10kΩなら100Ω)程度のものを使います。抵抗の比が合っていればいいので、残りのR3CとR3Dはいじりません。 (2)RN1A/RN2Aの調整 これも比を合わせればいいので、U1B側はいじりません。 ・切り離していたU1Aの出力とRN3Aの接続を元に戻す。U1Bの出力とRN3Cの接続も元に戻す。 ・R1NAとR1Bの入力側を互いに短絡し、GNDとの間に60Hzの正弦波を入力する。ここは分圧になっているので、入力信号の振幅は、危険のない範囲で、できるだけ高してください(普通の信号発生器だと最大20Vppくらいでしょうか)。 ・(2)と同様の方法で、RN1AとRN2Aの比を調節し、U3の出力が最小になるようにする。可変抵抗の抵抗値はRN1Aの1%程度。

関連するQ&A

  • スイッチング電源のノイズを除去する方法を教えて下さい。

    DC9ボルトのスイッチング電源(ACアダプタ)を使用してアンプにつないでいます。 よく聞くと「オワンオワン~」というようなノイズが小さく発生してしまいます。(音の表現は文字では難しいですが) ちなみに、トランス式のACアダプタやバッテリーを使うとこの音は出ないのでスイッチング電源から発生しているように思えます。 何とか、このノイズを除去したいのですが、よい方法又は回路がありましたら、ご紹介いただけませんか?

  • AC-DCコンバータについて

    こんにちは。 100Vを入力して-48Vを出力するAC-DCコンバータを使用するのですが、メーカの説明書を見ると、”ACから絶縁されたDC-48Vを出力”と書かれていました。 AC-DCコンバータは絶縁トランスのような機能があるということでしょうか? また、もしDC機器側で漏電があっても、(帰路がないので)感電の危険性は無いのでしょうか? 教えてください。 宜しくお願いいたします。

  • 直流電源装置(一次側AC100-240Vで二次側DC48V出力の電源変

    直流電源装置(一次側AC100-240Vで二次側DC48V出力の電源変換装置)について質問させてください。 二次側出力DC48Vを超えると両端コネクタにする必要があるとの話を聞きました。(電源一次・二次) コネクタではなく、ギボシ端子や丸型圧着端子でも良いのでしょうか? どのようなものがよく使われているのでしょうか?

  • ロックインアンプの定格電圧に対する差動増幅器の出力保護で困っています

    只今卒論で「ACホール効果装置の製作」というのをやっているのですが、困っています。 実験内容としては、 1.試料(SrCu2O2)に微小なホール電圧(約0.2mV)を発生させる。 2.発生したホール電圧を利得1倍の差動増幅器(インスツルメンテーションアンプ)に通す。 3.これを定格電圧0.5Vのロックインアンプで測定する。 というものなのですが、この「定格電圧0.5V」で困っています。 ホール電圧自体はまったく問題ないのですが、OPアンプの電源電圧±15Vがあるためロックインアンプに定格以上の電圧がかかってしまう恐れがあるので、差動増幅器とロックインアンプの間に出力保護回路を入れないといけません。 しかし、ホール電圧が微小なため定電圧ダイオードが使えず、ダイオードを2つ使って電源電圧範囲で出力電圧を制御する方法を用いてもロックインアンプの定格電圧が0.5Vなので意味がありません。 この出力電圧を定格電圧内に収めるための回路を教えていただけませんか? 分かりずらい説明で申し訳ありませんが宜しくお願いします。

  • ACアダプターについて・・・

    ドアホンのACアダプターを買い替えたいのですが、現在の表記が「入力AC100V 27VA / 出力DC16V 1.0A」、買おうと思っているのが「入力100VAC 30VA / 出力VDC16 1A」 と、少し違うのですが、使用は可能でしょうか?よろしくお願いします♪

  • ACアダプター

    ACアダプターに記入してある入力100V 50/60Hz 7vAの7vA および出力DC12V DC300mAとはどういう意味でしょうか? また上記のアダプターが純正品ですがこれのかわりに、入力100V 4VA 出力9vdc、0,2Aというアダプターが使えましたが使用して問題ないでしょうか? ACアダプターのコンセントに差し込むところの分厚いところの大きいものと小さいものがありますが何が違うのでしょうか?

  • 60Hzノイズについて

    センサのDC出力に60Hz正弦波が乗ってしまっており困っています対策の助言 お願いします。 以下が現状です。 ●原因 センサーの電源にDC5V出力スイッチイング電源を使用しており、そこから流れ込んで いると思われます。 ●実施した対策 センサーの電源線および出力ハーネスにフェライトコア(1ターン)しましたが、効果 なしでした。 ●頂きたい助言  A...出力に10uFのコンデンサーを並列接続すること考えます。   センサーの出力波形はDCですが、コンデンサー入れると波形に変化発生   するでしょうか?  B...コンデンサーを入れる他に対策方法ありませんでしょうか?

  • AC-adaputer のノイズ(リップル?)除去

    http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-00095/(1) 上記でAC-adaputer のノイズ(リップル?)を例えスイッチング方式であっても十分に低減できると考えていましたが、上記はノイズ(リップル?)低減効果は薄いのでしょうか? >>定電圧回路の使用が必要です。
その上でノイズ対策のためにフィルターを設けてください。
ACアダプタをトランス方式にする必要性は何もありません。<< ———私はトランス方式AC-adaputer はノイズ(リップル?)がほとんど無いと認識していましたが、トランス方式はほとんど「定電圧回路を内蔵していない」ものばかりで、負荷が掛からない状態での電圧が高いので心配していました。その電圧が高いときにレーザモジュールを破壊するのでは無いかと心配していました。 レーザモジュールに「定電圧回路を内蔵していない」トランス方式AC-adaputer を用いることをその為に躊躇っていました。 http://www.geocities.jp/fried_turnip/fz5tp75j13.png(2) に於いては私が使用する予定は3V,出力300mW が上限ですので、(1) のような大きなコンデンサーは不要と判断してましたが、どうなのでしょうか? また、(2)に於いては整流ダイオードが用いられていませんが、整流ダイオードを入れるべきでしょうか? 良きアドバイス宜しくお願いします。

  • どうやって解くのかを教えてください。

    増幅器の問題です。 差動増幅器の2つの入力端子の両方に2Vを入力したとき、5μVの出力が得られた。 (1)同相増幅度は何倍か。 (2)同相増幅度は何dBか。 解き方を教えてください。

  • ブレーカ動作するでしょうか?

    電源がAC100V、出力がDC24Vの空調制御盤で、出力側に漏電が発生したとき、電源側の漏電ブレーカは動作するでしょうか?