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「執着」という日本語が持つニュアンスと自然な日本語の添削
日本語を勉強中の中国人です。 「執着」という言葉が持つニュアンスがよくわからないので、お伺いしたいと思います。 中国語にも「執着」という言葉があるのですが、ほとんど誉める時しか使わないと思います。でも、日本語の「執着」は何だか一途な、ストーカーっぽいニュアンスで、ほとんど貶す時しか使わないような気がします。私のこの感覚は正しいのでしょうか。 ある作品を読みながら、作者が光、真理、愛を強く求めていることが行間で読めました。その時に、中国語の誉める意味の「執着」を使って文を書きたいのですが、日本語として変に聞こえるかどうかとても気になります。 「作者が光、真理、愛への追求にとても執着していることに深く感銘を受けた」という下手な文が出来上がりました。この文はバランスが悪いだけではなく、文意も大変わかりにくいと思います。自然な日本語に添削していただけないでしょうか。 また、質問文に不自然な日本語がありましたら、ご指摘いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
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>日本語の「執着」は何だか一途な、ストーカーっぽいニュアンスで、ほとんど貶す時しか使わないような気がします。 ↓ ニュアンス的には、この認識が妥当です。用法としては、「金銭に執着する」等が挙げられます。 「作者が光、真理、愛への追求にとても執着していることに深く感銘を受けた」 ↓ ご質問の趣旨から外れますが、「深く感銘を受けた」という表現が最大の賛辞なので、あえて「執着」に類する誉め言葉を加えない方が簡潔な文になると思います。 例えば、「作者が光、真理、愛を追求していることに深い感銘を受けた」です。 なお、文意については、前後の文脈が関係するので、この一文だけで当否を判断できるケースではありません。
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- mabomk
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「執着」は前回答者皆様の通りです。 感銘を受けたがこの文章ではとても大事なところ、 何に感銘を受けたかというと 「その姿勢」「その姿」等々でしょうから (1) 「作者の光、真理や愛を求めるその姿に深く感銘を受けた」 (2) 「作者が光、真理や愛を求めるその姿勢に深く感銘を受けた」 (3) 「光、心理や愛を求める作者の姿勢は私に深い感銘を与えた」 備考:私だけかも知れませんが、「光」「真理」「愛」と並ぶ際は さいごに「や」「と」等を入れて、これで終わりですよと読者 に前もってお知らせします。 英語は特にそうですね。 I like playing baseball, football [and] tennis. (1)(2) 「の」「が」どちらでも使えると思いますが、一寸変化出ましたね。 (3)で主語を変えてみました。 私はこの書き方が好きです。「目的語」が先に来ているので、文章の 全文を完読しなくても作者の意図がはっきりすぐ分かるという意味 で。・ 質問者の日本語に特におかしい部分はないと思います。大変読みやすい 日本語文章ですね。
お礼
ご親切に教えていただき誠にありがとうございました。何に感銘を受けたかもっとはっきり言ったほうがいいのですね。また、たくさんの書き方を挙げていただき感謝しております。とても嬉しいです。繰り返し繰り返し読みます。大変参考になりました。がんばります。本当にありがとうございました。
- IXTYS
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Awayukiさん、 こんにちは。 > 中国語にも「執着」という言葉があるのですが、ほとんど誉める時しか使わない。 そうなんですか。 私たち日本人にはとても貴重な情報です。 国語辞典では、一つのことに心をとらわれて、そこから離れられないこと、となっています。 どちらかというの『マイナス』のイメージがあるようです。 あなたの日本語への感受性は素晴らしいですよ。 私も#1さんと同じで執着という言葉は使わないでも十分に伝わっていると思います。 「作者の光、真理、愛へのあくなき追求に深い感銘を受けた」 日本語が上達されていくようすを嬉しく拝見しています。 がんばって下さい。
お礼
IXTYSさん、こんばんは。いつもお世話になります。ご丁寧に回答していただき誠にありがとうございました。やはり「執着」はマイナスのイメージなのでしたね。たぶん中国語の古文の知識と関係があります。大変恥ずかしいです。中国語の古文の勉強不足でした。例文も大変参考になりました。「あくなき」は私にとって新しい表現です。覚えておきます。励ましていただきありがとうございます。焦らずにゆっくり進もうと思います。これからもよろしくお願いいたします。日本語の勉強、がんばります。
- tanuki4u
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中華民国になる前の中国からの留学生が日本に来て、 「古文がある 古文がある」 と騒いだそうです。 つまり、日本人が中国から漢字を受容した時代、中国での漢から唐の時代の漢字の用法が、そのまま使われていたそうです。 また、ブラジルの日本語は、明治時代の用法が残っているそうです。 なんとなく 思い出した。
お礼
再びありがとうございます。言葉は時代とともに発展するのは避けられないと思いますが、【乱れる発展】にならないことを常に心がける必要があります。大変参考になりました。本当にありがとうございました。
- tanuki4u
- ベストアンサー率33% (2764/8360)
「作者が光、真理、愛への追求にとてもこだわっていることに深く感銘を受けた」 執着する の代わりに こだわっている ですと、現代の日本では誉める意味になります。 こだわる GOO辞書より (1)心が何かにとらわれて、自由に考えることができなくなる。気にしなくてもいいようなことを気にする。拘泥する。 「金に―・る人」「済んだことにいつまでも―・るな」 (2)普通は軽視されがちなことにまで好みを主張する。 「ビールの銘柄に―・る」 (3)物事がとどこおる。障る。 「脇差の鍔(つば)が横つ腹へ―・つていてえのだ/滑稽本・膝栗毛 6」 (4)他人からの働きかけをこばむ。なんくせをつける。 「達ておいとまを願ひ給へ共、郡司師高―・つて埒明けず/浄瑠璃・娥哥がるた」 3と4は古文になります。 1の意味が、ちょっと前までは主要な使い方でしたが、今は2の意味でもっぱら使われています。さらに、説明では「軽視される」とありますが、現代の日本語では 専門家なればのこだわり とか 道を究めた人ならではのこだわり というように、一般人には軽視される という意味で使われています。
お礼
以前も大変お世話になりました。昨夜夜遅くにもかかわらずご親切に教えていただき誠にありがとうございました。「こだわる」だと誉める時でも使えるのですね。でも、「こだわる」でも、やはり中国語の「執着」とは違うようです。中国語の「執着」は「普通は軽視されがちなことにまで」、「一般人には軽視される」などの悪い意味はないように思います。しかも、抽象的なもの、愛、真理などに使うのは普通です。参考になりました。本当にありがとうございました。
お礼
昨夜夜遅くにもかかわらずご親切に教えていただき誠にありがとうございました。日本語の「執着」はやはり貶す時に使う言葉だったのですね。文の書き方も大変参考になりました。本当にありがとうございました。