- ベストアンサー
加工硬化について
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
「加工学的な視点」というのが良くわかりませんが、ミクロ組織学的な視点と、もう少しマクロな視点からお答えいたします。 金属は結晶でできていますが、針金などは「結晶」という言葉のイメージにそぐわないくらい、簡単に曲げる、つまり塑性加工をすることができます。これは、結晶の中の原子の並びそこね、しわ(転位っていいますが)が加工によって増殖、移動をするからです。このように塑性加工が進むと増殖した転位が結晶中に貯まるわけですが、だんだん転位が込み合ってくると、互いの相互作用や、極端なときは2つの転位が1つになるなどして動きにくくなる、つまり堅くなるわけです。「針金を折る」というところまで行うとこれは「(低サイクル)疲労」と呼ばれる現象で、破断後の針金には転位がいっぱい含まれます。 もう少し視点を変えて、金属の丸棒の引っ張り試験をイメージしてみてください。材料に力を加えていくとやがて塑性変形がはじまり、変形した部分はちょっと細くなり、試験片を引張る力を各部分の断面積で割ると、くびれた部分は他の部分より、ちょっと応力が高くなります。もしこの部分に、加工硬化がなければいったんくびれた試験片はその部分からどんどん変形してすぐに切れてしまいます。実際の金属は、塑性変形が始まってからくびれ始めるまでに少し余裕があります。加工硬化があるために破壊が一挙に進まない。このことは構造材料としての金属のもっとも優れた点の一つです。
関連するQ&A
- SUS304の加工硬化
SUS304の加工時のトラブルの原因の1つとして加工硬化が、よく聞かれますが 加工硬化による硬度は、どれぐらいなのか教えてください。 またS45CやNAK55(調質鋼)も加工硬化は、発生するのでしょうか。
- 締切済み
- 旋盤
- 薄板の貼り付けと加工後の剥離
材質SUS430サイズ150mm×150mmt1.0mmの薄板を170角t10mmの鉄系材料に貼り付け薄板に深さ精度±3ミクロンほどの微細なドット加工を行い精度に影響させないで剥がしたいと考えてます。 問題は接着方法で、板の間に接着剤などを入れると薄板の平面度に影響が出て加工精度が出ないと思います。ですのでたとえば1-2ミクロンの厚みで均一の固定材を板に塗布して接合し、加工後、たとえば熱をかけると剥離するというような接合方法をどなたかご存じないでしょうか?
- ベストアンサー
- マシニングセンター
- ステンレス部品を加工してくれるところ
個人で試作レベルの小口でステンレス部品を加工してくれるところはないでしょうか? 数センチ程度のブロックものや20φ以下の棒材の加工程度です。 薄板のようなものは加工してくれるところやアルミならあるんですが・・。
- ベストアンサー
- DIY(日曜大工)
- アルミ薄板加工のやり方
アルミの0.3ミリの薄板を加工しなくてはならないのですが、 予行演習としてジュースの空き缶で実験した所、全然上手く出来ませんでした。 ホームセンターで買ってきた材料は失敗できないので、 コツとかあったら教えて下さい。 やりたいのは 1.リクライニングした椅子くらいの角度(120度くらい)に曲げる。 例えば、「3時50分30秒のアナログ時計の針の配置」で線を引いて、 3本共を谷折りにしたいです。 コンパスの針でケガキ線(言葉を誤解してるかもです)を入れたら 折れてしまいました。 2.180度くらい折り曲げる 折り返す?感じです。 「はぜ組み」をやりたいのですが、ぎゅっと曲げると、 ケガキ線を入れてなくてもぽきっと折れてしまいました。 3.太さ1ミリくらいの針金を芯に入れてふちを補強。 針金は「q」の字のマルの部分に巻き込むように 本に書いてあるのですが、これは何と言う加工ですか? 名称が分からず、検索も出来ず…。 金属のバケツのふちの加工みたいな感じなんですが… 折り曲げすらできてないので、どうしたらいいか想像もつかない。。 文面からもお分かりかと思いますが、ド素人です。 アルミ素材を触るのも初めてです。専用?の道具もないです。 アルミ缶を使ったせいでダメだっただけで、0.3ミリの板だと、破断したりしづらいですか? 少し図書館で調べたりもしたのですが、はぜ組みという言葉が判明したくらいで、 具体的なことがサッパリでした。 出来は「大体」で充分です。多少いびつでも曲がっててもOKなんですが、 立体的にした形をキープしたいので、破断してぐらぐらするのだけはダメです。 こういう加工を紹介している分かりやすいサイトとかでも結構です。 「3.」の加工の名称だけでも…よろしくお願いします。
- ベストアンサー
- その他(趣味・娯楽・エンターテイメント)
- 加工硬化指数
加工硬化指数について質問なのですが、 加工硬化指数はある一定の金属における固有の値と認識しています。 材料が加工などを受けてもこのσ=Kε^nに従い硬化していくため、加工を加えてもnは変化しないと私は考えています。ただ、この考えだと、同じ材料をスタートとする焼鈍材と焼鈍材に加工を加えた加工材においてもどちらも同じn値を取るはずとなってしまい、結果どちらの材料も同じ均一伸びを得る事になってしまうとの考えに至ってしまっています。 これは明らかに現実とは異なっているので何が違うのかよく分からなくなってしまい、設計プログラムが作れなくなっています。 どなたかどこが間違っているか分かる方いらっしゃいませんでしょうか?
- ベストアンサー
- 金属
- sus304の加工硬化
せいと申します。良く利用しています。 以下のことについてお聞きします。どなたかお教えください SUS304を冷間加工すると加工硬化を起こしますが この時に炭素が増えるのでしょうか。
- 締切済み
- 金属
- SUS304 薄板(t1.0mm) 抜き切り加工…
SUS304 薄板(t1.0mm) 抜き切り加工の工具選定 材料 SUS304 薄板(t1.0mm) 機械 マシニング(ファナック30番テーパー) 製品寸法 Φ30.0程度(交差±0.05) 加工数 50個程度 抜き切り加工工具選定での質問です。 抜き切った際、材料裏に固いバリが発生し、 それが原因で材料を押し上げてしまい、 加工不良が多発してしまい困っております。 現在、日進工具のMSE230・Φ2を使用していますが、 刃物の持ちも悪く、他社メーカーを選定中です。 何かよい工具を探しております。 小径刃物(Φ2)で、コーティングなど SUS304に合うものを希望します。
- ベストアンサー
- マシニングセンター
お礼
回答どうもありがとうございます。質問が少しおかしくて申し訳なかったのですが答えていただけて問題の答えが良く分かりました。